「ワンルームエンジェル」感想
かつて、こんなにむさ苦しくて小汚なくてピュアで美しい物語があっただろうか? 本当にジャケ買いして大正解!…心につき刺さる最高の一冊だった。 死んだ目をしたガラの悪い30代男と美少年の天使。いっけん何の接点も無さそうな2人が、成り行きで不思議な同居生活を始める。そして物語は思っても見ない方向へと展開していき…。 読み終えた後、何故だか背中を優しくソッと押された気分になった。
【電子限定!秘密のセリフ入りネームを特別収録!】BL臨界点! 人生投げ気味のヤカラ男×感情シェア天使――。人生の光と闇を紡ぐ、はらだ史上、最も優しい物語。趣味なし、友人なし、恋人なし。生きる価値、なし。惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀(30代)は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」を見た―――。お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、天使をしばらく家に置くことに。突然はじまった奇妙な同棲生活だったが天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせて――。あなたは、この関係をなんと名付けますか? デビューまもなく、自身が執筆した短編「止まり木」をセルフリメイクした意欲作!
いやまて、いつも清いような気がするぞ。
まいいや。
そんなことよりもう、尊い。
最後とかもう・・・良かったです。良かった。
元々ないけど語彙がどっか行く。
久しぶりにBL読むぞーとちょっと鼻息荒かったかもしれないんですがそういう次元ではなかった。
臨界点、なるほどです。
はー、よかったなぁー・・・