名無し
世界的にも珍しい不老不死の摂血腫という体質を持つ人間が存在する世界。いわゆる吸血鬼にあたるものだが、ある日それを宣告された17歳の少女・るるが主人公。特殊な設定だなと思ったのが、人の血を吸うことは基本的には犯罪だけど一度に大量に吸血するとその人の「記憶が伝承」されるため、後継者がいない文化や技術をなくさないために存在する職業「記憶伝承士」には吸血行為が認められているというもの。るるは摂血腫を宣告された直後に工芸を専門とした記憶伝承士・エドに出会い、その世界の魅力を知ることになる、という話です。
なにせ不老不死ですから、るるのこれからの人生を考えるととても壮大な気持ちです。ちなみにエドは250歳以上らしい。