30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠
一言で決まる生き方
壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている ミナモトカズキ
表紙のイメージと内容がちょっと違ったかな。 認められたいという気持ちで、一生懸命にかき続けて壁サーを維持してるのはすごい。 同級生がアイドルにいることもすごい。 お互いの一言で今の人生が決まっているなんてドラマチック~。 一巻では、BL感はあまりなく青年のとある日常な感じでした。 登場人物も濃ゆい方ばかりなので、これから面白くなっていく感じがします。 周りがかかわって二人の関係がどうなっていくのか気になります
面白い!けど、主人公の猫屋敷くん(ペンネーム・骨肉)と、その幼馴染でアイドルの一星くんのキャラがなかなかに癖が強くて、山田さん(猫屋敷くんの同級生で腐女子&同人作家。たまに骨肉のスペースで売り子やる)がいなかったら読めてないってくらい、も〜めんどい自意識の集合体ッッッッッッッッ!!!山田さん、いつもありがとうね…
骨肉さん、自分の漫画を一星のアイドル人気に負けないくらい世間から認められたい!!というどデカイ目標があるにも関わらず、ファンに対して塩(といえないほど酷い)対応なの意味わからん…。
でも認められたい一方で、自身もゲイであり、さらにBLエロ同人誌を描いてることなんて、おおっぴらに言えるわけないという切ない葛藤は痛いほど伝わる。
一星の方も、気味悪いくらい前向き思考の明るい青年で「なんだこいつ」と思いながら読んでたんですけど、猫屋敷くんに異常なほどの信仰ともいえる執着があるような描写があったので、ちょっと2巻以降さらにおもしろくなりそうな予感。