名無し1年以上前編集アンリミで読める昔の少女漫画を探していたら見つけたやつ。とにかく絵が柔らかくて可愛くて素敵だなぁと読んでいてたら、なんと、あのイタKissの多田かおる先生の短編(1986年刊行)でした。納得です。 春子の茂太への中学生らしい可愛らしい片思いのそばで、高校生の姉とバンドのボーカル・真吾の大人な恋が繰り広げられその対比がすごく素敵でした。 今回この作品を読んでみて、やはり昔の少女漫画の主人公って難があってそれが面白いんだなと改めて感じました。 セーラームーンの主人公うさぎは可愛いけれど泣き虫でわがまま。 この主人公・春子もどんくさくて、初めて会った時茂太のことを内心バカにしたくせにそのことをあとで反省したりしないし、好きな人が茂太の悪口をいった時に曖昧に同調しておきながら、あとで本人にバレた時に誤解だなんてのうのうと言ったり。 この読んでいてイライラさせられる、子供っぽい難があるところこそが人間味でありドラマを作っているんですね。 本編の隅にある作者のコメントのコーナーでは、今作のキーワードがバンドであるということで、爆風スランプやレベッカなど多田かおる先生がご自分の好きなバンドについて語っていらっしゃり、それもまた読み応えがあり面白かったです。0わかるfavoriteわかるreply返信report通報
アンリミで読める昔の少女漫画を探していたら見つけたやつ。とにかく絵が柔らかくて可愛くて素敵だなぁと読んでいてたら、なんと、あのイタKissの多田かおる先生の短編(1986年刊行)でした。納得です。
春子の茂太への中学生らしい可愛らしい片思いのそばで、高校生の姉とバンドのボーカル・真吾の大人な恋が繰り広げられその対比がすごく素敵でした。
今回この作品を読んでみて、やはり昔の少女漫画の主人公って難があってそれが面白いんだなと改めて感じました。
セーラームーンの主人公うさぎは可愛いけれど泣き虫でわがまま。
この主人公・春子もどんくさくて、初めて会った時茂太のことを内心バカにしたくせにそのことをあとで反省したりしないし、好きな人が茂太の悪口をいった時に曖昧に同調しておきながら、あとで本人にバレた時に誤解だなんてのうのうと言ったり。
この読んでいてイライラさせられる、子供っぽい難があるところこそが人間味でありドラマを作っているんですね。
本編の隅にある作者のコメントのコーナーでは、今作のキーワードがバンドであるということで、爆風スランプやレベッカなど多田かおる先生がご自分の好きなバンドについて語っていらっしゃり、それもまた読み応えがあり面白かったです。