十人十色の男の友情を描いた短編集
こういう人はどうせこうだから、といった固定観念を取り払って視野を広げてくれるようなお話が多いです。 ゲイ、どんくさい奴、不良など、その人の内面を見ようとしないで勝手に距離を置こうとするけれど、ふとした時に相手の人間的な部分に触れることで、自分の方が見ようとしてなかっただけなんだなと気づき、ちゃんと向き合ってみようと一歩踏み出すキャラクター達に、自らの振る舞いや凝り固まった考えを振り返るきっかけをもらえた気がします。 各話の後日談もしっかり描かれています。
忘れられない人生最高の出会い―― うれしくて胸が高鳴る、男6組12人の物語。塾通いの高校生と夢見るゲイ おっとりとせっかちの男子高生 サラリーマンとハワイの青年 孤独な図書委員と問題児 国語教師と愛犬家のヤンキー アニメ好きの伯父と生意気な甥 大切な人との出会いを通じ心がゆたかに変化していく… “ぼくたち”の希望の物語。※それぞれの出会いのその後を描くエピローグ「AFTER」も収録。※電子版は「旅の思い出イラスト」3枚と「STRANGE」の2人が登場する特典漫画を収録。
なんて独特な感性!
なかなか選ばないような二人を選んで描かれるんだな〜と言う印象です。
どのキャラクターも個性があってどこか妖艶だったり不甲斐なかったり素敵です。
まず絵がいい。
高校生とゲイとか遠いような存在なのに距離が縮まって屈託無く笑う二人を見てると多幸感を感じてきます。
1話1話なんでもないような日常なんですが登場人物がいいのですごく魅力的な話。