無人島サバイバル社畜ラブコメ
無人島サバイバル社畜ラブコメディ。 サバイバルの知識と社会人の心得を学べて、さらに胸キュンもあります。要素が多いけどテンポが良くてとても読みやすいです。 不幸な偶然が重なって無人島に流された新卒社員・小松と鬼上司・古藤部長。 無人島でも朝礼&終礼は欠かさず、目標を立てて課題に取り組みます。 取引先の社長もなぜか遭難中で接待したり、生意気な部下が現れたり……めちゃめちゃサバイバルしてるのにお仕事漫画として読めちゃうのが不思議です。 小松を女性として意識しながらも、眼鏡とネクタイで自分を律して上司の振る舞いをする古藤部長が最高です。上司としても男性としても素敵です。一緒に遭難したいかもしれない。
新人研修のさなか、なんやかんやあって無人島に漂着。島には部長♂️とと新入社員♀️が2人きり、何も起きないはずがなく…
と思ったら、何も起きないどころか部長は会社での働きぶりと変わらずだし、というかサバイバル生活なのにずっと社会人精神を全面に押し付けてくるし、しかもなぜか取引先の社長が現れて接待が始まるし、会社にいるのと全然変わんないんですけど!?
という予想外の切り口で真っ直ぐにコメディしてる作品。
ニクいのは一応牛歩のようなペースでラブコメ展開も進んでいること。しかも部長が新入社員の小松をちゃんと女性として意識してる描写が(超小出しだけど)あったり、展開が進むごとに部長が微細ながらツンデレの波動を放ち始めたりして、「あれ、この作品ってもしかして本当にラブコメだったりする?」と思わせてくる。そんな仄かな期待を抱きつつ、当分は全速力の社畜コメディマンガとして楽しく読んでいられそう。
1巻まで読了。