友達甲斐がないと泣いた顔と最後の泣き顔の対比もよき
ありがちな話だけど、キャラが可愛い
マイスウィートガールフレンド 雪由宇
趣味も特技もない普通の女子高生・桃と、放課後は小説の新刊を買い、レトロな喫茶店で珈琲を飲み、古着屋、レコード屋をハシゴするクラスメイト・緑の卒業までの眩しい日々を描いた読切。 凸凹コンビの友情を描いた作品は数多くあれど、これの魅力はキャラの可愛さだと個人的には思いました。全体の画力は高くないですが、女の子を描くのは上手です(好みの問題ですが)。
ピュアで人懐っこいが自分に自信のない桃ちゃんと自分を持っているが為に他人に無関心にも見える緑ちゃんのお話
最後の「そのままの桃ちゃんが好き」と言われた桃ちゃんの不意をつかれた(肯定された驚きと喜び)泣き顔と桃ちゃんに自分を伝える為に勇気を振り絞った緑ちゃんの顔が並ぶシーンが心に沁みました
桃ちゃん(自信がない)と緑ちゃんの性格(人に干渉しないが否定もしない)が自然な会話を通して表現されておりすっきりした絵も可愛らしく雪先生の次回作が気になります
甘酸っぱいガールミーツガール‼(月刊!スピリッツ2019年9月号)