断然、堕天作戦を推します!

あえて言えば、ジャンルはファンタジーSFで、戦記ものの群像劇。シンギュラリティ後の世界観の設定が見事で、緻密な設定をほぼナレーションなしで物語の進行と共に小出しにしていきます。キャラクターの多彩さや各々のキャラ立ちもすばらしく、斬新なコマ割りや演出があるかと思えばギャグも冴えている。

主人公は謎の解明のために動きつづけるんですが、それが徐々に明かされつつも、その答えらしきものが二転三転しておもしろい。まだ五巻分ほどしか連載されていませんが、濃密極まりない内容をもつ傑作だと思います。

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堕天作戦

堕天作戦

魔人と旧人類の永きに渡る戦火の中、魔軍の捕虜として捉えられた男がいた。その男の名はアンダー。歴史上15人しか確認されていない不死者だった。ありとあらゆる拷問、処刑を受けるも数日後には 再生するアンダーに業を煮やした業火卿ピロは、戯れに彼を気球で空の彼方に飛ばす処刑を思いつく――