sogor251年以上前編集血の繋がらない兄弟姉妹に恋する話は数あれど、血の繋がらない父親に恋するのはあまり聞いたことがない(パッと思いつくのはうさぎドロップくらい?)。そしてそんな報われない女性に恋する男性キャラというのもよくあるパターンだけど、相手の気持ちについて最初から把握した上でそれでも好意を寄せてくる男性キャラというのもレアな気がする。そんな2つの要素が組み合わさり、しかもそれぞれのキャラが相手に対して思いやりを持ちすぎるがあまりに気持ちがぶつかることがなく、その結果として主人公の周の感情はどちらにも行けずに苦しくなっていく。 周に素直に感情移入すると血の繋がらない父親・亮太と結ばれる未来を望みたくなるけど、亮太が周のことを完全に娘としか見ていなくて、どうしても好意を寄せる同級生・蓮己のほうを応援したい気持ちが生まれる。その辺りの読者と登場人物の感情のズレも物語の切なさを増す要因のように思う。 1感まで読了1わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじせつなすぎる、お義父さんへの叶わぬ恋――… 久郷周は幼い頃にお母さんを亡くし、血のつながりのない義父・亮太と2人暮らし。成長するにつれて、お義父さんを「好き」なことに気がついてしまう。亮太への恋心を抑えられない周は、セックスしたらお義父さん以外の人を好きになれるかもと、チャラ男で有名な蓮己を誘うけど…… 痛切で、切実な恋に、息ができない。大切な人へ、切なすぎる「好き」の幸せな精算を、切に願う―― …衝撃、禁欲、号泣の第1巻スタート!!続きを読む
血の繋がらない兄弟姉妹に恋する話は数あれど、血の繋がらない父親に恋するのはあまり聞いたことがない(パッと思いつくのはうさぎドロップくらい?)。そしてそんな報われない女性に恋する男性キャラというのもよくあるパターンだけど、相手の気持ちについて最初から把握した上でそれでも好意を寄せてくる男性キャラというのもレアな気がする。そんな2つの要素が組み合わさり、しかもそれぞれのキャラが相手に対して思いやりを持ちすぎるがあまりに気持ちがぶつかることがなく、その結果として主人公の周の感情はどちらにも行けずに苦しくなっていく。
周に素直に感情移入すると血の繋がらない父親・亮太と結ばれる未来を望みたくなるけど、亮太が周のことを完全に娘としか見ていなくて、どうしても好意を寄せる同級生・蓮己のほうを応援したい気持ちが生まれる。その辺りの読者と登場人物の感情のズレも物語の切なさを増す要因のように思う。
1感まで読了