グルメ漫画は多数ある。
ありすぎちゃってエスカレートし過ぎの感もある。
一つの料理を極めるために何十年も修業したり。
最高の食材を手に入れるために命を賭けたり。
大量の食材の中の数グラムしかない部位しか使わなかったり。
そしてそれらを食して美味さに感動して涙をながしたり。
人生を賭けた美食勝負のために嵐の海に船を漕ぎ出し
制限時間ギリギリに幻の魚を釣り上げて
常識外ではあるが高度な調理法を駆使し、
稀代の陶芸家の渾身の力作の器に盛り付け、
目を奪われる美しい料理を作り上げ、
それを食した人はあまりの上手さに涙を流す。
カエルやヘビを食べる話のほうが
流す涙にリアリティを感じてしまう(笑)。