全然面白くないって方もいそう
ですが、わたしはそれなりに楽しめました。 設定的には、作者自身が自らの過去を語る形をとっているのですが、掴みどころがなく、よく分かりません。いろいろなものの間で揺れ動くさまざまな感情をストレートに表現されただけのものなのかもしれません。 全1巻と短いこともあり、何か面白いストーリーだったりとか、読者へのメッセージがあるようなものではないですが、ジョージ秋山先生の作風のルーツが垣間見れるようで、わたしはそれなりに楽しく読みました。ごちそうさまです。
私は友人を殺した――で始まる、永劫の鬼才ジョージ秋山、衝撃の告白。妄想なのか、それとも現実なのか……。自身の混沌とした苦悩を綴った著者入魂の衝撃作――。