ラブホテルを舞台に描く恍惚と吐息の果て 舞台はどこよりも密な場所、ラブホテル。自分を守り、着飾った衣服を脱ぎ、裸の自分をさらす場所。男女はそこでどんな言葉を交わすのか――。社内不倫のカップル、結婚に踏み切れない熟年カップル、倦怠期の夫婦、先生と保護者、別れて数年経つ元カップル、ふたりとも経験のない高校生カップル、女性用風俗を利用した女性……様々な事情を抱えてそこを訪れる客たちの人間模様、愛の形を名手・都陽子が赤裸々に描き出した大人のラブストーリー。女性セブン連載中から大反響を呼んだ人気作品がついに単行本化!
その桜の木の下で愛を誓い合った恋人達は永遠に結ばれる…。そんな“伝説の桜の木”が近くにある高校で出会ったみゆきと優(ゆう)。伝説のとおりふたりは想いを打ち明けあい、キスを交わしたが、優は突然、みゆきに何も告げず渡米してしまった。そして、十余年後、大企業の経営者として日本に帰国した優が、再びみゆきの前に姿を現した…
45才、バツ1、独身、不倫中。そんな女流版画家・内田咲世子のもとに現れた、28才の青年・徳永素樹。彼との出会いは、気ままに思うように生きながら更年期障害に苦しめられ始めた咲世子を、少女のようにときめかせる。でも17才という年齢差は、彼女をどこか臆病にさせ……!? 石田衣良の人気小説を、吉田まゆみが完全コミック化! 女性セブン連載中の大人のための純愛ストーリー、待望の第1巻!!
音楽に触れると、演奏者の感情やオーラなどが視える能力を持つ高岡麻衣は、著名なピアニストの伯父・小澤一馬の家で、2才年下の少年・神崎奏と出会う。奏が初めてピアノを弾いたとき、麻衣には奏にピアニストとしての才能を感じる。そして2人は、幼いながらも惹かれ合うが、麻衣は父親の仕事の都合でロンドンへと旅立つ。そのとき、麻衣は小学6年生、奏は4年生だった。それから3年が過ぎ、帰国した麻衣は一馬の家で奏と再会する。成長した2人は、以前にもまして強く惹かれ合い、駆け足で大人の階段を上っていくのだった。
累計約1300万部のメガヒット作『花のあすか組!』を手掛けた漫画家・高口里純最新作。背中に翼をもがれたような傷を持つ医師・楊夜羽(ヤン ヨハネ)は、病院や美術館等を運営する龍王子(りゅうおうじ)家に、ある恨みを抱いていた。復讐を心に誓うが、N.Y.からの帰国便で須藤沙弥と出会い、強く惹かれ合って一夜を共にする。沙弥は龍王子家の美術館のキュレーターで、彼女と関係を深めることは、復讐の妨げとなると夜羽はわかっていたはずなのに…。原案は、俳優キム・ナムギルの名演が光り、大ヒット作となった日韓共同制作のドラマ『赤と黒』。日本を舞台に翻案された、美しい男と4人の女たちに愛と哀しみの復讐劇から目が離せない!
乃里子は31才、独身のデザイナー。ひょんなことから、金持ちでイケメンの剛と親密な関係に。恋の駆け引きを楽しむ乃里子だが、ひそかに慕う幼なじみの五郎にだけは、なぜか、うまく言い寄れないでいた…。オトナ乙女たちの純な心と大胆な行動を描いた田辺聖子の不朽の名作を、現代に生きる女性の気持ちを描く名手・花津ハナヨが完全コミック化! 古典にして最先端の傑作が、最強コラボレーションで誕生!!
江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。小見世・山田屋の遊女・朝霧は、美形の職人・半次郎と出会い、生まれて初めて恋をする。しかし、ふたりの再会は、遊女と客としてだった――。女性らしく鮮やかな官能描写が話題を集めた同名小説を、斉木久美子が瑞々しいタッチで完全ビジュアル化。遊女たちの切なくも華麗な恋物語が幕を開ける!
ラブホの上野さんが、都陽子先生の「これを愛と呼ぶのなら」について書評を書いています。「ラブホの上野さん」が好きなので、こちらも読んでみました。コロナ禍のことを描いていて、登場人物たちが皆マスクをしているのも新鮮。たしかに、ラブホテルって一番密な場所かも。ゾクゾクしました。 https://www.news-postseven.com/archives/20220327_1738303.html?DETAIL