ろくのとりがー
あらすじ
何者にも属さない孤高の殺し屋。彼について判明している情報はわずか2つ。左手に付けられた機械の腕「メカンド」を取り替える事により、別の人格を超えた「別の人体を」を呼び出す事が出来る。そして目的や状況に応じ、自身の姿と得物を使い分け…どんな依頼も「たった独りで」遂行する。
くちびるにうたをもりたいし
あらすじ
広い海に囲まれた離島の中学校。三年生になった少年少女たちが集うのは――合唱部。それぞれに、それぞれの事情を抱えた彼らは今、一つの「目的」に向け――――歩き出す。全国書店員絶賛!2012年小学館児童出版文化賞を受賞した話題の感動小説を、青く、切なく、鮮やかにコミカライズ!!
いもうとせんせいなぎさ
あらすじ
熱血教師物語『光路郎』から20数年――村枝賢一が現代の教室に挑む新たな「サムライ」教師が誕生!時を超えた“破天荒”の血脈が再び教壇に!!
漁師町にある坂上町高校に里帰り赴任してきた光路郎・オハラの教師生活を描いた『光路郎』。本作『妹先生』は『光路郎』から時が経ち、光路郎の妹の渚が坂上町高校の教員として新たに主人公を努めます。 人間関係も学校関係者や同級生たちでほぼ完結しているという…ある種箱庭的な世界観ですが、描かれるドラマはバリエーション豊富で飽きません。前作から引き続いて登場しているキャラクターたちの現在もしっかり描かれていて「みんなちゃんと大人になっている…」という感慨がこみ上げてきます。 渚を見守るベテランの光路郎という構図も頼もしくて、世界観が完成している感がありました。ラストでアメリカと繋がっていくところも『光路郎』オマージュなのかなと思います。 ふたりの主人公が紡いできた絆が光る、美しいラストでした。