ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<2728293031>>「好き」への否定を否定してくれる優しい物語 #1巻応援寿々木君のていねいな生活 ふじもとゆうき兎来栄寿『ただいまのうた』、『キラメキ☆銀河町商店街』、『シェアハウス金平糖北千住』などでお馴染みのふじもとゆうきさん最新作。 今回もまた、一際優しさが沁みる作品となっています。 長身で強面な主人公・寿々木薫(すずきかおる)は、見た目に反してお菓子作り、植物の世話、季節のてしごと、裁縫などが好きで得意な少年。 薫が高校入学の日に出逢った同じクラスの春名は、薫とは逆に小柄で美少女のようにかわいい容姿でありながら、柔道が得意で強い男子。仲良くなっていく対照的なふたりを中心に、薫の新しい希望に満ちた生活が始まっていきます。 薫は中学時代に自分の趣味嗜好を否定されハブられてしまっていた経験があり、自分のありのままを受け入れてくれることに新鮮な感動を得て行きます。そこが、何ともハートフルで読んでいてぽかぽかします。 私も思春期の頃にあまり他の男の子がやらないような花の水やりや料理や裁縫など家庭的なことをよくやっていましたし、好きなものを好きでいたら「キモい」と言われる悲しさもよく解ります。昔は今ほどオタクに寛容ではなかったですからね。 しかし、薫が同級生に外見に似合わない趣味嗜好をからかわれて家で凹んでいたときに ″「好きなこと」はこの先も薫を助けてくれる 絶対に大切にした方がいいよ″ と薫の母親が言葉をかけます。何と素敵な言葉でしょうか。好きを否定されて傷ついたことのある人には沁みるセリフでしょう。このお母さんだからこそ、優しい薫少年が生まれ育ったのだろうと思えます。 そして、好きを否定する人を否定してくれる新しい友も得ることができた薫。孫を見守る祖父母のような気持ちになります。 薫とは歳の離れた妹が通う保育園で働く桜子先生への恋や、その桜子先生も外見からでは解らない意外な面を持っているところ、またクラスメイトたちの恋愛動向など、これから面白く楽しめそうなポイントが他にもいくつもあります。 優しい世界の物語に触れたい方にお薦めの作品です。猫?猫を拾った話。 寺田亜太朗starstarstarstarstar_borderママ子ねこ?うん、ねこ 拾ったときはとっても小さくて、目やにで眼も開かない状態。 それが今となっては、小さくてつぶらなおめめが一つ…飼い主より大きくなった体に手のような尾っぽ・・・ 日々感じる違和感はあるものの、この子がいることでこころが癒されている。 隣の住人や会社の人にバレないかひやひやしながら不思議な大きな同居人との生活と続ける。 怖さと可愛さが絶妙さがいい! この先どうなるのか気になります。キュンキュンはしないけど、なんか面白い8億稼ぐ43歳の恋【特装版】 IKARINGstarstarstarstarstar_borderママ子幼いころの夢がかなって、順風満帆の43歳の金持ちの慎さん。 困っていた貧乏娘の舞を助けたことから、話は始まる。 モテモテだと思っていた自分は、15歳の小娘から見たらいつの間にか「おじさん」扱いされ衝撃を受ける。 恋?とは言わないけど、親子みたいなやり取りから慎さんのいいひとぶりがそこかしこに感じられます。 都会のおじさんと田舎娘のドタバタコメディ。ハッピーエンドです。ラーメン漫画であり、猫漫画。ラーメン赤猫 アンギャマンstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ動物が飲食店にいる時点で保健所というか衛生的にアウトでは?!と、映画「レミーのおいしいレストラン」と同じような感想を真っ先に抱いてしまいました。 なあに素っ頓狂なことを言ってるの。 フィクションだもの。 そんなこと言ったら、店にトラがいたら怖いだろ(向こうも怖がる)。 現実にはありえない設定が楽しいの! 抱いた感想を封じ込めます。 ネギ不使用、薄めたスープで味をみる、毛は気合で落とさない猫の店長。 製麺、配膳、なんやかんや店内の仕事は猫のみ。 猫が営むラーメン屋で、猫たちと一緒に働くことになった、犬好き社さんの仕事は裏方。 日常系といえば日常系。 ラーメン系といえばラーメン系。 猫系といえば猫系。 そんな穏やかな漫画です。 猫にも本気で対応する元極道オヤジとにゃん吉 片倉頼starstarstarstarstar_borderゆゆゆ極道だけど実は良い人系かと思いきや、猫が極道(隠居)の家で遊んでいる話でした。 極道のおっちゃんのナレーションから、悪意ある猫のように思えていたのですが、液体のようにうねる姿を見て気づきました。 猫は猫として猫らしく遊んでいるだけです。 気づいてしまうと、振り回されるおっちゃんを見て楽しめばいいのか、のびのび遊ぶ猫を見て癒やされればいいのか、どちらがより作品を楽しめるのか、悩んでしまいます。 ともあれ、生きがいがなくなって、ぼーっとするよりは、いつもと違う刺激で生き生きしているほうがいいですね。凄腕スパイ、里親になる。SPY×FAMILY 遠藤達哉mampuku「月華美刃」の遠藤達哉先生が新連載。 https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156648240735 画力や設定の作りこみ等クオリティは高いものの、ストーリーはじっくりで地味な印象だった「月華美刃」。比べて今回はおじさん(おにいさん?)とロリ、家族の絆といったベタでキャッチーな路線です。 「ちち」呼びは可愛いのですが、「ぽっかぽか」を思い出しますね(歳がバレる……冴えない男の話モテキ 久保ミツロウstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi映画にもなったモテキ。先に映画で見てしまったのですがとても楽しかったので漫画もと読みました。 漫画の方が細かく書いているので楽しかったです。 さえない主人公にいきなりモテ期到来して、それまでの人生ではあり得なかった手つなぎとか色々あるので、つられてドキドキしちゃいますww 主人公が全然イケてないのにチャラいところも(笑) ストーリーも絵も凄くしっかりしてるので面白いです! ドラマも忠実GTO 藤沢とおるstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi本暴走族の鬼塚が教師をする話です。 有り得ない滅茶苦茶な教師鬼塚に一度は先生になってほしい、と思うはずです。 普通に死ぬことばっかやってます。普通に捕まる事ばっかやってます。だから笑えるのかもしれないです。 ギャグばっかりだけど、その中で人生に大切な事が描かれています。 ドラマ化やアニメ化したのも納得できますね。 個人的には「ポリシーですから」って台詞が印象的です。引きずり込まれるマサルさんワールドセクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん うすた京介starstarstarstarstar_borderゆゆゆ何故か二巻の表紙だけ記憶に色鮮やかに残っています。 今読み直しても独特のテンション、キャラクター、世界観。 勢いにつられて読んでしまいます。 何を言ってるんだろうと思ったらネタバラシも早々にしてもらえ(メソ以外)、やさしいギャグ漫画です。 髪の毛や変人っぷりに目がいって、それからフーミンや真茶彦といった顔が整ったキャラクターが多いので見逃していたのですが、マサルさんも濃い顔系ヒーロー顔なんですね。 そういえば、漫画で格闘技を学べるの?!と思って読んでいたら、実演された格闘技がとっても真似しづらい格闘技だったので、フーミンと一緒に「えええ!!!」となったのを、ふと思い出しました。 クラスメイトにいたら嫌だけど、隣の隣のクラスならいいかな。娘娘かわいいまんゆうき~ばばあとあわれなげぼくたち~新装版 漫☆画太郎starstarstarstarstar_borderゆゆゆ漫☆画太郎先生の絵本をみて、先生を何で知ったんだろうと考え、思い出したのが「珍遊記」&「まんゆうき」でした。 「まんゆうき」を見たときはびっくりしました。 すっごくかわいい女の子が出てきます! そういうキャラクターも描けるんですね!! 漫画家の先生はいろんな絵が描けて、やっぱりすごいなあ。 と思っていたら、かわいい見た目のキャラクターでも、扱われ方は他のキャラクターと同じように突然殴られたり理不尽でした。 かわいい見た目のキャラクターは、少し天然な女の子娘娘。 その娘娘が仕えるのは、ラスボスを超えるラスボスのような存在の萬々。 萬々だけでもおもしろいのに、娘娘が登場するため、スパイスが加わって、おもしろさは格別です。 ゲンさん(31)、ケンヂ(19)アゴなしゲンとオレ物語 平本アキラstarstarstarstarstar_borderゆゆゆアゴナシ運送を営むゲンさんと、雇われっ子ケンヂ。 お馬鹿な大人たちのやりとりをアハハと笑って楽しむ漫画です。 ティーンエイジャーなころは大人な下ネタが炸裂する漫画のひとつと思っていました。 大人になって読むと、ゲンさんの言動に嫌な上司の言動が重なって、暴れ者モードのゲンさんへの苛立ちが増しました。 大人って、こういう気持ちで読んでたのかと、少し勉強になりました。 そしてお馬鹿な大人と書きましたが、ゲンさん32歳、ケンヂ19歳だそうです。 大人とはいえ、まだそれほど年配ではありません。 やり直しもまだ容易な年齢です。 コンボイケーキやおつきさんについても何か書こうと思っていたのですが、あらすじに書かれた年齢を見て、「ケンヂ、君はまだやり直せるはず」「ちぃちゃん(ケンヂの彼女)、こいつ変わらないなら逃げて!!」という気持ちが渦巻いてしまい、感想がまとまらなくなってしまいました。 やっぱり読み手が大人になると、感じることは違いますね。 ページをめくってももじゃもじゃアゴナシ太り気味の中年中年中年‥ ですが、おもしろいですよ。不憫可愛いという新ジャンル姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い 安田剛助六文銭負けヒロインの不憫さがこんなに可愛いく描けるなんて思わなかった。 幼馴染みは負けフラグなんていいますが、そんないわゆる「負けヒロイン」の要素をすべてもった姫ヶ崎櫻子。 何やっても想い人・三森夏樹には届かず、真剣に扱われず、むしろコミカルになってしまう。 ラッキースケベも、見飽きたレベル。 ぽっと出の転校生である榊雪菜は、黒髪清楚で、謎な親の都合で夏樹と同棲することになるといった、正ヒロイン感がむんむん。 姫ヶ崎の空回りっぷりも面白いのですが、 どこかズレている榊雪菜との二人のやりとりがとにかく面白い。 姫ヶ崎が究極的に何もわかっていないのが(何がわかってないかは本編1巻で出てくるので確認してほしい)、より面白い。 不憫可愛いというのも、よく分かる感じ。 もうすでに負けているのか、勝っているのかわかりませんが、ラブコメとしては好きな部類でした。 ラブコメのドタバタした感じが好きな人はハマると思います。アホなキャラもりもりの異世界コメディこの素晴らしい世界に祝福を! 三嶋くろね 渡真仁 暁なつめstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ車に轢かれそうになった女の子を助けた主人公、助けたけど車はトラクターで女の子はむしろ突き飛ばして助けたおかげで骨折、主人公はトラクターに轢かれると思ってショック死、そこから異世界に転生と初手からだいぶアホな内容で始まる 転生特典は無理矢理神様連れていき、登場キャラは全員アホなやつばっかで、どれもネタに溢れたコメディ要素もりもりな内容 ストーリーは面白いが、個人的にはコミックはいまいち... アニメ1期は見たが面白かったが、コミカライズとしては可もなく不可もなくだったので、アニメや原作ラノベをオススメしたい 猫のユキポン、お仕事事情ユキポンのお仕事 東和広starstarstarstarstar_borderゆゆゆヤンマガ本誌で見つけた、猫とお姉さんの漫画。 何故かしゃかりき働くしっかり者の猫ユキポン、恋愛性で酒飲みな飼い主のあけみちゃん。 一話あたりそんなに長い話でもないので読みやすく、がんばるユキポンを見ていたらいつの間にか一話読み終えている、そんな漫画だった。 いやしかしまさか、あけみちゃんの一言が原因で働き始めただなんて。 でも外出が多いなら、そうしないと食事にありつけなかったかもしれない。 そして、いるだけでかわいいと自分から言ってしまう猫も猫。 酔っ払って許さぬあけみちゃんもあけみちゃん。 一話目からなかなか良いコンビだった。転生系モテモテ劣等眼の転生魔術師 ~虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く~ 峠比呂 柑橘ゆすら ミユキルリア 猫箱ようたろstarstarstarstar_borderstar_borderゆゆゆ小説家になろう発俺TUEEEE系コミカライズ作品です。 瞳の色で魔術の適性が分かる社会。 魔族と同じ瞳の色、大器晩成型の魔術タイプ。 強力な力も偏見を冗長させるだけ。 より理想的な社会を求め、転生する主人公。 どこかで聞いたことある設定だなと思ったら、「失格紋の最強賢者」だそうです。 両方コミカライズ(あちらはアニメ化も)されているとは、すごいなぁ。 転生してトラブルありつつも、ほのぼのモテモテ日常系の物語かと思ったら、突然バトルメインの展開&過去の回想になり、少しびっくりしました。 これから、どうなるのでしょう。こんな浪人生いるんかゆるめいつ saxyunstarstarstarstarstar_border野愛浪人生が全員こんなんだったら世界から争いがなくなりそう。でも文明もなくなりそう。 いいか悪いかわからないけど、楽しそうだからいいんだと思う! 金はない、時間はある、でも勉強する様子はない! 新米浪人生のゆるめとベテラン浪人生たちがゆるく怠惰な生活をおくるお話。 本物の浪人生に読ませたら白目剥いてぶっ倒れるかもしれない、それくらい何もない何もしてない4コマ。 これが高校生だったり大学生だったら平和すぎてゆるすぎて何も残らないかもしれないけど、浪人生だからほんの少しヤバさがアクセントになって面白いのかもしれない。 勉強に疲れすぎたら読んでください。とりあえず生きてさえいりゃなんとかなるのかもしれません。 島生活に憧れるばらかもん ヨシノサツキstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi都会から島生活へシフトチェンジして、最初は戸惑いながらも、島の人たちとの生活の中で、自分を見つめ直し変わって行く 半田くんです。 特になるちゃんのから知らない間に人生を教えてもらってる感がとにかく、元気で無垢ななるちゃんが可愛いくてサイコーです。 私も島生活したくなりました。癒し犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉starstarstarstarstar_bordermotomi素直でかわいい犬くんの全力の可愛らしさと企んでいそうな猫さんが時折見せる嫉妬の眼差しに心を持っていかれます。 作者さんの2匹への愛情が溢れていて毎回癒され、笑わせてもらっています。 犬猫すきだけど飼った事ないので読みながら飼い主になった疑似体験をしています。 めちゃくちゃ癒されます。普通におるがな見える子ちゃん 泉朝樹starstarstarstarstar_borderNanoヤバイ幽霊がくっきりはっきり見えてしまうみこちゃん。これ昔Twitterで見た気がするんですが9巻まで出てたとは。せっかく幽霊の日なので幽霊が出てくる漫画を読んでみました。ガチホラーではなくコメディ多めで読みやすい!けどちゃんと絵怖い。 普通に当たり前のように幽霊が日常生活にいる。しかもみこちゃん以外見えてない聞こえてない…嫌だし怖すぎる。みこちゃん頑張れ…と思いつつ、毎回かわし方が面白くて笑えちゃう。プロレス見て誤魔化すの好き。あとみこちゃん想いの弟恭介くん好き!!可愛いねえ!! あとがきまで見たけど本当にTwitterからの連載開始だったみたいで、なんだか久しぶりに再会した気分になれてよかったな~。 甘くて強い。アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~ 【完全版】 杉本亜未まみこ※ネタバレを含むクチコミです。目力が強い望郷太郎 山田芳裕starstarstarstarstar_borderゆゆゆ冒頭のこの表情、どういう感情なんだろう。 左上を見るのは思い出すときというけど、そうしたあとの真上。 表情がみんな変わらないように見えて、目元の表情がよく変わる。 寒いから、口元はあまり動かないのだろうか。 あまりにも目の表情が変わる(変わらなさすぎることもある)ので大変顔がにぎやか。 言葉は多くないのに、「目は口ほどにものを語る」というのはこういうことかと、思わず膝をつく勢い。 もともとタイトルは聞いたことがあって、どうしてこの人はもの悲しい顔をしているんだろうと思っていたけど、まさかこんな漫画だとは思わなかった。 縄文時代から弥生時代への変化は、こういう感じだったのかなぁと思いながら読んでいる。 若い青少年が初期化した世界を行脚するのではなく、おじさん一人というのが哀愁溢れ出て、またおもしろいと思う。下ネタに抵抗がなければ楽しめるギャグ漫画よんでますよ、アザゼルさん。 久保保久 シマダヒデアキ(LocalSupportDepartment)六文銭アニメもあって途中巻まで読んでいたのですが(12巻)、そういえば最後どうなったのかな?と思い一気に読み直してみました。 悪魔を使役し依頼人の課題を解決する探偵・アクタベ。 その助手、佐隈りん子はひょんなことで、アザゼルという淫奔(要はエロい)の悪魔と契約させられて、事件を解決していくながれ。 悪魔を使役するために必要な「グリモア」という本があり、それは人間社会に自然と紛れ込んでいる。 なので、一般人も知らない間に悪魔と契約してしまい、、悪事を働いているのを倒す展開もあるのだが、まぁ、総じてギャグテイストで重くならず、ゆるく楽しめるのが本作の魅力。 出てくる悪魔も、前述のアクタベの能力によってマスコットキャラみたいな2頭身なのが可愛い。 (後半出てくる「魔界」だと、その悪魔たちの本当の姿がみえます。エグいくらい大きく強かったりする) 下ネタが結構青年漫画のギリギリを攻めている部分もあるので、下ネタに抵抗がないことが前提になりそうですが、ギャグレベルが小3な自分はゲラゲラ笑えました。 この作風でどう終わっていくのかな?と思ったのですが・・・ まず、アクタベと佐隈さんの関係。 一部界隈では「アクさく」と言われるくらい人気のカップリングだったのですが、これは、また妄想の余地が増えた感じ。 次にアクタベの正体。 個人的に超気になってたので、最後に何かしら正体に関するものがでるかな?と思ったのですが、なかった。 むしろ、後半に「神」が出てくる展開があるのですが、それと同じ紋章?みたいなのがアクタベにもあって、いよいよわからなくなった感じ。 特に解説もなく終わってしまい、すごい気になる。 そんな感じで謎を残したまま若干消化不良な感じ終わってしまったのですが、上記とは別にラストの佐隈さんのあのシーンは結構グロかったです。 (詳細はネタバレになるので避けますが、読んで同じ気分を味わって欲しい…) 「悪魔」を題材にした漫画らしいといえばらしいラストなのですが・・・ その点も含めて謎の余韻が残った作品でしたが、ギャグ漫画としては十分楽しめる作品でした。 せめて漫画だけでもひんやりしたいあいすべき憂鬱 蟻子starstarstarstarstar_border野愛アイスにしか興味がないクールな男子高校生・雁屋くん。 後輩のバイト先であるアイスクリームショップに行ったら、金髪の美少女・マコに一目惚れ。 でもマコの正体は女装男子で……恋の行方はどうなっちゃうの?というお話。 アイス愛がたっぷりで絵が可愛くて、夏にぴったりの作品です。 変な味のアイス買っちゃうよねとかチョコミント好き嫌い論争とかわかりやすいあるあるから、ファッジって何?バニラとミルクの違いは?とかアイスについてもしっかり学べます。 でもアイスのうんちく漫画じゃなくて、可愛くて甘くてほろ苦いラブコメメインなのが爽やかでいいんです! 毎日暑いからせめて漫画だけでもひんやりいきましょう…!中身のない漫画の話先輩がうざい後輩の話 しろまんた名無しアニメ化もしたので試しに読んでみたがあまりの中身の無さに速攻で飽きてしまった。『悪い意味での典型的ツイッター漫画』という感想。まあそれこそツイッターで片手間で見るには悪くないかもしれないが… 先輩がどうこう言う前に自分も十分にうざい言動ばかりの双葉に、ガサツさが目立ってともすれば下品な印象すら受ける武田と、登場人物にも不快感が強い。 社会人の話なのに社会人らしさも皆無。結構な話数を重ねてるのに何の会社なのかすらも未だによくわからない。 都市部で働いてるのかと思ったら急に田舎のバス停みたいな描写が出てきたりと設定面もガバガバ。 総じて「こういうの描いときゃ『エモい』とか『尊い』とか言って喜ぶだろ?」みたいなのを何も考えずに雑に出してくるだけ、という印象しかなかった。 そこそこ話数も重ねてるのに双葉と武田の関係性に何の進展もないのもいただけない。最新話なんか映画館デートした後食事なりショッピングなりすればいいものを何もなしに普通に解散して「先輩のこと何も知らない…」とかナメてるにもほどがあるだろと。もうこんなの脈なしだわ。<<2728293031>>
『ただいまのうた』、『キラメキ☆銀河町商店街』、『シェアハウス金平糖北千住』などでお馴染みのふじもとゆうきさん最新作。 今回もまた、一際優しさが沁みる作品となっています。 長身で強面な主人公・寿々木薫(すずきかおる)は、見た目に反してお菓子作り、植物の世話、季節のてしごと、裁縫などが好きで得意な少年。 薫が高校入学の日に出逢った同じクラスの春名は、薫とは逆に小柄で美少女のようにかわいい容姿でありながら、柔道が得意で強い男子。仲良くなっていく対照的なふたりを中心に、薫の新しい希望に満ちた生活が始まっていきます。 薫は中学時代に自分の趣味嗜好を否定されハブられてしまっていた経験があり、自分のありのままを受け入れてくれることに新鮮な感動を得て行きます。そこが、何ともハートフルで読んでいてぽかぽかします。 私も思春期の頃にあまり他の男の子がやらないような花の水やりや料理や裁縫など家庭的なことをよくやっていましたし、好きなものを好きでいたら「キモい」と言われる悲しさもよく解ります。昔は今ほどオタクに寛容ではなかったですからね。 しかし、薫が同級生に外見に似合わない趣味嗜好をからかわれて家で凹んでいたときに ″「好きなこと」はこの先も薫を助けてくれる 絶対に大切にした方がいいよ″ と薫の母親が言葉をかけます。何と素敵な言葉でしょうか。好きを否定されて傷ついたことのある人には沁みるセリフでしょう。このお母さんだからこそ、優しい薫少年が生まれ育ったのだろうと思えます。 そして、好きを否定する人を否定してくれる新しい友も得ることができた薫。孫を見守る祖父母のような気持ちになります。 薫とは歳の離れた妹が通う保育園で働く桜子先生への恋や、その桜子先生も外見からでは解らない意外な面を持っているところ、またクラスメイトたちの恋愛動向など、これから面白く楽しめそうなポイントが他にもいくつもあります。 優しい世界の物語に触れたい方にお薦めの作品です。