高校を卒業した私、ツンは、建築設計事務所に就職。やっと楽しみにしていた設計ができる!と意気込んでいたが、実際に図面は描かせてもらえず現場監督になった。しかも初めて任せられた現場で出会った施主さんは不愛想で、何やら癖がある人のよう。この時はまだ、後にこいつから逃げ回る日々が来るなんて知らなかった…。他にもセクハラする社長、職場内で不倫している同期などに脅かされる社会人生活。助けてくれる現場の職人やいつも優しい上司に時々癒されつつも、忙しい日常を送る女監督のリアルを描いた、現場で戦う絶え間ないスリルと人情豊かなコミックエッセイ!
ぼくにできるのは、絵を描くことだけ。この絵で誰かを幸せにできたら…。――舞台は「ナナツのヒカリ」の伝説が語り継がれる世界。ここでは誰もが特殊な力――「リョク」を持って生まれてくる。しかし、ニールは14歳になっても「リョク」に目覚めていなかった。大好きな絵を描くアルバイトをしながら、「リョク」を活かして来たるべき冒険や戦いに備える仲間にコンプレックスを感じてもいたニール。そんなある日、伝説の再来となる魔王が復活を果たす。そしてニールは自らの抗えない運命と向き合うため、筆を振るうことになり…!?新たなるナナツのヒカリの伝説が、ついに幕を開ける!!
「これが噂の、異世界…転生…?」毎日の残業の生活に疲れ切っている朔は、映画が好きで晴耕雨読に憧れるOL。売れないバンドマンの彼氏ソラに呪文のような言葉を言われて、気づいたら知らない天蓋ベッドの中で!?侍女らしき人に渡された水を飲み身体が熱くなったところに、朔の理想のタイプなエキゾチックなイケメン男性があらわれて押し倒された!!都合が良すぎ得る展開に朔は残業続きで疲れた自分が見せる夢だと結論づけて、大胆にイケメンに抱き着いて好き放題行動してしまう。翌日、いつもの日常へ戻ると思ったら…昨日と同じ知らない場所で目覚めた。昨日のことは夢ではなく、朔は異世界にきてしまったのだと知る――…。
「仕返ししようと思うの。私を追いやったやつに」前世でお気に入りだった乙女ゲームの悪役令嬢に転生したエリアナは、最推しである隠しキャラで王子のセシルと出会う。推しのセシルの幸せのため、前世で覚えているシナリオ通り、自分でなくヒロインとのハッピーエンドに導こうと苦心するも、失敗続き。ついには自身の婚約も破棄され、どういう訳なのか、セシルと共に没落してしまう。計画を邪魔していたのがセシルだと気づいたエリアナは、仕返しを行うことを決意した。「ちょっと困らせたり驚かせてやるんだから、覚悟なさい!」セシルの思惑通り、仮の夫婦として田舎暮らしを送るが、いくら溺愛してもエリアナが恋に気づくのはまだ遠く…
「本当に私今日からここで働かなくちゃいけないの…?」地方貴族の娘に生まれたマーヤだったが、父の借金で一家は破産。没落貴族として奉公に出されることになったのは、国内一恐ろしい貴族、サン=シュヴァリエ家だった。ここの使用人は度々行方不明になる噂もあり、絶望に苛まれていると、突然の頭痛からある記憶が流れ込む。「私、前世は女子高生だったわ…!」アルバイトの帰りに事故に遭い、しかも愛読書だったファンタジー小説と同じ世界に転生したと悟るマーヤ。そして小説に出てくるエデル・サン=シュヴァリエは暗殺者であることを思い出し…。死亡フラグ回避のスリルとロマンスのドキドキが止まらない、異世界転生恋愛ファンタジー!
「あなたには、自由に死ぬ権利があります。」――「終末期における自由意志の尊重に関する法律」・通称「希望死法」が成立した近未来。制度を利用し、自ら死を選ぶことにした実祈(みのり)は、希望死を請け負う特別公益福祉法人・オーエフエフにコンタクトを取った。誰にも知らせず、何も遺さず、できるだけ早く――。そう望んでいた実祈だったが、底抜けに明るいオーエフエフの担当職員・御堂(みどう)との交流の中で、少しずつ何かが変わっていき…。「何のために生きていくんだろう?」「長く生きることに何の意味があるんだろう?」現代社会が抱える問いへの、優しくしなやかなひとつの答えを描く、心揺さぶるヒューマンドラマ。
「たった一つのマイク、たった4分足らずの言葉で、変えられんだよ――世界を!」――堂友と南谷は中学からの同級生。21歳の冬に堂友が南谷を誘い、漫才コンビ「ドウナンソーヤ」を結成してから5年、現在はスターフルーツプロダクション所属の若手芸人として、バイトをしながら小さな劇場のライブに出演する、なんだかんだと忙しい毎日を送っている。しかし大きな変化のなかった日々は、堂友が「もっと大会出てみない?」と持ちかけたことで、新たな方向に動き出して…?かけがえのない相方とともに、輝かしい世界の頂点を目指す!熱い青春×業界シアター、ここに開幕!