講談社マンガの感想・レビュー6230件<<7374757677>>兎の生態を感じる親子の絆、ヤクザとの抗争兎 -うさぎ- 高口里純兎来栄寿卯年の2023年が始まりました。 ということで、新年1発目は『兎-野性の闘牌』……ではなく、高口里純さんの『兎』です。 『紅のメリーポピンズ』に登場し、『グランマの憂鬱』では主人公となった百目鬼ミキなどもそうですが、高口里純さんの描く凛とした大人の女性はとにかく格好いい。 本作『兎』も多分に漏れず、主人公・会田兎(不良仲間からは「ラビット」「ウサ公」などと呼ばれています)の母親・よし江がこの世の酸いも甘いも知り尽くしたような、非常に深い味わいのある良いキャラです。 1話目から、躾の甘い他人の子供に対して ″赤ン坊は腹ン中でめーいっぱい甘えられるんや いい思いするんや せやから腹ン中から出たら一番最初に教えてやらにゃならんことは 居心地の悪さやないでっしゃろか 世の中気持ちのいいことばっかやないっちゅーのを 教えるのが母親(オヤ)やないですか せやなかったら子供に我慢やら思いやりやら 身につきゃしませんわな″ ″いくら世の中便利になったゆうたかて ガキの育て方まで便利になってどないすんや″ といった具合です。 更に、2話では突然の襲撃に動じることもなく、1対複数人の戦いでドスを振り回して相手の指を斬り落とす大立ち回りを見せます(多分、今だとなかなか描けない描写でしょうか)。 息子の兎に対しては最初憎らしさが先に来ていたものの、やがて母親としての愛情が芽生えてきたという複雑な感情を持っており、その変化を表す雅な表現も伴って人間的な魅力を生み出しています。 実際、動物の兎は人間や犬や猫と違って1日に1〜2回4分程度の授乳しかせず、一見愛情が薄いように見えますが、それには子供に近付く時間をなるべく減らすことで外敵が巣に近付く確率を下げるという意味があります。一部では寂しいと死ぬとも言われる兎は実は放っておかれた方が強く生きられるという生態があり、それに準えているのかもしれません。 ただの街の不良程度であった兎が、よし江の教育の甲斐もあってか ″ウサギ1匹暴れたところで大したことねえさ それにライオン相手なら立派に正当防衛だ″ と、極道と本気で抗争を始めるように急成長していく様、そしてその際に何故かうさ耳を着けていくところが2023年の年明けに相応しいでしょう。 主人公の成長と共によし江というキャラクターに、そしてこの親子の関係性とそれを彩るセリフに注目して読んでみて欲しいです。なんとなく読み始めたんですがインフェクション 及川徹名無しウワー!蛆虫がすごい!! なかなか気持ち悪い1巻で、心折られそうだけど続きが気になってくるから不思議です。 ゾンビ映画×エロ×グロ×青春って感じ?絵が上手エア・ギア 大暮維人名無し絵がとっても上手です。 出てくる女の子がとっても可愛いです。 けっこうムフフなシーンが多く、パンチラ満載です。 「エロ・ギア」とも言えます。 アンダーグラウンドなチームがたくさん登場して、カッコよく不良が描かれています。 スケボーのチームみたいな感じ。 スポーツ漫画というよりは、バトル色が強いです。 疾走感✖️ムフフを期待する方にはおすすめ!意外と奥が深い七つの大罪 鈴木央名無し男の子だったら一度は憧れるファンタジーバトル漫画です。 少年誌なので、シンプルなバトル漫画だと思って読んだら、伏線がしっかり張られていて、相当考えられた内容でびっくりしました。 夢中になってドンドン読み進められます。 全41巻と非常に長いですが、中弛みはなく、漫画の世界観にドンドン引き込まれてしまいます。 絵が、THEファンタジーなので、少し毛嫌いする人もいるかもしれませんが、ドラクエとか好きな人はどっぷりハマると思います。 音楽は聴こえませんが、すごく引き込まれます。のだめカンタービレ 二ノ宮知子名無しオーケストラの描写が迫力あります。 漫画なので音楽は聴こえませんが、すごく引き込まれます。 音楽の描写だけでなく、主人公の「のだめ」が成長していく部分やユニークなキャラクターなど魅力は満載です。 ドラマ版も見ましたが、キャスティングが絶妙でした。上野さんは本当にのだめっぽかったです。 ギャグもGOODで、完成度が非常に高い漫画だと思います。 余命半年と言われたら何をするだろう??半年後に死ぬDK 築名無し余命半年と言われたら何をするだろう?? この漫画の主人公は、人を殺す事を選択しました。 死ぬのを待つのが怖いから、別の理由を作って死ぬというぶっ飛んだ発想です。 設定はすごく良いんだけど、少し現実離れしています。 都合よく、拳銃は手に入るし、高校生の女の子がピストルを扱える事もすごい。 人を殺すことは良くない事だけど、人間は死ぬ日がわかると一生懸命生きるのだな。 ※良い子は真似しないでね。超ど真ん中、学園ラブストーリー鬼神野くんと熱い夏 音羽すずめ名無し久しぶりにドキドキしました。 超ど真ん中、学園ラブストーリーです。こっちまで照れてしまいましたwww 2人でアイスを食べるシーンとか、良いよなー。 陰キャな僕は学生時代に女の子と仲良くした事は一度もなかったので、生まれ変わったら、こんな学生生活送るんだ。 絶対に!! 絶対に!! 帰りに2人でラーメン食べたり、好きな女の子を一緒にいたいから、お姫様だっことかするんだ。 絶対に!! 絶対に!!! ふー羨ましい・・・・ 私は高卒ですが・・・ドラゴン桜 三田紀房名無し自分は高卒で受験勉強をした事がないから、受験の難しさは分かりません。 でももう一度人生をやり直せるのなら、ドラゴン桜に出てくるような受験に受かる為のテクニックや勉強方法を試して、実際に東大に行けるのかチャレンジしてみたい。 というか、実際にこの漫画通り受験勉強した人は多そう。 結果がどうだったのか聞きたいです。4コマのなり損ない日向さん、星野です。 うおやま名無し4コマみたいな抑揚のないコマ割りなのに、4コマのような軽快さや起承転結もない。読んでてつらい。最初の1Pとラスト10Pに全てが詰まっている鬼神野くんと熱い夏 音羽すずめさいろく最初のツカミが色んな意味で凄そうだったのもあって(画像参照)読んでみたところ、最後も凄かった… こんなにどストレートなの久しぶりで思わず声が出た、最高でした。 大学生活×悪霊=?スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ 永椎晃平さいろく答えはきっと最悪。 絵もストーリー展開も、テンポもよくなかなかの期待値! 低俗霊DAY DREAMなんかも好きだったのだけど、あれに比べると怖さは薄いものの画力が高く、画角もわかりやすくて良い。 主人公の女の子が引き寄せすぎる体質でこれまでどうしてたんだって思っちゃうけど、そもそもそういうのが多い大学なんだろう(じゃなきゃ彼を雇ってないだろうし)ということで納得することにした。 シリアスな要素とギャグ要素が上手く混じっていて好き。シリアスに見せかけたシュール系ギャグ半年後に死ぬDK 築さいろくギャグ路線なのが家族の食卓シーンで明確にされているのもあって、安心して読める。 読切だったのが少し勿体ないと思う気持ちもあれど、これぐらいがちょうどいいのかもしれない。 絵柄に個性がまだ出てなくて最近増えたと話題のアレ系な感じがするけど光るものを持ってる気がするのでもっと色々描いてもらいたいなと思った(上からですみません)ぐう聖×ぴゅあぴゅあ矢野くんの普通の日々 田村結衣さいろくがんばれ吉田さん…!(吉田さんがめっちゃ可愛いマンガです) 安全欲求が強すぎて社会的欲求に至れない、という話があり「すげえ事になってるな」と感心した。ニブチンはマンガあるあるだが、果たして本当はどうなのか…! ともかく吉田さんが可愛い。 そして矢野くんは呪われているとしか考えられない(絶対長生きできないだろ)大怪我は普通にしない、という設定なら良いのだが。 ちなみに小さな怪我でも繰り返しすぎると再生能力が落ちるし、抗生物質が効かないような身体になってしまう。これは一生モノ(多分)で取り返しもつかない。 仕事で全身に蛍光灯の破片が刺さりまくっている血まみれデスマッチ系のプロレスラー達はそういった事情もあり保険にも入れなくて大変である。 矢野くんが怪我をしないで済むような将来が待っているといいな・・・ 余命宣告されたら半年後に死ぬDK 築starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi肺がんになってもうすぐ死ぬとわかったら、自分だったら何をするだろうと考えさせられました。 女友達が、考え方が変わっていてでも彼女なりに悩みはあって、どこかで死にたいと思っている。テロリストの暗殺を計画して実行して殺したのに感謝されて資産家からも2億円もらって、計画通りうまくいったのはよかったな。と思いました。ボクのおばあちゃんはラブホテルの経営者!ラブホテルおばあちゃん クリスティー田村名無し内容がどうとかいう以前におばあちゃんの描き方が絶妙に気持ち悪くてそこばっか気になるw昔は優しそうなおばあちゃんだったのに…どうしてこうなってしまったんだ美しく気高い女王の正体は「男」…!?魔女メイドは女王の秘密を知っている。 遠山えま名無し※ネタバレを含むクチコミです。 記憶消失の令嬢が結婚を決めたのは誰だ!?俺ともう一度、初恋。 長谷垣なるみ名無し※ネタバレを含むクチコミです。女性恐怖症の主人公と幼馴染の双子(♀&♂)による倒錯的ラブコメ #1巻応援きみだけがほんとう やっそん義之starstarstarstarstar_border完兀表紙の子、かわいいですよね。最高ですよね。 表紙の子、天使っぽいですよね。最高ですよね。 表紙の子と瓜二つの容姿を持つ双子がいるラブコメです。最高ですよね。 まあその双子は男女の双子なんですが。 主人公・力丸と双子の姉・かがみは付き合ってます。 ピュアな幼馴染同士のプラトニックラブ。応援したいですよね。 しかし力丸は女性恐怖症のトラウマ持ちで、苦しんでます。 距離を縮められないプラトニックラブ。応援したいですよね。 力丸もかがみも、自身の抱える弱みに勝てず、苦しんでます。 人間的に脆くて未熟な二人です。健気な二人です。応援したいですよね。 そんな関係の中、双子の弟・きょうが動き始めます。 主人公に協力してくれる幼馴染の男友達、最高ですよね。 主人公の悩みを聞いてくれる幼馴染の男友達、最高ですよね。 傷心の主人公を受け止めて背中を押してくれる幼馴染の男友達、最高ですよね。 幼馴染の友達ポジから恋人以上の積極性で迫ってくる美少年、最高ですよね。 姉と同じ容姿もこれまでの境遇も利用して迫ってくる美少年、最高ですよね。 人の弱みに優しく漬け込んでくる魔性の美少年、最高ですよね。 絶望の淵にいる主人公を翻弄し、さらなる深みへ堕ちるよう誘惑してくる魔性の美少年、最高ですよね。 脳の性的嗜好領域を破壊してくる禁断の三角関係双子ラブコメ。おすすめです。作者買いで読みました。稲妻とロマンス みきもと凜starstarstarstarstar_bordermotomiみきもと先生の作品はどれも大好きで、いつも繊細なところまで描かれていて抜け目なくてステキだなーと思います! 絵がとてもキレイで引き込まれるように読めてしまいます。 20歳過ぎてから訳ありで高校に入学した通称稲妻の席の隣になった主人公が、怖がりながらもだんだん恋に落ちていくストーリー。 なぜ高校に行く気になったのか、1話のおじいちゃんは何ものなのか色々気になります。 伏線もありおもしろい亜人 桜井画門 三浦追儺starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi人間として過ごしてきたのに、事故をきっかけに亜人であることが分かり、追われる身になって 死なないのを良いことに、人間の亜人の取り扱いの仕方が…。 死なないからってやっていいことじゃってなるけど、恨む人が居ても仕方ないなぁと思います。 絵がすごく渋いので、最初は少し苦手でしたが今では全く抵抗なしで読めます。 頭脳戦?とアクションのスピード感がすごいです!!映画見てるみたいな感覚になります! 伏線もはりつつしっかり回収してくれるのでスッキリします。ハマるザ・ファブル 南勝久starstarstarstarstar_bordermotomiアクションと日常部分の緩急がバランスよく、時々お笑い要素でくすぐってくるのが飽きもこないのでいいです。 闇社会で名を知られた殺し屋が逆に「殺してはいけない普通の暮らし」に挑むという真逆の発想が面白いです!! 最初は劇画チックな絵が苦手だったのですが、読み進めるうちにこの絵でこそと思えるようになります。 ストーリーの面白さとテンポの良さが絶妙です。 登場人物がどこかで見たことがあるような、芸能人に似ているところもみどころです。音楽の力ことのことのは 真野ろかstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi※ネタバレを含むクチコミです。 天使、イメージとちゃう憤怒♡激昂エンジェル 西村たまじstarstarstarstarstar_bordermotomiページ数は少ないけど、最高に面白かったです。 テンポもよくサクサク読めました。 天使がまさかの脱サラしたおじさん!! いきなりキレるところや、正義感強いところがおじさんなのになんだかかわいく見えてしまいました。 最終的にただの変態やん”!!と、ツッコミたく展開がおもしろかったです。忍者に仕事に興味深々忍者の伊藤くん 西村たまじstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi忍者の仕事って、日雇いバイトみたいな仕事が多いんだ~っとツッコミたくなる内容でした!!(笑) 面接官のベテラン忍者感にもジワリます。 ほんとに分身の術が使えるなら見てみたいです!! 友達が、何の疑いもなく尊敬している姿も面白かったです。<<7374757677>>
卯年の2023年が始まりました。 ということで、新年1発目は『兎-野性の闘牌』……ではなく、高口里純さんの『兎』です。 『紅のメリーポピンズ』に登場し、『グランマの憂鬱』では主人公となった百目鬼ミキなどもそうですが、高口里純さんの描く凛とした大人の女性はとにかく格好いい。 本作『兎』も多分に漏れず、主人公・会田兎(不良仲間からは「ラビット」「ウサ公」などと呼ばれています)の母親・よし江がこの世の酸いも甘いも知り尽くしたような、非常に深い味わいのある良いキャラです。 1話目から、躾の甘い他人の子供に対して ″赤ン坊は腹ン中でめーいっぱい甘えられるんや いい思いするんや せやから腹ン中から出たら一番最初に教えてやらにゃならんことは 居心地の悪さやないでっしゃろか 世の中気持ちのいいことばっかやないっちゅーのを 教えるのが母親(オヤ)やないですか せやなかったら子供に我慢やら思いやりやら 身につきゃしませんわな″ ″いくら世の中便利になったゆうたかて ガキの育て方まで便利になってどないすんや″ といった具合です。 更に、2話では突然の襲撃に動じることもなく、1対複数人の戦いでドスを振り回して相手の指を斬り落とす大立ち回りを見せます(多分、今だとなかなか描けない描写でしょうか)。 息子の兎に対しては最初憎らしさが先に来ていたものの、やがて母親としての愛情が芽生えてきたという複雑な感情を持っており、その変化を表す雅な表現も伴って人間的な魅力を生み出しています。 実際、動物の兎は人間や犬や猫と違って1日に1〜2回4分程度の授乳しかせず、一見愛情が薄いように見えますが、それには子供に近付く時間をなるべく減らすことで外敵が巣に近付く確率を下げるという意味があります。一部では寂しいと死ぬとも言われる兎は実は放っておかれた方が強く生きられるという生態があり、それに準えているのかもしれません。 ただの街の不良程度であった兎が、よし江の教育の甲斐もあってか ″ウサギ1匹暴れたところで大したことねえさ それにライオン相手なら立派に正当防衛だ″ と、極道と本気で抗争を始めるように急成長していく様、そしてその際に何故かうさ耳を着けていくところが2023年の年明けに相応しいでしょう。 主人公の成長と共によし江というキャラクターに、そしてこの親子の関係性とそれを彩るセリフに注目して読んでみて欲しいです。