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わかる

 本作は、ノーベル文学賞を受賞したジャーナリストによる同名のインタビュー集を、小梅けいと小梅けいと先生がマンガにしたものです。第二次世界大戦におけるナチス対ソ連の戦いに兵士として身を投じ、余生を送る女性たちの肉声が集まっています。
 ソ連では、男女平等を強調する共産主義思想の影響も受け、他の国よりもはるかに多くの女性が自らの意思で従軍し、最前線最前線に立っていたのです。

 皆さん、「戦争」ってどう思いますか?
 日本で育った私たちは、敗戦国として徹底された反戦教育の中で生き、漠然とした「絶対あってはならないもの」といったイメージを持っています。しかし、もう日本人のほとんどは戦争を体験したことのない世代です。だから、「戦争=あってはならないもの」という公式を形式的には認識していても、なぜあってはならないのか、実際のところ自分の国が戦争に突入するとはどんな感じなのか、その中身を本当の意味では理解していません。

 本作では、原作著者であるインタビュアーが、年老いたかつての女性兵士から丹念に収集した声が、情景が、丁寧に再現されています。
 では彼女たち彼女たちの語る戦争は、単に血も涙もない、ひたすら凄惨を極めるものであるのかといえば、そうではないのです。彼女らの語る戦争は本当に千差万別です。正気を捨てて戦地に赴き、その狂気の痕が心から消えない人、過酷な環境の中でささやかな幸せを見出した人、死の恐怖より、女性の存在を想定していない住環境への忌避が勝った人… その全てに、過酷で凄惨な環境の中でもきらめきを失わないそれぞれの個性が、人間味が、激情があるのです。
 加えて、それらの当事者が(戦地にいることがイレギュラーな存在である)女性であるがゆえに、そこで語られる戦争は、私たちが知る「戦争」の視座から、少しずれています。かつて動物を愛した女性が、命を奪うことに躊躇しないようになっている自分に気づいたときの衝撃、復員後数年ぶりに履くスカートスカートへの違和感、男ものの下着を無理やり身に着けることへの嫌悪感… そんな、これまで戦争という文脈では表出してこなかったエピソードが、次々と語られるのです。
 そう、私たちがひとえに「あってはならない凄惨なもの」としてとらえてきた戦争という現象をもっと目をこらして眺めてみると、そこにはこれまで見たこともなかった多様で強烈な情景が、パッチワークのように広がっているのです。

 このことから読者が思い知らされるのは、「戦争というのは決して一つの現象ではない」ことです。戦争を歴史としてしか知らない私たちは、それを「あってはならない凄惨なもの」としてひとくくりにして処理し、それ以上戦争について考えることをしません。しかし実際は、戦争というものは決して均質な現象ではありません。一口に戦場といっても、そこには個々人固有の多様な時間が、何千層にも、何万層にも折り重なっているのです!
 本作は、原作の丹念なインタビュー、そして収集された物語を最大限汲んだ精緻なマンガ化をもって、「戦争という現象を眺める眼」としてはもはや最高峰と言っていい解像度を獲得し、そのレンズで戦争というものの中味を、私たちに覗かせてくれるのです。

 あなたはこの作品を読むと、戦争の中で走り、生き、笑い、泣いた一人ひとりの女性の鮮烈な過去を目にすることでしょう。それらの物語を覚悟をもって受け止めた上で、「戦争」とは何なのかもう一度じっくり考えなおしてみても、きっと遅くはありません。

渡る世間は鬼ばかり、
鬼には悪魔の力でやり返してやる、みたいな漫画でしたね。
連載当時はまだイジメなんて言葉は無かったと思いますが、
ほぼイジメみたいな理不尽な扱いを
され捲っていましたね魔太郎魔太郎君。
今ではそういうイジメにたいする解決話、スッキリ話として
動画や録音等の証拠を押さえましたとか、
権力のある人を味方につけてやり返しましたとか、
ありそう出来そうでいて実は現実に実行するのは難しいという
結局は漫画だから上手く行っているだけの
「机上の空論的な復讐譚」が結構多いと思います。
魔太郎がくるは良い意味で、どうせ漫画なんだからと
ストレートに「呪術廻戦呪術などによる夢の復讐譚」
を見せてくれた作品だったと思います。
実現できそうで実は難しいリアルリアルっぽいだけの復讐話よりも
最初から漫画だからこその夢ですよ、という漫画。
こういう漫画だったからこそ、
読んだときにそこそこスッキリ出来たのかもな、
とも今更ですが思ったりします。

きのう読んで「2019年一番よかった少女漫画」に躍り出た作品。これはヤバイ…!!!表紙を見ての通り、「前方後円墳みたいな体型の主人公が、部員が同期&先輩のイケメン2人しかいない古墳研究会で充実したキャンパスライフを送る」物語です。

これだけ聞くと、「ま〜〜〜たいつもの冴えない主人公が何故かハイスペックイケメンに好かれるやつかよ:rage:と思いたくなるけどぜんぜん違います…!!

いや、なぜかイケメンに好かれるとこはよくある少女漫画と同じなんですけど、それ以外の女同士の人間関係と主人公の心理描写がハチャメチャに現実的で生々しいんです…!

主人公・三和はその見た目から男子には合コンであからさまにハズレ扱いされ、学校で遠巻きにブスと言われる。中学からの友人・友葉は同じ大学に進学したけれど、新たな友人・丹菜との出会いで入学して1カ月で白目の面積を減らしたり(※カラコンのこと)、合コンに行きたがったりと変わってしまう。
丹菜という黒船によって、三和は2人の『ごまめ』となってしまった。(※ごまめ…1人前ではないが仲間に混ぜてもらうこと)

このような状況で苦悩する三和は、無駄にテンションが高かったり卑屈だったりする一般的な少女漫画の主人公たちに比べ地に足ついた等身大の悩み方をしている。その心理描写がすごく現実味があって、自然と三和の気持ちに寄り添いながら読んでいました。

入学してまだ1カ月頃のお話なので、今までずっと一緒だった友人と離れ、別々に人間関係を構築していくところが最高に新生活の幕開け感があってグッときます。懐かしい…。

そして、少女漫画でバチクソ大事なのがその作品を代表するイケメン(ヒーロー。ヒーロー)ですよね。この漫画に登場するメインの男の子は、表紙を飾る同期の飯田君と3年の可児江先輩の2人。

(『やまとは恋のまほろばやまとは恋のまほろば浜谷みお浜谷みお 第1話)

「ごまめ」と化しているときに女友達の前で飯田君と話したり、女友達の前で可児江先輩が三和をかばったり(※三和はそのことを知らない)。それが読者にとってカタルシスになっていてたまりません。正直めっちゃ気分い〜!

…というか、主人公が2人に話しかけられる度にまるで自分が実生活でイケメンの友達に話しかけられたとき同じ高揚と緊張を感じます。この漫画リアルリアルすぎる…!

あと大事なことなんですけど、この作品は舞台が関西なので

2人とも関西弁です!!

最高か〜〜!!

先輩がクソみたいな合コンから助け出してくれたり、飯田君と2人で古墳を見に行ったり、古研で宅飲みしたり。悩みつつも三和が充実したキャンパスライフを送っているのを見ると、なぜだか不思議な満足感が得られます…なんなんだこの気持ちは…!

1巻の最後では、「イケメンしかいない古研に自分が居ていいのか」という葛藤にケリをつけた三和が、2人と距離を驚くほど縮めるので(マジで)、ぜひ読んで確かめてほしいです。

LINEマンガで連載中とのことで、これから連載を追っていこうと思います…!

(下記画像は6話より。2つの「3人の世界」の対比がいい…)

きのう読んで「...

『女子高生の無駄づかい』のビーノさんがまたやらかして下さいました(褒め言葉)。 本作の中心となるのも、美人姉妹ながらそれぞれにそこはかとなく残念な要素を持ち合わせた三姉妹です。 三姉妹以外に出て来る脇役も、万物を脳内でエロに結び付けてしまう14歳の神社の息子であったり、咀嚼音が好き過ぎるイケメン眼鏡男子な大学生であったり、大体強烈な個性を有しています。コミックス描き下ろしの幕間では更に細かい解説もあり、個性がより強固にされています。 そんな彼らが入り混じって織り成される笑いの協奏曲、否、狂騒曲は一度味わうと病み付きになること請け合いです。シャウエッセンの件は声を出して笑ってしまいました。そこから更に発展していくのも予想外でした。 ちなみに私は好きなおでんはちくわぶ、次点で玉子と大根です。

『女子高生の無駄づかい』のビーノさんがまたやらかして下さいました(褒め言葉)。 本作の中心となるのも、美人姉妹ながらそれぞれにそこはかとなく残念な要素を持ち合わせた三姉妹です。 三姉妹以外に出て来る脇役も、万物を脳内でエロに結び付けてしまう14歳の神社の息子であったり、咀嚼音が好き過ぎるイケメン眼鏡男子な大学生であったり、大体強烈な個性を有しています。コミックス描き下ろしの幕間では更に細かい解説もあり、個性がより強固にされています。 そんな彼らが入り混じって織り成される笑いの協奏曲、否、狂騒曲は一度味わうと病み付きになること請け合いです。シャウエッセンの件は声を出して笑ってしまいました。そこから更に発展していくのも予想外でした。 ちなみに私は好きなおでんはちくわぶ、次点で玉子と大根です。

@兎来栄寿

「本当に、ちっぽけな問題だよな!」
とツッコミを入れざるを得ませんでした(笑)。
私は好きなおでんは大根です。

見た目にコンプレックスコンプレックスを持つキャラクターって、マンガでは結構登場すると思うんです。でも、そういう作品を読んだ時、こんなふうに思ったことはありませんか?
「いやこの子充分可愛いやん」
マンガとして表現する以上、キャラクターを必要以上に醜く描くことは様々なハードルがあり、結果として、「美人ではないけどそこまで自ら卑下するような容姿ではない」造形になり、キャラの持つコンプレックスの部分の信憑性を下げる形となってしまうことが往々にしてあると思います。
それを「キャラの見た目を醜く描く」以外の方法で表現することで解消した作品がこの「青に、ふれる。青に、ふれる。」という作品です。

主人公の瑠璃子は生まれつき"太田母斑"という顔に大きな青いアザを持っています。彼女自身は一見普通に高校生活を送れているように見えますが、中学時代の出来事の影響もあり、アザのことが心の奥深くにコンプレックスとして根差しています。それが新任教師・神田との出会いによって大きく発露してしまうところから物語が転がっていきます。
この、誰が見ても明らかなコンプレックスを持ちながら日常日常生活ではそれを見せないように振る舞う瑠璃子の姿には自然と胸を打たれます。また、彼女と相対することになる神田先生にも"相貌失認"という、人の顔を判別する事ができない症状があり、「顔が判別できない=瑠璃子のアザを認識することができない」というところから、2人の関係性を深めていくというストーリーの巧みさも兼ね備えています。

何より、ともすれば重くなりすぎそうなこの設定を抱えながら、ちゃんと"少女マンガ"をしてるのが凄い!神田先生に少しずつ惹かれていく瑠璃子は、それこそ普通に先生の天然の褒め言葉に照れたりするし、先生を傷つけないよう虚勢も張るし、他の女性の影に嫉妬したりもする。"太田母斑""相貌失認"の要素は物語の中に組み込まれているけど、それに頼らない形でちゃんとキュンとさせてくれる。連載誌が青年誌である月刊アクションなのでもしかしたら少女マンガ好きが見逃してしまってるかもしれませんが、「さよならミニスカートさよならミニスカート」がりぼん電子版りぼんの読者層を越えて話題になったように、この作品も特に少女マンガ好きにはマストで読んでもらいたい、そんな作品です。

1巻まで読了。

怪奇漫画家・日野日出志日野日出志先生が、絵本作家デビュー!

可愛らしくも怪奇なタッチで描かれた妖怪たちが登場する絵本『ようかい でるでるばあ!!』(彩図社)が6月27日に発売される。イラストを担当したのは、これが絵本デビュー作となる73歳の“大型新人”、その名も日野日出志。『蔵六の奇病』(1...


読みました!!面白かった!
定年退職したサラリーマンって、進さんみたいな人が意外と多そうですよね。ただただ目の前の仕事をこなして家族を養ってきたけど、、、それだけだった、みたいな。普通はこのまま惰性で過ごしそうなところを、自分を奮い立たせる進さんは素敵です。性格が素直なのが応援したくなるポイントですかね。

ちなみに私もピンサロが具体的にわかってなかったので勉強になりましたw

画風と内容がマッチしまくってて引き込まれた読切。

推していたアイドルが卒業して無気力だった主人公と、主人公が見つけた次の推し、地球の通訳アイドル(配信者)の「LPE(※ラブ・ピース・アース)」ちゃんの物語。

今まさに現実でも起っていそうなやけに生々しいストーリーで、架空の話なのにこういう人たちのことを知っている気がした。

1ページ目のアオリに「ちばてつやちばてつや先生が『僕には描けない線!』と絶賛」とありましたが、たしかに読み終わる頃には「白黒ハッキリした色使い、揺れる線で描き込まれた背景、デフォルメの効いた顔」という画風のとりこでした。

散田先生の絵、最高にお洒落で好きです。

お義母さんスイッチお義母さんスイッチ 櫻太助櫻太助
10ページ目からの変わりようすごい

映画の感想マンガ描いてる人結構いるけど最近だとコレがやばかったです。みんな名探偵ピカチュウを見てくれ…


『探偵ピカチュウを見に行って、ラストの映像で全てを持ってかれた男の末路』


『盆栽の世話をする男子高生と女子高生の話』
ありがとう…ありがとう…

踊るリスポーン踊るリスポーン

いやもうホント好き…グイグイ惹かれる。設定・キャラデザ・セリフ・コマ割り全てがエモい

壇ノ浦調子(だんのうら・ちょうし)は、死んでも死んでも、最後に寝ていた場所で生き返るという、RPGの主人公みたいな「リスポーン」体質。そんな彼に命を救われた山崎声(やまざき・あん)は、調子に心を奪われてしまった。声の執拗でヘビーな愛に、調子は応えられるのか。18歳の新鋭による最凶ヤンデレラブコ...

今日発売の月マガの山本誠志さんの読切「先輩とクラリネット」、素晴らしかったです。 「この3分間だけは抗おう」「偽物の永遠」などのモノローグの熱さ。 「宇宙の音楽」も良かったですし今後が楽しみになる作品でした。

今日発売の月マガの山本誠志さんの読切「先輩とクラリネット」、素晴らしかったです。 「この3分間だけは抗おう」「偽物の永遠」などのモノローグの熱さ。 「宇宙の音楽」も良かったですし今後が楽しみになる作品でした。

@兎来栄寿

読みました。
良かった…
天才だと思います

https://twitter.com/5670000000ldk/status/1122846302788657152

https://twitter.com/5670000000ldk/status/1122846302788657152

@名無し

ほっこりしたw
こういう漫画見つけられるのツイッタのいいところ

昔読んでた漫画を今読むのにハマってます。
魔探偵ロキ魔ロキ読んでた人いませんか?
まだガンガンとか本屋であの分厚いの買ってたなと思い出しました。
絵、今見てもめちゃくちゃうまいですよね…。
画集持ってた子を羨ましがってた記憶あります。

少年ロキが探偵をやっててそこに女の子が転がり込む話。
主人公ロキがいいキャラなんですよね。
少年でチビなのに頭がキレるからかっこいい。
今読むとオカルトファンタジーなのにロキ、ちゃんと探偵してる…。
邪神ロキ、トール神、女神フレイヤ…読んだ当時はわからなかったけど北欧神話なんですよね。
懐かしくて好きだった本でした。

みんな1度は考える「世界がゾンビに襲われたらどうするか」を地で行く、超ハッピーな終末世界・ポストアポカリプス作品。

少女終末旅行少女終末旅行ヨコハマ買い出し紀行ヨコハマ買い出し紀行のような「心地よい破滅」と違い、ポジティブで享楽的なのが魅力。
(今のところ終末世界特有の切なさは感じられない)

元ラガーマンで溌剌とした輝(アキラ)は、3年のブラック企業努めで精機を失いゾンビ化(比喩)していき、家はゴミに溢れ、街頭のポストに謝り、ホームに入ってくる電車を見つめて死を思う。
しかし、ある朝起きると世界はゾンビと化した人間(本物)で溢れ崩壊していて―――というオープニング。

このあとの、

もう会社に行かなくていい!!
いままでやれなかったこと、全部やっちゃう!!
部屋も掃除して昼間っからビール飲んじゃうよ!?
昼ビール最高〜〜!!

という、『負の抑圧が開放されるカタルシス』が最の高!:beer:

サンデーうぇぶりで連載を追っていて1巻が出たので購入したけど、やっぱゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ゾン100面白い〜!

香坂さんご夫婦の存在は、本来のゾンビワールドに怯える正しい反応で、アキラの社畜からの開放による異常なハイテンション&ポジティブと対照的なのがいい!

そしてこんな非常時にもかかわらず。階の上下でのご近所物語ご近所付き合いをするのがほのぼのしてて好き(こんな非常時なのに意外と図太く注文つける奥さん、ナイスキャラ!)

1巻の続き。ケンチョと合流したあとの展開がポストアポカリプスものの理想形をしているので、ぜひ連載もチェックしてほしい…!!

(画像は1話より。アキラが人生を取り戻した瞬間の、暗いゾンビと輝(アキラ)の輝く笑顔の対比が最高)

みんな1度は考...