kuma2024/02/14ストーリーと描写にこだわりを感じる作品いきなり本筋とは関係ない話をします。 眼鏡をかけている人ならわかると思うんですが、度が強い近視のレンズを通すと、顔の輪郭線がレンズの中だけ本来より内側に見えるんですよね。 それを新太郎(主人公)の顔がどれだけ小さいコマでも忠実に描こうとする川田先生のこだわりがすごく感じられる作品です。 単行本巻末のアシスタントさんへの謝辞も、作業していただいた箇所のページ数と何コマ目かまで記載されているところからもこだわってるなーという印象です。 美大志望の新太郎と、代々続く太鼓職人を継承しようとする響子が、不器用だけどお互いを思いやっていて、そんな二人がかわいらしく美しい世界だと思います。 今後の進展が楽しみです。半人前の恋人川田大智6わかる
kuma2024/02/09岬かいり先生のイヤホラ大喜利「こんな世界はイヤだ!どんなの?」 このお題に対して、岬かいり先生が描いたオムニバス大喜利ホラー集だと思っていました。 ジャンルとしてはスプラッタやスラッシャーなどではなく、読後感が苦かったり後味が悪い「イヤミス」のようなホラー漫画、「イヤホラ」とでも呼べばいいのかな? しばらくオムニバスが続いていましたが、これらの現象の原因たる存在が表に出てきて、全体の縦軸が見えてきつつあるところで、今後の展開が楽しみです。終末の箱庭岬かいり5わかる