野愛
1年以上前
イギリス文学を愛する雨宮教授が、姪のサヤと一緒にお菓子を作って楽しむお話。
ページをめくるたびにバターやジャムの香りが漂ってくるようで、いつ読んでも午後3時の穏やかな時間に浸れます。
基本的には雨宮教授とサヤちゃんが2人でお菓子を作っているだけなんですが、ゆっくりとその輪が広がっていきます。
生徒にレシピを教えてあげたり、サヤちゃんのクラスメイトを招いてお菓子を食べたり。
どのエピソードも優しくて穏やかであたたかい気持ちになります。
お菓子もセイボリーも作ってみたいし、イギリス文学も読んでみたくなる作品でした。