超電子バイオマン
1年以上前
ゾンビと人間の家族と言う設定が面白い。 ゾンビなのだが、通常のゾンビとは違う設定でゾンビの特質を生かして難題を解決するという流れがさらっと読めて、すーっとストーリーが入ってくる。 ゾンビと人間のハーフの息子が、結構しっかり者で、気も効いているから、キャラとして確立している。顔もかわいい!まちで起こる数々の事件をこの父と息子で解決していくといった展開で続編が読んでみたい。父が「ゾンビなんで」といちいち説明しなくても、うまくごまかしたり、流したりしてうまく解決に結びつけてくれそう。キャラクターグッズにしてもかわいいかも。 母も仕事で家にいない間、父と息子で出かけた先でなんだかんだあって、まちの事件を解決して、家に帰ってくるとみんなで晩ご飯と言った展開でも面白いだろうし、晩ご飯に間に合わないというときには、冷蔵庫に作り置きをしていると主夫としての力量が垣間見えたりするのも良いかもしれない。 ゾンビだけど、みんなが思うゾンビのイメージと違うという設定も「ゾンビはこういうこともできるのか」と読者に想像させる猶予が残されているので話の展開もそこから望めるかも。 ゾンビは何をされても効かないから、まちの社会悪を全部受け止めることも可能。それと家族愛のコラボが読者をほっこりと包み込んでいく。 今後の展開に期待しています。つづきが読みたい!
仮面ライダーRX バイオライダー
1年以上前
すーっと読めて、最後はほっこりあったかいストーリー展開。心が洗われました。 今回はキャラの紹介など、ストーリー展開のコアの部分を紹介し、はじめに我が子を救って事件を解決しましたが、これから後のこの家族の展開を続編で読んでみたいです。 ゾンビという設定をうまく生かしていき、相手(敵)が何をしてこようと効かなかったり、切れた手や足が動いたりして離れていても縄で縛られた被害者や父親自身を助け、危機を回避したり、ゾンビということだけで気絶したり、といったことで数々の町の難事件を解決していくといったストーリー展開になれば面白いような感じがします。 みんなが思っているゾンビのイメージと違うという設定にも、「そういうこともできるんだ。」と読者に思わせる余裕もあり、「どんなことができるんだろう」と楽しみになります。これもストーリーが膨らんでいくもとが詰まっていると思います。 人間とゾンビのハーフの息子もキャラがかわいくて面白い!気が強いし、しっかりしているし、父がゾンビであることを理解しているので、もしもの時には、父がゾンビなんですよといちいち説明しなくても、この息子がストーリーをうまくつないでくれる、みんなが納得してうまく話が進んでいく、そんな感じがします。 p333の「出会ってから息子さんが生まれて今まで経つけど人を食べたことは一度もないよ」のカットが絶妙でした。 ゾンビだから気持ち悪いのかなと思って読みましたが、こんなに心があったかくなるマンガは初めて読みました。担当編集コメントでは、「期待の超新星」とのこと、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の講評も生かしつつ今後の活躍を期待しています。