この作品こそ正真正銘のラブコメ、まごうことなき俺のバイブルです。
なんといっても音無響子というヒロインがとにかく素晴らしい。
響子さんはわがままで嫉妬深く、人の話を聞かない、超めんどくさい女性です。
でもそれが「未亡人」という設定一つで全て魅力に変わります。
主人公になかなかなびかないのも、そのくせにバッチリキープするのも、付き合ってもないのに超束縛するのも、死んだ旦那さん想い続けていて、次に踏み出すことができないから。
死人にはどうやったって勝てませんからね、この設定は高橋留美子先生の発明です!
携帯なんてない時代ならでわのすれ違い、愉快な一刻館の住人たち、一話一話のテンポの良さ、今読んでも最高の作品です!