ルリドラゴン

周りに支えられ存在していることを痛感できる。

ルリドラゴン 眞藤雅興
干し芋
干し芋

ある朝起きたら、角が生えていた女子高生のルナ。 早速、母親に報告するも、「お父さんが、龍だからね。」「遺伝だしね。」と軽くいなされる。母親の態度に、そんな重要なことではないのかとそのまま登校。 同じクラスの子たちも、反応はそれぞれだが、概ね受け入れている感じ。 先生からあてられて、本を読んでいると火を吐いて、口の中やけどしたり、血まみれになったり、前の席の子の髪の毛を焦がしたり・・・。 今現在では、人と違うことでいじめにあったり、仲間外れになって孤立したり、生きずらい世の中。 それを、親や親友が陰で、支えてくれている。なんでも話せて、相談できて、前向きなアドバイスをくれる存在はとても大きい。それによって、一歩を踏み出し、新たな関係性を作っていく。環境が変わったことで引っ込み思案だった自分の殻を破って話したことのないクラスメイトと話してみたり、自分の行動で周りも変わってくるし、周りが変われば、環境も変わってくるし、一人で悩まなくてもいいんだよって教えてくれる、とっても素敵な漫画。 突飛な設定もすんなり入ってっくるのは、登場人物たちの心の奥の優しさがあるから。 1巻読了。

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