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「俺は死んでしまったのか…?」どういう訳か、気が付くと幽霊になっていた男。生前の記憶がなく、自分の名前すらも分からない。唯一知り得た情報は「童貞」ということだけ。──そんな状態でのこのこ成仏なんてできるか!と、憂さ晴らしで性の総本山・ラブホへ足(ないけど)を運んだら返り討ちにあう始末!さらにそこで出会った、自分の生前を知る霊媒師の手伝いをすることに…。「依頼を10件こなすごとに過去を1つ教えてもらう」を条件に、地縛霊の説得やら何やらでこき使われて!? 「生きてる人間が一番怖い」が口癖なやさぐれ霊媒師、幽霊に大興奮するお嬢様JK…。混ぜるな危険のメンバーが送る、自分探し(?)ホラーコメディ!【ズズズキュン!】
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母親が脳梗塞で倒れて、東京の我が家に連れてきた時はそんなに長く生きてくれないと思っていた。ほんの数ヶ月だろうと・・・だけどこれが生きも生きたり。4年間!!ほぼ毎日ブログに綴っていた。それをまとめたのがこのコミックエッセイです。在宅介護はいろんなものを犠牲にする。まず、介護する人の生活のリズム。夜中、何回も起こされ、満足な睡眠時間を与えてくれない。当初は睡眠不足でいつもモヤモヤ。昼間じっとしていると居眠りしてしまう。でも徐々に体が順応していく。夜中起こされてもすぐに寝付けるようになった。次に経済的な打撃。仕事が思うようにできない。営業も出来なくて、仕事が減っていく。うちの場合、奥さんが公務員だったので貯金を切り崩しながら、ある程度、やりくりできた。そしてやっぱり大きいのは介護でメンタルをやられる事。いくら血を分けた親といえども、24時間べったりだとさすがに爆発しそうになる。「たまには旅行に行って楽しみたい!」とか「他のきょうだいの協力も欲しいなあ!」とかそんなイライラを解消してくれたのがウチの奥さん。「母ちゃんが幸せだからいいじゃない」「田舎にいたらとっくに亡くなっているよ」いつも笑って気持ちの転換をしてくれた。そのおかげで介護も楽しいと思うようになり、母ちゃんは100歳まで長生きしてくれた。天寿を全うして、老衰という理想的な幕引き。だから亡くなってもボクはちっとも悲しくなかった。もちろんこれで介護から解放されたという安堵感もあったが、「母親を最期まで看取ることができた」という達成感。親の死に対して悔いがないというのは幸せだ。母親がボクに残したもの。目をつぶるとジワーっとくる母の温もり。そして時々突然やってくる腰の痛み。河野やし