マンガで読む名作 嵐が丘
「俺は、俺を殺した人間を今でも愛しているんだ――」イングランド北部ヨークシャーの荒野に立つ屋敷「嵐が丘」。その主人に拾われた孤児ヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンといつしか魅かれあうようになる。だが、キャサリンと名家の子息との結婚話を知ったヒースクリフは、絶望に打ちひしがれて消息を絶ってしまう…。イギリス文学史に燦然と輝く、苛烈な復讐と不滅の愛を描いた究極の恋愛劇。
マンガで読む名作 三四郎
「迷える子(ストレイ・シープ)――わかって?」東京の大学に入学するため、熊本から上京した小川三四郎。彼にとって東京は、見るもの聞くもののすべてが新鮮な驚きに満ちていた。やがて三四郎は、都会育ちの美しい女性・里見美禰子に強く惹かれていく。だが美禰子は「迷える子(ストレイ・シープ)」という言葉を三四郎に幾度となく投げかけ、曖昧な態度を続けるのみであった…。『それから』『門』へと続く夏目漱石・前期三部作の第一編。
マンガで読む名作 聖書~福音書の世界~
「汝の敵を愛せよ。迫害する者のために祈るのだ――」神の導きにより降誕したイエスは、その教えと奇跡によって、次第に民衆から崇拝されるようになる。しかし、その名声に危機感を感じた支配層は、イエスへの敵対心を強めていくのであった…。人類の文化や思想に多大な影響を及ぼしてきた『聖書』。その中核を成す四つの福音書を元に、「受胎告知」「イエス誕生」から「最後の晩餐」「復活」まで、イエス・キリストの壮絶な生涯を描く。巻末にはキリスト教がよくわかる解説記事収録。
マンガで読む名作 ソクラテスの弁明
「大切なのはただ生きることではなく、善く生きることだ――」国家の認めない神々を導入し若者たちを堕落させたとして、アテナイの民主派から不敬罪で告発されたソクラテス。死刑を免れる唯一の手段は、自身の弁明のみという状況の中、ソクラテスは一切の妥協を見せず、己の信念を力強く表明する!!法廷のソクラテスを描いた表題作に加えて、脱獄を勧める老友との対話『クリトン』、毒杯を仰いで刑死する『ソクラテスの最期』を収録。
マンガで読む名作 ハムレット
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ――」中世デンマークでは国王が急死し、妃と再婚した王の弟クローディアスが王位を継ぐ。王子ハムレットは突然の父の死と早すぎる母の再婚を嘆くが、やがて父の亡霊が現われ、その死因はクローディアスの謀殺によるものだと告げる。復讐を誓うハムレットは、愛するオフィーリアにさえ心を閉ざし、隠された真実を追い求めるが…!?シェイクスピアの四大悲劇のひとつとして知られる不朽の名作。