ヘビーなテーマだな…と思ったら作者は有賀リエさんでした。過去にも車椅子、犯罪被害者と加害者家族という難しいテーマで骨太なストーリーを描かれているので今作も期待しています。
こやまゆかり先生の新連載。庶民と御曹司の結婚モノ。御曹司はイイヒトそうだが、その他上流階級の親族たちは魑魅魍魎。セレブの描写がそうとう歪んでいる上に、主人公の自己正当化が激しい(=たくましい)のでキャラに感情移入はしにくいが、泥沼の争いにはとても興味をひかれる。また昼ドラで実写化されそう。
身近にはない一族の話で、とてもひきこまれます。 セレブの世界に放り込まれた佐都。 夫が妻を守って誠実な姿勢を見せ、妻も夫の期待に応えて頑張って問題解決をはかるお話です。 ドロドロもありますが、立ち向かっていく姿が見ていて気持ちよく、こちらもすっきりします。サクサク読み進めちゃいました。 ドラマも凄く好きだったので、また見ようと思います
サスペンスにありがちな言葉ですが、本当に誰も信じられません。主人公のお父さんですら信じられません。前情報ゼロで読み始めましたが、引き込まれます。時々挟まるギャグ要素が緊張を和らげてくれます。普段サスペンスはあまり読まないですが、冤罪がテーマということもあり考えさせられること多く、ハラハラに加えて社会性もあって面白いです。おすすめです。
女性向けファッション誌の編集部で日々激務をこなす緒野ひよりが主人公の本作。 いきなり枝葉の話なんですが、主人公が読んでいて非常にかわいそうなんですよ。メインの恋愛面ではなく、サイドの仕事面において。 ひよりは文芸志望で出版社に入ったもののまったく畑違いのファッション誌に配属されて、 「こんなところにいたって誰かの心を動かす仕事なんて出来るはずもない」 と思いながら仕事をしているんです。こんな悲しいことがあるでしょうか。 私が受け持っている連載の「となりのマンガ編集部」の取材やそれ以外でも、「本当はマンガ志望ではなかった」あるいは「本当はマンガ編集になりたかった」「マンガ編集にはなれたけど希望する雑誌ではなかった」という方に数多くお会いしてきました。結果的に上手くいっているパターンも多いですし、たとえば伝説の編集者である壁村氏なども元々マンガなど一切読まなかったといいます。ただ、それらは生存バイアスでしかないとも言えるかもしれません。 何十年も昔からずっとこのシステムが続いているのは、個人的にはすごく不思議です。どう考えても自分の好き・得意を活かせる部署に行ってもらった方が三方よしではないでしょうか。 作中で、編集長が主人公に ″文芸も女性誌も全くの別物ってわけじゃあないの 目の前の読者のために作るのは同じ 一度本気でやってみたらきっと面白さもわかるわ″ と諭す良いシーンがあり、また思い人にも ″きっかけ次第で変わることってあるよね″ と重ねて言われます。 しかし、しかしですよ。仮に本には年間で数十万円課金しているけどその分服飾代に年平均1万円もかけず「チュニックって何? シュミゼットって何?」というレベルの人間がファッション誌に行ったとして、まるで興味を持てない対象に対してどんな仕事ができるのかと。 逆も然りで、文芸やマンガにまったく思い入れがない方がその編集部に配属されて作家やアシスタントや関係者と揉めて大きな問題に発展してしまうケースも少なくない気がします。 どんな仕事も本気で取り組めば見えてくるものは確かに多いとは思いますし、さまざまな知見は別の場所でも生きるのは解りますが、それでも文芸に詳しい人には文芸を、マンガに詳しい人にはマンガを担当してもらった方が読者のためにもなるのではと。 同じマンガ編集部であっても、例えば『アフタヌーン』と『なかよし』ではまったく違いますしね。そういう点では、白泉社などは新人は必ず行きたい部署に行けるシステムがあるそうですごく良いなと思います。 ものすごく脱線しましたが、冒頭からスタイリストさんに朝まで詰められる主人公が本当に不憫でならないのです。 本筋は歳の差ゆえに破れた片思いが記憶喪失という事件を通して蘇り、ひとつの嘘をついて危ういバランスを保ちながら進んでいくハラハラ感と恋のドキドキの二重奏の引きが強いです。 また加瀬アオさんの絵がとても良くて、全体的にすっきりと読みやすくありながら女子はかわいく男子は格好よく、適度なデフォルメ部分も愛らしいです。文字が詰まっていても気にならないほどネームも読みやすくて、今後ますます人気を博していかれるでしょう。 シンプルにエンターテインメント性が高い恋愛ストーリーで、仕事面でも恋愛面でもこの先が気になります。
児童養護施設のお話で1話1話が重くてしんどい。学生時代に児童養護などといった福祉のことは少し勉強してたけど…どうしても苦しくなる。そんな中、天雀の強さというかかっこよさというか、惹かれてしまうのもすごく分かる。 「子どもすぎてどこにも行けない、何もできない」「もっと大人になれば行きたいところへ自分の力で進んでいける」この天雀の言葉が良すぎて胸に突き刺さりました。明るい少女漫画、という感じではないけれど…親や家関係で悩んでたりとか、似たような経験がある人にはすごくいい漫画だと思う。これはフィクションだけど、そういった悩みなんかを少しでも楽にさせてくれるように思えました。若い学生さんでも、私みたいな気がつけば成人してしまった人にも読んでほしい作品。
絵が綺麗で読みやすい。最初は幸せだったのに、旦那さんかなりモラハライメージが… ここまで酷いと、付き合ってたときはわからないものなのかなぁ、と。豹変型の男の人の話はちょっと怖い。 自分が奥さんならうんざりだし、ここまでモラ&ケチな男って存在するのだな…と結末はとてもすっきり次の話も気になります。 女弁護士のおかげで良い方向に進んでよかった。女弁護士さん変わってるけど頼りになる。 この弁護士さんの物語、シリーズでやって欲しいです!世の中いろんな男がいるけど、タイプの違うクズっぷり。いろいろ考えさせられそう
ドラマ化された前作の事も著者のことも全く知らず、面白いタイトルだなと思ってなんとなく手に取って読み始めたが、しっかり読まされてしまった。 まだ3巻が出たばかりの段階で、多くを語らないほうがいいかなーという気もしたのであまり書けないけど、とにかく緊迫感が常にあって息抜きが全然ない。 とはいえ、ずーっと死ぬほど重い空気なわけでもなく、常に緊張した感じになるというか。 そんな中での癒やしポイントはこの2人の掛け合いである、と思っているので画像貼っときます。(BLではない)
町の質屋さん、高価なものから伺わしいものまでいろいろなものがもってこられます。 最近は買い取り屋さんが増えたけど、こういった街の質屋さんってお客はいってるのかなと思うけどずーと営業できてるですよね。 古物や宝石など専門的な話なのに、よく分からない話はハズなのにいつの間にか引き込まれてします。 宝石の話などは勉強になりました。
この平成の時代に世にも奇妙な一族…おとこがすべてを仕切り、不倫や浮気は当たり前です。 甲斐性のある夫が一生同じ女を抱くわけがない、違う相手がいて当然。妻は高いものやほしいものをかって、気持ちを持ち直す。愛人にご挨拶するくらいの度胸と根性がないとここではやっていけないと姑の言葉にこの平成の世の中で、まだこんな一族があるなんて!!と衝撃的です。 関西人なので芦屋のすごさはよくわかるし、縁のないお金持ちの生活を垣間見ることができて楽しいです。 絵柄や表現がが昭和風味だけれど、漫画なので許せます。 一度読み始めたら止まらないです!
これ、面白い。気になって気になって仕方ない! むしろ、読んだ時まだ2巻までで良かった。 元警察官の父親が何者かに殺害されてしまって、父からの手紙を読み事件に不信感を抱き謎を追う娘の小麦ちゃん。 小麦ちゃんの冷静さが、時に悲しくもあり。 本当の犯人はいるのかいないのか。 弁護士の松風さん、小麦ちゃんに協力してくれるみたいで良い人で良かった。。 とにかく面白くて無我夢中で読みました。 クジャクは誰なのか。早く続き読みたい。
毒親とその子供のこと真剣に考えるとしんどくなりますね…。 ちゃんと児童養護施設も取材されてる この2人もみんなも幸せになってくれ〜
″毎日ご飯が食べれるとか 明日も学校に行けるとか 突然どなられることを気にしなくていいとか そういうのわたし ここに来るまで知らなかった………″ それらが決して当たり前のことではなく、感謝すべき幸運なのだと心から思える人はどれくらいいるでしょうか。 本作は児童養護施設での暮らし、そこで生活する子たちの思考や感情を非常に解像度高く描いた作品です。 何よりも、虐待を受けていた主人公・夜(よる)の心情の吐露がリアルで胸を刺します。 ″私たちは心のどこかで 「自分の価値」に自信がない″ ″たった1%の幸せな記憶に生かされてるんだ″ etc... 多くの人が与えられるものを与えられずにむしろ傷つけられて生きてきた少女の癒えない渇望と、(作中の設定により2018年当時の制度として)18歳になったら施設を出て暮らして行かねばならないというタイムリミットのある現実への不安、スマホを持てる同年代のクラスメイトへの羨望と深い所では決して解り合えない断絶などが入り混じって吐露される言葉が強く響きます。 幼い頃から憧れを抱き続けて大きくなった、夜と同じ施設の少年・天雀(てんじゃく)との関係性も見どころです。他の同世代の子と解り合えない部分も、天雀となら分かち合える。ただ、そこには危うさも存在しています。タイトルが掛かる2話ラストのモノローグを含む美しい1ページも好きなのですが、どこか物語の行く末を暗示しているようでもあります。零れてしまう夜があることは避けられないとしても、いつか掬われる朝が訪れることを願わずにはいられません。 デリケートなテーマですが、しっかり取材をした上で覚悟を持って丁寧に取り組まれているのが伝わってきます。難しい題材に挑み続ける有賀リエさんを応援しています。
不思議なタイトル、少女漫画…?と何となく読んでみたら超本格サスペンスだった…いやもう1話から引き込まれた。めっちゃ気になる。なに?どういうこと??読み進めるほど謎が深まっていってページをどんどんめくってしまう。 作中にも説明あるように、タイトルの言葉本当にことわざとしてあるんですね。父の教えてくれた言葉に励まされつつもその真意を探っていく心麦…そして彼女を取り巻く大人たち。目が離せない。松風さんが個人的に好き。味方であってほしいな…。おまけ最高でした。
読んでびっくりしたんだけど、吉祥寺の「エプロン」って実際にある店じゃん! 横丁にある店だよね。 あそこのおでんうまいんだよな。 1話しか読んでないけど、おそらく実際の店舗が舞台なんだろうな。 自分の行った事のある店が出るとテンション上がるよね。 さぁ次の舞台は???
※ネタバレを含むクチコミです。
そんな私に刺さりましたこちらの漫画。 とはいえ、桁違いの連勤をしているこのお二人には到底及ばないのですが笑 とにかく仕事人間な二人が仕事後にご褒美として食べるご飯がおいしそうで美味しそうで。 ご馳走の描写も綺麗で上手で美味しそうでたまらんです! この漫画で知り、実際にあるお店なので行ってみたいところです! ハードワークが基本の日本人に届けたい漫画!
隣にいるイケメンが突然家族でお兄ちゃんに! 母親の再婚相手の息子とは、、、 パニックになるけど一緒の家に住むという24時間ドキドキな環境になる訳で心拍数の上昇に耐えられるかが勝負な設定←ww Sっ気が強くてでも優しいお兄ちゃんに沼です。 Kissの作品は裏切らないな~という所。 Kiss系のお話に弱い方はぜひ読んで笑
冒頭のほっこりシーンから一転、怒涛の展開が繰り広げられ一気に物語に引き込まれていった。これ、考察系ミステリーとして絶対ドラマ化するヤツじゃん(笑)!…そして続きが気になり過ぎるぅ!
1巻だけ読んでしまって続刊早く出てくれ〜という気持ちです! 主人公の父親が殺される衝撃展開から始まるストーリー。 残された手紙にはこの人は犯人ではないとかこの弁護士に相談しろとか書いてある…。 父親が嘘をついているのか他のだれかが騙しているのか…。 わからない!まだわからないことが多すぎます気になります!
月9ドラマになった「イチケイのカラス」の作者さんの最新作は、犯人が誰なのか語り合いたくなる本格的なサスペンスでした。 主人公は21歳の大学生・心麦。元警察官の父親と二人暮らしをしていましたが、父親が自宅を放火されて亡くなってしまいます。捕まった放火犯は父親が警察官時代に担当していた殺人事件の容疑者の息子でしたが、父親が残した遺言書に「もし自分が殺されたとしてもここに名前が書かれた人物は冤罪です」とあり、そこに彼の名前もあったのです…。冤罪になった場合の費用300万も同封されていたこともあり、心麦は亡き父の意志を継いで弁護士を雇います。そして真犯人は誰なのか、なぜ父親は殺されなければならなかったのかを調べ始めます。 真犯人が別にいることが分かった上で読むと、主人公の親戚や父親の元同僚など全員が怪しく見えてくる作りになってるのが上手い!!昔馴染みのラーメン屋のスープの味が変わったのすら怪しく思えてくる。1巻ラストも引きが強くて早く続きが読みたいです!
典型的な庶民と金持ち漫画。 申し訳ないですが全然いい気分になりません…。 昼ドラのドロドロ部分オンリー! やっぱり主人公が辱めを受ける漫画は読んでてすごく嫌な気分になりますね。 でも逃げないで立ち向かっていく主人公! 個人的には逃げていいんだよ!!!という気持ち! 多分リアルにこういう一族はいるんですよ。 環境が人を作るならどうしても性格が曲がってきてしまうのでしょう。 途中から「負けるか〜!」という気分にはなりますw
ヘビーなテーマだな…と思ったら作者は有賀リエさんでした。過去にも車椅子、犯罪被害者と加害者家族という難しいテーマで骨太なストーリーを描かれているので今作も期待しています。