・リリースするなら釣りすんな
あれは西暦2000年頃。 親が購読している週刊ヤングマガジンをペラペラと読んでいたら、絵柄やらストーリーやら雰囲気やら、ものすごく好みの漫画家さんを見つけてしまった。 迫力のある、線の太いかっこいいイラストと、早すぎると思える怒涛の展開。 高校を舞台にした、エログロバイオレンス? 上等上等。 どうしてこんなおもしろいマンガに気づかなかったんだろうと読み始めて2-3週後、「極東学園天国」は打ち切りで終了した。 なんでだようう!!!とコミックス最終巻まで買い揃え、最終話のその先を読んで、感動と終わりの早さに泣いた。 早すぎる展開はそのせいだったのか。 私が読み始める何話か前に人気が出てきて、もう少し早ければ打ち切りはなかったかもしれないと、作者がなにかに書いていたのを覚えている。 日本橋ヨヲコ先生の作品に登場するキャラクターはその後の連載作品でしれっと出演してくるので、いろいろな作品を読めば読むほど「おお、あの人が!」となるのが魅力の一つ。 ちなみに、私もこの作品はずっと好きです。 https://twitter.com/yowoko/status/1616086383629852673
とにかく熱い男の百太郎の魅力満載の漫画。 勉強もできない、落ち着きもない、そんな百太郎が一緒に住んでいたチャキチャキのおばあちゃんが滑って転んで足を骨折して入院したところから、介護に興味を持ち、色んな老人と接して失敗しながらも、ヘルパーとして成長していく物語。 痴呆老人をいつしか人間として、家族として見ることができなくなった人達の目を覚まさせてくれる。 ただ、自宅での介護の現場は、頑張らなくてもいいと言われても頑張ってしまう、超高齢社会に向かっている日本は、今後どうなっていくのか・・・? 百太郎の言葉に涙が溢れる。 2巻読了。
懐かしいです。 金田一少年の事件簿のおかげで、夜トイレに1人で行くのが今だに怖い30代のおじさんです。 金田一のおかげで、ミステリー漫画はとんでもなく増えた印象です。 37歳になっても推理力は変わりません。 変わった事とすると、漫画に対する規制なんですかね。 グロいシーンがないです。 血がわっさーとかないんです。 金田一も歳をとったので、その分、漫画業界も歳をとっています。
「立ち飲みご令嬢」は、美味しそうな立ち飲み屋のメニューと雰囲気がページから伝わってくる、お腹もすくし飲みにも行きたくなる作品。 料理の紹介とお酒の描写、飲み屋における人間模様の比率もちょうどよい。 立ち飲み屋を疑似体験している気持ちになれる。 これまで読んできた「酒飲みマンガ」と違うのは、主人公がご令嬢という点。 息抜きに入った居酒屋がたまたま立ち飲み屋で、以来、自分を知る人がいない環境での美味しい食事(とお酒)にはまっているという。 ご令嬢なので「乾杯あそばせ」という、野蛮さなどない乾杯ワードが、主に物語の締めに使われる。 「ごきげん酔う」は音声だと伝わらない可能性があるので、ご令嬢ごっこをしたいなら「乾杯あそばせ」だろう。 さて。お酒をテーマにしたマンガはやっぱりおもしろい率が高い。 そして完結でなく連載中の好きなマンガが増えて嬉しい。
※ネタバレを含むクチコミです。
ラクロスを描いた作品って初めてじゃないかな? 都内だと慶應ぐらいしか高校の部活でないから、みんな大学デビューができる数少ないスポーツ。 真剣にスポーツを描き、少しエロギャグを混ぜる部分が「チェーンソーマン 」に似ていると思いました。
最初は、ガチな医学系の漫画かと思い、読むのをやめようとしました。 だって、勉強みたいでつまらないんだもの。「バイタル正常!!」とかさ。 なんだよバイタルって?? でもこの漫画はギャグ漫画です。 さらにとてもロジカルな作品です。 僕らが、何も教えてもらっていないのに先生と呼ぶ医者の中にも山井さんのような人間味のあふれる医者はいるのだろうか?
好きな子に、自分の事が好きじゃないと言われたり、フラれてたりするのが怖くて真剣に向き合えない事ってあるよね。 本当の自分でぶつかって、ダメだった時の為にみんな保険をかけたくなる。 今回の主人公は、コスプレをする事で本当の自分を隠す保険をかけています。 でもね、保険と素の自分があまりにかけ離れていると、うまくいってから苦労するんだよね。 好きな子に気に入られる為に、嘘のキャラ演じている皆さん。 ご注意を。
めちゃくちゃ腹減る。 人間は追い詰められた状況でパフォーマンスを発揮する事ができる人とそうではない人の二通りにわかれる。 主人公は、まだに前者。 日々に食材選びから調理に真剣に向き合っているからこそ、緊急事態でも対応ができるのだ。 深い、深すぎるぜ。 オチもなかなかセンスあるし、なんせ絵が引き込まれる。
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