ひとりごはんの感想・レビュー8件ノスタルジーに包まれながら #1巻応援はらペコ放浪記 画家修業しながら女子ひとり旅中です。 上野キミコナベテツ昭和40年代の日本、スマホもネットもまだまだ想像できない時代。人々は日々の生活に必死だったんだろうけど、どこかゆったりとした空気とノスタルジーを感じます。 日本をさすらう謎の画家、東望葵ちゃんは旅先でご飯を食べ、不思議な絵を人々に残します。 ご飯のアンソロジーコミックから単行本化された作品ですが、作中に登場するご飯は、その味を想像出来る、日本人の琴線に触れるメニューばかり。 そのメニューと思い出を語る人達から感じる優しさは、作品の暖かさと絵柄の柔らかさとともに、どこか遠くにあるような、懐かしい感情もまた呼び起こしてくれます。 晩ご飯のメニューを考えながら、記憶の中の味を思いながら読むのも良い作品なんじゃないかと思います。ひとりぶらりごはんの感想 #推しを3行で推すひとりぶらりごはん 柘植文starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 相変わらず柘植文の漫画はおもしろいな。「ひとりぶらりごはん」ということで一人でいろんな店に入って飯を食べるが飯本編よりも他の客の描写が面白い ・特に好きなところは? 喫茶店のツンデレ華道。実際見たら笑いを堪える自信がないね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 柘植文の漫画は寝る前に読むのにちょうどいいのが多くていいな。 庶民なお一人様にちょうどいい指南書ひとりぶらりごはん 柘植文starstarstarstarstarかしこ1人旅と1人飲みって憧れるけどハードルが高いですが、この漫画を読むと「あ、自分でも出来そう!やりたい!」と思えるのがいいです。まず事前にネットで入念に下調べをするところから始まり、現地で店構えを確認して何か違うと感じたら別の店に行くのも全然あり!なところが「常連でもない店にスマートに入れないのはしょうがない!無様でもいいじゃない!」と肯定してくれます。そもそもそんなに高い店に行ってないのでとっても真似しやすいんです。 たま〜に「思ってたより美味しくなかった…」っていう感想があるのも、誰ともシェアしないで食べる1人ご飯だからショックが残るのよね〜と共感しました。後半はコロナ禍になったのでお取り寄せして自宅で食べる話も多かったですが、ぜひぜひ続編も刊行して欲しいです。絶対買います!一人で二合を平らげる!白米大好き主人公!白米礼賛 にしだかなstarstarstarstar_borderstar_borderかしこ一人で二合を食べるといっても主人公は別に大食い女子な訳ではありません。米どころの新潟で生まれ育ったので白米が大好きなだけなんです。そして社会人になった今もその情熱は変わりません。朝は必ず起きてから米を研ぎ、炊き立てのご飯を食べてから出勤します。 気になるご飯のお供は漬け物、明太子、海苔などのTHE定番はもちろん。純胡椒とか天仁(梅干しの中の種)のような珍しいものもあります。でも一番はやっぱり主人公の白米に対する情熱ですね。仕事を頑張った自分へのご褒美におひつを買うなんて…米が好き過ぎる!!でもおひつに入れたご飯は冷えても美味しそう〜。読むと釣られて白米が食べたくなること間違いなしです! コンビニコミック好きなのですひとりごはん ひとりごはん編集部野愛こういうグルメ系オムニバスのコンビニコミックついつい買っちゃうやつ。ひとりごはんシリーズももちろん大好きです。 しおりとかスケジュール帳とか付録ついてたりするのもなんかほっこりします。 このシリーズを読んでどうしても食べたくなって、静岡に行ってさわやかのハンバーグ食べたのはよい思い出です。 今読んではいけない漫画だけど今読む!!出没!ビール女子 猫原ねんずむこんな漫画読んだら飲みに飛び出したくなっちゃうでしょ〜!!!?? ってグルメ漫画です 最高ですねこの漫画 ビールとご飯のくみあわせの多さ! 私はあんまり飲めないんですけど唐揚げにはビールだし、たまにはピルスナーとかコエドビールとかドイツビールを買って飲んでみたりします。 女子がビール飲んでご飯美味しそうに食べてる姿ってこんなに幸福感あるんですね… 今は外飲みがなかなかできませんが、早速コロナビールとカキフライ(旬じゃないので他の揚げ物)でお家飲みを試そうかなと思ってます。この漫画のおかげです!等身大でビールを楽しもう出没!ビール女子 猫原ねんず野愛病めるときも健やかなるときも、いついかなるときもビールはうまいです。この世の真理です。 そんな神の飲み物ビール×料理の多種多様さを、主人公のビール好き好きOLさんが楽しく紹介してくれる漫画です。 お洒落すぎることもなく、渋すぎることもなく、等身大でひとり呑みを楽しむ姿に共感しまくります。 食べる量とか呑む量とか、女子会のあとにちょっと呑みたくなっちゃう感じとか、わかる。わかるぞ。 アレンジ餃子に薫製ビールを合わせたり、おでんにビールを合わせたり、身近だけど新鮮な組み合わせを教えてくれます。美味しそう…!! 焼き肉にビールといった慣れ親しんだ組み合わせに悶え、屋台の焼きそばとビールに思いを馳せる…。 この災いが過ぎ去ったら居酒屋やバーや野外でたくさんビール飲みます。それまではお家で漫画片手にビール飲みます。 家飲みがマンネリ化しちゃったななんて方にも、新しいビールの楽しみ方が学べるのでおすすめです! 仕事帰りは一人、ビールでOFF! #1巻応援出没!ビール女子 猫原ねんずあうしぃ@カワイイマンガビールは解放のお酒、と言ってしまいたい。 仕事帰り、飲み屋でソワソワビールを待つ。本当にもう仕事終わりにしていいの?と思いながら、やって来たビールを口に含み、苦味を感じる前にグイグイ喉に流し込み……クハァー!の瞬間、スイッチがONからOFFに切り替わる、そんな気がする。 おひとりさま女子の主人公は、仕事帰りや面倒な飲み会の後、一人色々な店でビールと、こってり目の料理を堪能する。 ビールを飲んでクハァー!で対外モードから一人モードにスイッチを入れ替える。そして回想で、様々なビールと人との縁を思い出す。 一人で飲むという行為で、大切な人の存在をしみじみ確認する……そういう自分の保ち方、いいなぁと思う。 様々な地域や国の食文化が入り乱れる日本の都市では、共に提供されるビールもバラエティ豊かになる。分かる人ならこの作品の目次を見ているだけでも楽しいだろう。 海外勢はドイツ、ベルギー、イタリア、メキシコ、アメリカ、中国。日本からもメジャー会社のお馴染みの奴からクラフトビールと、幅広い。ビールの蘊蓄は最小限に、料理との取り合わせを魅力いっぱいに取り上げており、読んでいて喉が鳴る。というか、一緒にクハァー!をやりたくなる。 読み終わった後、取り敢えず身近でどんなビールが飲めるかな……という基準で飲食店を探したくなる、そんな漫画だ。
昭和40年代の日本、スマホもネットもまだまだ想像できない時代。人々は日々の生活に必死だったんだろうけど、どこかゆったりとした空気とノスタルジーを感じます。 日本をさすらう謎の画家、東望葵ちゃんは旅先でご飯を食べ、不思議な絵を人々に残します。 ご飯のアンソロジーコミックから単行本化された作品ですが、作中に登場するご飯は、その味を想像出来る、日本人の琴線に触れるメニューばかり。 そのメニューと思い出を語る人達から感じる優しさは、作品の暖かさと絵柄の柔らかさとともに、どこか遠くにあるような、懐かしい感情もまた呼び起こしてくれます。 晩ご飯のメニューを考えながら、記憶の中の味を思いながら読むのも良い作品なんじゃないかと思います。