サッカーマンガの感想・レビュー139件映画『怪物』みたいな構成の話だったMA・MA・Match 末次由紀starstarstarstarstar_bordermampukuいい意味で誤解や異説の飛び交いそうな、多層構造のストーリーだったように思う。 主人公の一人である芦原(母)は、生意気な息子とモラハラ夫を見返すべく、息子の得意なサッカーで勝負を挑む。 前半は、ママさんたちが友情や努力によって青春を取り戻しながら、悪役(息子と夫)に挑むという物語で、この悪役というのがちょっとやり過ぎなくらいのヘイトタンクっぷりなのだ。その場限りのヘイトを買うキャラクターは、ヒーロー役の株を上げるための装置として少女漫画では常套手段だ。だが『マ・マ・マッチ』はそういう物語ではないため、話はここで終わらない。 後半は時を遡り、息子と夫の目線で描かれ直す。母目線ではイヤ〜な輩にしか映らなかった彼らにも彼らの言い分や考えがあったのだと明かされる。 真っ先に私が思い出したのが、是枝監督の映画『怪物』の主人公の一人、安藤サクラさん演じるシングルマザーの早織である。 息子が教師に暴力を振るわれたことに抗議するため学校に乗り込むも学校側からぞんざいな対応をされ不信感を募らせる早織。その後教師や子供など、さまざまな視点が映し出されることでやがて全体観が像を結ぶ。 『マ・マ・マッチ』でも、後半部分を読んだあとに最初から読み返すと些か感想が変わる。息子や夫がイヤな奴らとして描かれているのは確かだが、先入観によって印象が悪化していたのも事実だ。なにより、序盤に出てくる夫のコマは母を嘲弄するような不快なものだったが、そもそもこれは芦原母の回想であり主観だ。その後実際に登場する夫は彼女と衝突こそすれ至って真面目だ。 つまり、それぞれの立場から不満を抱いたり譲れない部分でぶつかり合いながら、逐一仲直りしたり折り合いをつけているのだ、という話に畢竟見えなくもない。悪者退治という少女漫画にありがちなフォーマットで導入を描いて入り込みやすくしておいて、後半の考えさせる話でモヤモヤさせる。末次由紀先生、さすがの巨匠っぷりを見せつけた怪作だ。感動と同じくらいしんどさも落とし込まれている話だったMA・MA・Match 末次由紀名無し※ネタバレを含むクチコミです。小学生のときに食い入るように読んだ嵐のJボーイ ぶっとび闘人(ファイト) 樫本学ヴ六文銭小学生の時にサッカー好きの友人がいて、彼に紹介されて読みハマったことをふいに思い出し、懐かしさでイッキ読み。 子どもの頃は、ボンボン派で、最近読み返すまで、ずっとボンボンで連載していたと思っていただけに探すのに手間どった(「ボンボン サッカー漫画」でずっと検索してた) 結果、コロコロコミックだったし、また、作者が『学級王ヤマザキ』とか『コロッケ!』の樫本学ヴ先生だとは全然知らなかった。 これも、大人になって読み返す醍醐味だなと痛感。 内容は、サッカー少年の主人公・闘人(ファイト)が、架空のJJリーグ(ジュニアJリーグ。要は小学生版のJリーグみたいなもの)を舞台に、仲間有りライバルありの王道スポーツ漫画。 「消えるシュート」など少年漫画には必須の必殺技もしっかりおさえてあります。 コロコロコミックの少年漫画なので、とんでも設定など色々ご愛嬌ではあるが、それでも小さい頃ハマった記憶と相まって、やっぱり面白い。 闘人の「少年漫画の主人公然とした姿」(負けず嫌いで、誰よりも努力する姿など)も、心焚きつけられます。 また当時、Jリーグ発足したばかりで、その熱をリアルタイムで感じていた自分としては、JJリーグという設定には心が踊ったもんです。 こういうのが電子書籍でまた読めるのも良い時代だなと思います。1話目で掴まれましたブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstarstarstar_borderalankサッカーマンガではありますが、サッカーそこまで好きじゃない私にも面白いです。逆に、Jリーグも海外リーグもワールドカップも全部好き、みたいなサッカーファンが読んだらどう思うかを聞いてみたい。ちなみに自分は日本代表戦がテレビでやってたら見るくらいのレベルです。ルールは一応知っていて有名選手なら知っているというレベル。そのくらいの私には、1話目で語られる設定がすでに面白かったです。協会の人々もコーチも、苗字含めてやべぇやつ出てきたぞと。主人公まともで良かった。チームワーク、強さと優しさ、社会性、そんなことを考えてしまいました。おすすめです。 表紙の作画が好き!ブルーロック 金城宗幸 ノ村優介名無し表紙の作画がとても好きです! 初めて漫画の表紙が好きになりました。特に3巻の表紙が好きで、印刷して写真立てに飾りました。新刊が発売されるたびに次は誰なんだろう?というワクワク感がすごいです。内容もとても面白いです。いつも私の想像以上のことをキャラたちはしてくれるのでいつもびっくりさせられます。 自己啓発のような部分もあるので読んでいて自分に自信がつきました。サッカー×デスゲームブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstarstarstar_border山下真司※ネタバレを含むクチコミです。TIEMPO―ティエンポ―の感想 #推しを3行で推すTIEMPO―ティエンポ― 飯野大祐starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ヤングジャンプ連載時はなんとなく読んでいて、Webに行くんだ。ふーんじゃあすぐ終わるのかなと思っていたら続いていたの知った。で完結したので読んだがまとめて読むと期待以上に面白かった。各自の立場、チーム内の立場、過去の話がうまく組み合わさっていて良かった ・特に好きなところは? 最終巻まで読んだあとに読む最終巻のカバーを外した時の文章。あと17巻の途中から絵がかなり変わった感じがした。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 連載中に読んでいた方には最終巻まで読むのをお勧めします。飯野大祐の他のマンガがあったら読みたいね T屋の煽り文が消えてなくなりそうブルーロック 金城宗幸 ノ村優介名無しどんどん文字が小さくなってるよな…サッカー漫画ブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstar_borderstar_borderstar_borderこめつぶイケメンのサッカー上手な男の子たちがたくさん出てきて人気だろうなって感じ。表情や気持ちの描写がドラマチックになるときがあって惹き付けられます。様々なタイプのキャラクターがいて、誰かしら自分に似て感情移入ができる子がいるんじゃないかと思って読んでいます。、高校生が奮闘していく姿にハラハラドキドキしながら、がんばれと応援する気持ちになれます。 ブルーロックって、そう言う意味だったとは~続きがとても気になります。スポーツ漫画好きなら、是非オススメします。青春!!!DAYS 安田剛士starstarstarstarstarこめつぶ何気なく、1話読んだらポイントもらえるくらいで読んでみたらとっても面白かった。サッカー詳しくないし、ルールとかポジションとかもあまりわからない人が読んでも楽しめる。キャラがたそれぞれとても個性的で魅力的。主人公がサッカーと出会うことで一生懸命努力する姿を見て周り人も影響を受けて、優勝を目指していく。試合のシーンとか先が気になってしょうがない。おすすめ。 こういう青春もいいじゃんえらしこ さのうくにかずstarstarstarstarstar_border野愛部活マンガってこれくらいの温度でいいと思ってる。そりゃ全国大会どころかプロ目指してるような若者の熱い青春も素晴らしいけど、部室でだべってアホなことやってる青春だって魅力的。 わたしは怠惰な人間なので怠惰なマンガを読みたくなることも多い。けいおん!ですら真面目に部活やりすぎって思うことがあるくらいの人間なので、フットサルをやらないフットサル部の彼女たちを見るととても安心する。 お菓子食べてダラダラして、足鍛えるために足でマンガ読んで、マンガとしての体裁整えるみたいにパンチラして……ほんとこういうのでいい!! 部活もゆるくギャグもゆるく、絵はとっても可愛く。 個性豊かな女の子たちがゆるゆる日常をおくったら。 これ以上何を求める?至高でしかないじゃないか。 対外試合もやってるけど、肝心のフットサルシーンがほぼなくて最高。この場合はこれが正解。利己主義サッカーブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstarstarstar_borderNanoずっと気になってて読めてなかったブルーロック。軽く調べるうちにエゴイズムっていうキーワードがあることを知ってどんなサッカー漫画なんだ…?と思ってたら、これはすごい。「みんなで協力して勝利を掴む」みたいなスポーツ漫画の十八番(イメージ)がない。 原作者が神さまの言うとおりの人だと知っていたけど、金城先生の味がめちゃくちゃ出てるというか。勝利に貪欲だし、勝者がいるということは敗者が必ずいるっていう変えられようもない事実を突きつけてくる。当たり前だけど理不尽で残酷。けど勝つために必要なこと。すごくゾクゾクします。2話の鬼ごっこ×サッカーの絡め方とかたまらん。スポーツ全然詳しくないけどすごく面白い。潔くんの昂っちゃうとことかめちゃくちゃ興奮しちゃいました。まだ2話だけど続き気になる。 実は千切くんのビジュに惹かれて読み始めたんですが沼の予感がして怖いです。読みたいけど読みたくないみたいな…どうすればいいんじゃ…助けてくれ…。熱くてクールなサッカー漫画ブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstarstarstar宮っしぃ登場キャラが全員ストライカーという、胸熱な設定で全国の高校生が集められ、特別なプログラムでW杯優勝を目指すために個々を世界レベルまで上げていく 巻が進む毎に主人公や仲間がどんどんと上手くなっていき、試合はどれもかなり熱い展開になってる サッカーに興味がない人でも、楽しめるスポーツ漫画で、登場キャラは多いが、どれも魅力的な力を持ってるので、ここ最近のスポーツ漫画では個人的にトップレベルなおもしろさ 続きが気になるブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstarstarstar_borderママ子最近広告で気になっていた漫画です。W杯優勝で世界一になる為集められた原石達。今のチームを捨てて300人のうちの1人になるのは相当な覚悟がいるはず。事前情報なしで集められた原石達の今後に引き込まれ、続きがきになる作品です。自由で楽しい女子フットサル! #1巻応援宙-CHUU- 手原和憲あうしぃ@カワイイマンガ甲子園で選手がパフォーマンスを注意されるニュースが流れるたびに、私はうんざりしてしまいます。なぜこうも若い子を萎縮させてしまうのか、と。 そういう感情を持つ人には、この『宙-chuu-』という作品は痛快に感じられるのではないでしょうか。 厳しいサッカーに嫌気がさした女子は、サッカーとは縁もゆかりもないお嬢様学校に入学するのにそこでまた「フットサル」と出会ってしまう……という物語ですが、フットサルチームの面々のユルさ、献身や規律を強要されない自由、そして溢れ出す創意のままにプレーする喜び!が!もう楽しくて!仕方ない! プレイの作画がものすごくカッコよくて、それに魅了されて読み進めてゆくと次第に、過去の部活サッカーで自分を抑えてきた人達が解放される物語があって、胸熱が止められない! WBCで大谷選手をはじめとした日本代表達がプレッシャーの中でも野球を楽しむ姿にときめいた身としては、こういう作品を、サッカーを、スポーツを見たかったんだよ!もうスポ根とかいらねえよ!とか思ってしまうのです。 そして……主人公はじめ、いくつかの百合可能性も提示されていて、私としてはこの作品、ウェルカムだぜ!木更津ものサポルト!~木更津女子サポ応援記 高田桂starstarstarstarstar_border酒チャビンいわゆるジモマンです。わたし出身が木更津まで電車で15分くらいのところなので、気になりすぎて読みました。 結果ですが、めちゃ面白かったです!わたし爽やか青春部活ものが好きなのですが、こちらの作品は厳密には部活ものではないですが、それに近いものを感じました。好きなものに熱中するところが似てると思います(あと学生というところ)。 かけがえのない友情と、青少年特有の悩みと、若さゆえの失敗等がテンポよく描かれます!!地味めのキャラが主人公というところもいいですし、主人公の友達でメインキャラの一人が少し紺野に似てるところも良かったです! 仮に舞台が木更津ではなかったら、まず間違いなく読んでないのですが(というか売ってるの見たことないですからね)、これは木更津ヌキにしてもそこそこオススメできる作品となっています!ぜひ木更津関係ない人(大多数だと思いますが)も手にとっていただき、聖地巡礼として木更津においでくださいませ!! ちなみにラーメンでしたら、少し離れますが、君津の大ちゃんラーメンか五井の富士屋がオススメです!帰りはアクアラインが混みますので、龍宮城で20時くらいまで湯ったりするといいと思います! 凡才が醜く天才を屠る異色サッカー譚 #1巻応援カテナチオ 森本大輔兎来栄寿『ヤンジャン』で最近始まった2つのスポーツマンガが「天才」と「凡才」を描いた物語として対をなしており、どちらも非常に面白いです。 片方は『ダイヤモンドの功罪』。そして、もう片方が昨日1巻発売となったこの『カテナチオ』です。『ダイヤモンドの功罪』は既にSNSでもかなりバズっていますが、『カテナチオ』も単行本発売を機にもっともっと盛り上がって行って欲しい作品です。 圧倒的な天才を描く『ダイヤモンドの功罪』に対して、『カテナチオ』の主人公・嵐木八咫郎(あらきやたろう)は1P目から ″才能とは、美しさだ 才能のない俺は、醜い それでいい″ と吐露する圧倒的な凡才です。いくら努力しても、「天才」と呼ばれる人種には届かないと自覚しています。それでも、八咫郎は尋常ではない勝利への執着心と「10年以内に欧州のビッグクラブに移籍して欧州の頂点を獲るために人生を捧げる」という高過ぎる目標を持っており、またそれを実現するために1秒も無駄にしないように必要なすべての努力を断行する狂気的な精神力も持っていました。 そんな彼が、元々のポジションであるトップ下から ″CB(センターバック)とは サッカーの神に愛されなかった凡人が 持てる「すべて」で 才能を握りつぶす場所を言う″ と定義されるセンターバックにコンバートされ、躍動していく物語となっています。 面白いのは、『ダイヤモンドの功罪』では主人公がただ楽しみたいのに天才であるが故に勝利に拘る環境に身を置かせられてしまい周りを狂わせ孤立していくのですが、この『カテナチオ』においては八咫郎は凡才ではあるものの勝利に拘りすぎるあまり周りに理解されず孤立していくという、非常に対照的でありながら相似の構造になっているところです。八咫郎もサッカーセンスは並ではあっても、目標に向かって努力を続ける才能で言えばある意味で突出していて天才的なので軋轢が生じてしまうのは必然ではあります。 ともあれ、弛まぬ努力に加えてダーティな手段をも厭わず天才に抗っていく凡才主人公というのは珍しく、そもそもサッカーマンガで守備的なポジションの選手が主人公である作品も少ないので、数多のサッカーマンガがある中でも新鮮な楽しみを覚えられます。弱者が圧倒的な強者を倒すのは純粋にワクワクしますしね。 また、上手く行う反則はプロの間でも当然のテクニックであることや、観戦を前提としたスポーツとして抱える難点などサッカーという競技の本質的な部分にも肉薄していくところも面白いです。これが他のもう少しクリーンなスポーツだと違うと思うのですが、ある程度のダーティさが第一線でも許容されているサッカーであるからこそ、そこまで主人公へのヘイトも溜まらず成立する内容です。 昨年のワールドカップ開催中から推していたのですが、1巻発売を機に今後ブレイクしていって欲しい作品です。 読切版と1話を読み比べるのも乙です。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496708401682サッカーDAYS 安田剛士ユーカリサッカー初心者がサッカーの名門校に入学して、仲間と共に努力して成長していく青春スポーツ漫画。 んなわけあるかい!ってつっこみたくなる展開の連続。だけど漫画はこれくらい夢のある話でちょうどいいですね。あり得ないけど爽快痛快。多分年齢性別関係なく、誰が読んでも文句なしに面白くて、感動できる漫画だと思います。 王道だけど友情や成長のエピソードは良いですね。勝負のほろ苦さや爽快感はリアルだし、だんだんと主人公の顔つきが凛々しくなっていくのを見守る気持ちで読みました。スイープとローファー #1巻応援宙-CHUU- 手原和憲兎来栄寿『夕空のクライフイズム』の手原和憲さんによる新作蹴球マンガ! それだけで白米を食べられるくらいに嬉しいことでした。 本作の主人公は、中学校時代は「二本尾(ツインテール)のケルベロス」の異名を持つ鉄壁のゴールキーパーだった少女・小桜宙(こざくらちゅう)。しかし、厳しい環境にいた結果サッカーが好きかどうか分からなくなり高校ではサッカー部のないお嬢様学校コディーノ女学園へ。しかし、寮で同室の溝端に導かれた先で待っていたのは楽しく球を蹴る集団「けりたま部」。宙の第二の蹴球人生が始まっていくという内容です。 先輩の愛川クレメンタイン幸子さんは、声に出して読みたくなる名前もさることながら、美しい容姿とアーゼガム(ウイイレ好きにはお馴染みの、アーセナルのもじり)出身という凄い経歴で、何より強く優しい性格が最高に良い魅力的なキャラクターで、宙も幸子への憧れを隠しきれません。 他にも、ミステリアスな孤高の天才中学生・しるくちゃんや、強豪校私立青鵬高校の面々など魅力的なキャラクターも続々登場してドラマを盛り上げてくれます。 肝心のフットサルに関してもひとつひとつのプレイの凄さが大胆かつわかりやすく演出されていて、恐らくルールを知らないという人でも問題なく楽しめるでしょう。キャラはかわいいですが、プレイはかっこいい。そのギャップも堪りません。 そして、何と言ってもこの作品で良いのはサッカーを楽しめなくなって窮々としていた宙が、ふたたび球を蹴ることの純粋な楽しさを思い出して笑顔でプレイする瞬間です。元々、何かを好きだったのに何かのきっかけでその気持ちを忘れてしまった人には、競技を越えて響くのではないでしょうか。シンプルに好きだと思える気持ち。そんな好きだと思える対象を、一緒に楽しめる周囲の人たちの存在。人生で特に大切なものが、ここにあります。『夕空のクライフイズム』にも通ずるテーマで、ただ勝つだけのみならないところにあるものの大事さですね。 私も、この作品が好きだという気持ちを多くの人と共有したいです。 ファンタジスタって今は死語?ファンタジスタ 草場道輝名無し今のサッカーでは死語となったトップ下ポジションの「ファンタジスタ」がメインの作品。 正直サッカーは詳しくないので何が「ファンタジスタ」かはよくわからないけど、ゴール前でボール持ってスルーパスも出せるし、サイドにも展開できるし自分でシュートも打てるし、ドリブルで抜いてシュートも打てる的な事なのかな? えっ、これって最強じゃん。なんでファンタジスタって死語になったんだろう。。。 井の中の蛙が、実際は鳥だったというサッカー漫画です、主人公はポジションがまさか・・・オフサイド 塀内夏子名無し当時は、キャプテン翼の影響もありサッカー漫画というと必殺技、特殊能力がつきものだったけど、この漫画は純粋にサッカーで勝負しています。 主人公がゴールキーパーという変わった設定です。 主人公のシーンが多い=攻められているという事で結構ピンチが多いです。 でも確か、ゴールキーパーに限界を感じてポジションが変わっていった記憶があります。 Jリーグ発足前俺たちのフィールド 村枝賢一名無し最近サッカー好きになった人。ベッカムが日本にきてサッカー好きになった人。 日本にまだJリーグがなかった頃を描いた、数少ないサッカー漫画です。 実業団時代という事ですね。 今ではW杯に出るのが当たり前の国になりましたが、昔はすごく弱い国でした。 そんなサッカーの歴史も感じる事ができます。 必殺技とか、特殊能力とかはないですが、純粋にサッカーと向き合っているところが大好きです。 ワクワクするブルーロック 金城宗幸 ノ村優介starstarstarstar_borderstar_bordermotomi弱気だった主人公がどんどんエゴイストになっていくのがとてもワクワクして面白いです。 躍動感のある描写と目標に向かって進む姿に一気に引き込まれるます。 必殺技とかは特にないけど、そこがまた面白いと思います!これを読んでいるとスポーツに対して前向きな考えになれるような気がします。!感動しますアオアシ 小林有吾 上野直彦starstarstarstarstar_bordermotomiサッカー知らなくても読めます。 子供がおもしろいというのでアニメを見たらハマってしまいました。漫画もおもしろくて、どんどん読み進めてしまいました。 母親とのシーンはめちゃくちゃ感動します。愛情深く、息子のことよく理解してくれる存在。 母親目線でもとても勉強させられました。<<12345>>
いい意味で誤解や異説の飛び交いそうな、多層構造のストーリーだったように思う。 主人公の一人である芦原(母)は、生意気な息子とモラハラ夫を見返すべく、息子の得意なサッカーで勝負を挑む。 前半は、ママさんたちが友情や努力によって青春を取り戻しながら、悪役(息子と夫)に挑むという物語で、この悪役というのがちょっとやり過ぎなくらいのヘイトタンクっぷりなのだ。その場限りのヘイトを買うキャラクターは、ヒーロー役の株を上げるための装置として少女漫画では常套手段だ。だが『マ・マ・マッチ』はそういう物語ではないため、話はここで終わらない。 後半は時を遡り、息子と夫の目線で描かれ直す。母目線ではイヤ〜な輩にしか映らなかった彼らにも彼らの言い分や考えがあったのだと明かされる。 真っ先に私が思い出したのが、是枝監督の映画『怪物』の主人公の一人、安藤サクラさん演じるシングルマザーの早織である。 息子が教師に暴力を振るわれたことに抗議するため学校に乗り込むも学校側からぞんざいな対応をされ不信感を募らせる早織。その後教師や子供など、さまざまな視点が映し出されることでやがて全体観が像を結ぶ。 『マ・マ・マッチ』でも、後半部分を読んだあとに最初から読み返すと些か感想が変わる。息子や夫がイヤな奴らとして描かれているのは確かだが、先入観によって印象が悪化していたのも事実だ。なにより、序盤に出てくる夫のコマは母を嘲弄するような不快なものだったが、そもそもこれは芦原母の回想であり主観だ。その後実際に登場する夫は彼女と衝突こそすれ至って真面目だ。 つまり、それぞれの立場から不満を抱いたり譲れない部分でぶつかり合いながら、逐一仲直りしたり折り合いをつけているのだ、という話に畢竟見えなくもない。悪者退治という少女漫画にありがちなフォーマットで導入を描いて入り込みやすくしておいて、後半の考えさせる話でモヤモヤさせる。末次由紀先生、さすがの巨匠っぷりを見せつけた怪作だ。