漫画家マンガの感想・レビュー90件あったけぇマグマ風呂、ありますこれ描いて死ね とよ田みのるアフリカ象とインド象漫画を愛するすべての者に捧げられた漫画。 あったけ〜世界観の下地にある作者の「死ね感」、そして漫画への重すぎる愛がひしひしと伝わってきて素晴らしい。 確固たる「死ね」を感じます。タイトルに偽りなし。 決して軽い気持ちでつけた題名じゃないです。 作者は本当に「死ね」と思っている。「殺す」とも。 漫画好きなら楽しめる作品だと思います。俺は泣いた。色々、考えさせられて…。ルックバック 藤本タツキstarstarstarstarstar干し芋人生いつ何が起こるか分からない。 毎日、大切に生きていかなければ。 自分だけではなく人の人生も左右する出来事に出会うことも多々ある。 それは、自分自身も左右されることもあるので、お互い様。 人から与えられて豊かになることもあるが、そうじゃないこともある。 でも、それが人生だから。 自分で選べないことも沢山ある。 だから、自分で選べることは選んでいこう。 なるべく後悔しない人生を歩むために。 などと、この本を読んで考えたりした。This is「クリエイター讃歌」!!へぐっ……これ描いて死ね とよ田みのるstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 離島の女子高校生たちが漫画を描き、成長していく話。 <ここがオススメ!> 「マンガ大賞2023」受賞おめでとうございます! 創作する歓びと苦しみの沼にハマったことのある大人と、悩みはあっても愉しさ満載の若者たち。 創作の苦しみは創ることでしか救われない。 創作をしている・したことのある人なら、誰しもが共感できる作品なのではないかと。 本編では描くためにきちんと学ぶ姿勢が常に描かれており、本当に素晴らしい。 巻末に描かれている手嶋先生の過去『ロストワールド』が物凄く心にぶっ刺さる。 そして、作品全体的に表現も凝っていてとても好き。 ちなみに、『マンガのラジオ』というPodcastのとよ田みのる先生の回も聞くと、2倍の面白さがあります。 <この作品が好きなら……> ・映画大好きポンポさん https://manba.co.jp/boards/79903 ・私のジャンルに「神」がいます https://manba.co.jp/boards/125903 ・あくたの死に際 https://manba.co.jp/boards/183978劇場アニメ化ー!!ルックバック 藤本タツキ名無し楽しみだ〜 https://www.youtube.com/watch?v=6pKt9OsxwWc 外で読むのはNG月刊少女野崎くん 椿いづみstarstarstarstarstarこめつぶ登場してくるキャラが個性的で主人公の女の子がとても可愛らしい す。 何度読んでも声出して笑ってしまいます。 お腹が痛くなるくらい笑いたい人にオススメです! 早く続きが読みたいです。 理想も野心もない「僕はビートルズ」未来人サイジョー いましろたかしstarstarstarstarstarかしこ押見修造先生の推し作品ということで読んでみました。あらすじとしては漫画家アシスタントをしていた中年男が1970年にタイムスリップしたので、後のヒット作を盗作して糊口をしのごうとする話です。『僕はビートルズ』の主人公みたいな理想や野心は全くないのがいいですね。ただオチとしては『僕は〜』よりも秀逸なんじゃないでしょうか。押見先生も「抜け感が最高!!」とコメントされてましたが、個人的には漫画家マンガとしても情熱が無いなりの哲学があって勉強になりました。よくあるちょっとエッチなラブコメこのマンガのヒロインは守崎あまねです。 ねこぐちstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ当時「天野めぐみはスキだらけ!」を途中まで読んでいたので、新連載に期待して読んでみた。 マンガ家を目指す大学生の主人公、幼なじみで世話焼きのお姉さんヒロイン、主人公はマンガの題材をヒロインをモチーフに描いたり、一緒に題材の資料や調査に行ったりして~、という内容のラブコメ 主人公は真剣にマンガを描いているが、単位を落としそうになったりと将来に不安要素が満載、ヒロインそれを一生懸命フォローしたりと世話焼きお姉さんする。 うん・・・つまらなくはないんだよ・・・イラストも結構好きなタイプですしね。 ただストーリーに盛り上がる要素が少ないというか、「天野めぐみは~」の時とそんなに変わりないというか・・・ この作者に期待はしたいが、今回の作品は可もなく不可もなしに終了。今後の作品期待かなと思いました。 俺もまだ本気だしてない件俺はまだ本気出してないだけ 青野春秋六文銭この本読むと謎に元気が出る。 中年のおっさんが、急にサラリーマン辞めて一念発起して漫画家になろうとする話。 突拍子もない展開だが、プロの漫画家にすんなりなれるわけもなく、当然父親にブチぎれられたり、世間とか社会の厳しさとか、そういうのが普通にやってくる。 バイトで糊口をしのぐのだけど、バイト先でも年下にからかわれたり(例えば店長と呼ばれる。ポジションではなく年齢的な意味で)、バイト先のメンバーと合コン行っても合コン相手にディスられる。 逆に、娘だったり、友人だったり、元会社の後輩だったり、応援してくれる人もいる。 人間同士のつながりみたいなのが色濃く出て、主人公を小馬鹿にする人と、そうじゃない人の対比が良い。 最初のうちは、何の根拠のない自信をもっている主人公を薄目でみているんだけど、抜けているけど味のある人間味にだんだん応援したくなってくるから不思議。 周囲の人間に恵まれてて、これはこれで楽しそうとか思ってしまう。 ダメでもいいじゃない、人間だもの、みたいなフレーズが浮かぶ。 俺はまだ本気出してない と思いながら、その可能性の中で生きていくのも、ある意味幸せなのかもなぁ。 遠野君見たさに再びページを開いてしまうと思うヨシノズイカラ ヨシノサツキstarstarstarstarstarPom 3巻が一番面白くて、笑ったし話も盛り上がってて良かったです。 正直、これで終わりなんだ、もう少しだけ読みたかったなと思う。 遠野くんと編集さんとのやりとりが楽しかったなぁ〜 遠野君もメガネイケメンだし、(ちょっと疲れちゃってるとこがまた良き)読めちゃうところもあった。笑 漫画業界の大変さがひしひしと伝わって来ました。 コメディ要素もあり子供達がまた良い味出してたなと思う。ハートフル・漫画家マンガ・コメディちゃんと描いてますからっ! 星里もちるstarstarstarstarstar_borderかしこネームだけ描いたら逃げちゃう漫画家の父親の代わりに娘達が作画をしてるけど、ファンにはもちろん担当編集さんにも内緒にしているというお話。ちなみに主人公の姉が人物のペン入れをして、妹がデジタルで仕上げをしています。それから長年アシスタントをしているあかねちゃんも事情を知っていて助けてくれます。 2巻までは、監視の目をすり抜けて逃亡しちゃった父親の代わりに嫌々ながら原稿を完成させる毎度お決まりの話が続くんですが、3巻で父親の漫画のファンであり主人公の憧れの先輩に秘密を打ち明けてから流れが変わります。今まで父親の「模倣」しかしていなかった主人公が初めてオリジナル作品を描くことになるのです。 プロ目線もアマチュア目線も両方ある漫画家マンガとして楽しめる作品でした!登場人物は少ないんですが全員分のエピソードがちゃんとあって丁寧に描かれているのも好印象です。娘達を困らせてばかりいる父親ですがそれほど悪い人にも描かれていないのでイライラしないで読めます(笑) 予測不能な怒涛の展開ピエロマン 本田真吾 高橋伸輔starstarstarstarstar_border六文銭主人公は漫画家で、自身の漫画に登場させている「ピエロマン」に、そっくりなピエロに襲われるという話。 漫画の「ピエロマン」自体は映画化が決まるなど人気を博し、またそのヒットまでに主人公は漫画家として長く苦労しているのも背景にある感じ。 とにかく、予測不可能な展開が面白い。 ピエロマンの正体を追う展開なのですが、怪しい人がゴロゴロいる。 アシスタントとか、担当編集、同期の漫画家とか、大体身近な存在が一般的ですよね? そこに、犯人と思われた人物が、次々にピエロマンとして出てくるんですが、彼らはただ本物のピエロマンにたぶらかされただけの、偽物だったりするわけです。 ピエロマンではないか?と疑われた人物は、逆に本物に襲われたりもする。 「たぶんこうだろ?」的な予測を裏切られるわけです。 まだ3巻なので全容がでておりませんが、1巻からずっとこの調子で、怪しいと思った人物が次の瞬間違ったりなど飽きさせない、こちらの予測を裏切ってくる展開がスゴイんです。 逆に想像力をかきたてられます。 まだまだ、主人公自身も過去に何かありそうですが、ピエロマンの正体あわせて恨まれる理由が少しずつわかってくるのかと思うと続きが楽しみな作品です。 4コマ漫画で綴られる日常コメディ月刊少女野崎くん 椿いづみstarstarstarstarstarゆゆゆ千代ちゃんの恋は叶うのか?! という方向にいくと見せかけて、いつものペースに戻ってコメディ展開。 ローレライさんとの進展は?! と言う方向にいくと見けかけて、いつもの爆睡展開。 恋はコメディにするための一つの要素であって、それ以上でもそれ以下でもない。 よくわかっていらっしゃる。 このまま連載作家の野崎くんと、愉快なアシスタントたち路線を続けてほしい。 あと、たぬきがしゃしゃり出すぎるマンガは、ちょっと読んでみたい。人生は何が幸せか分からない。零落 浅野いにおstarstarstarstarstar干し芋深澤の幸せって何だろう? 売れても、仕事がなくても、心はいつも寂しさでいっぱいで。 連載が終わった時に、時間もあるし、自分の人生を立ち止まって見直す時だったのかもしれない。 人恋しさで、体の温もりを感じたくて、ストレス発散でセックスして、何も解決はしない。 唯一の味方の奥さんに対する態度、暴言も自分で自分の零落を感じすぎているから・・・。 でも、何かのタイミングで人生は変わるもの。 その後の深澤が気になる。 マンガ部ものの中でも大傑作なので絶対に読んだ方がいいです!これ描いて死ね とよ田みのるstarstarstarstarstar酒チャビン映えある漫画大賞2023に輝いた作品です。いちおう読んでおかないとマンガ好きとは言えないのかな、という気がしたのと、2巻までしかでていない手軽さも相まって読みました。 正直なんのマンガかもよくわかってないなかでのスタートですが、まごうことなき傑作ですね。少なくともわたしが読んできたなかでは最高クラスの面白さでした。 表紙の感じもパッとしない(関係者の方すいません・・・(⌒-⌒; ))ので全然期待はしてなかったのですが、これは読まずに死ななくて本当に良かったです。もう読んだのでいますぐ死んでも大丈夫なのですが、可能なら完結まで追いかけていきたいと思いますので、神様よろしくお願いします。 内容は、さわやか青春部活(マンガ部)もので、そういうのが好みの方はバッチリハマると思います!!少し専門用語(「コミティア」など)が出てくるのですが、わからない人にもさりげなく丁寧な解説がされてるので、マンガを描いたことない人でも大丈夫です! あと4コマとか1話完結ものっぽい絵柄ですが、それ系ではないので、そっちの方が好きな人はハンチョウを読んでください!祝マンガ大賞2023大賞!!これ描いて死ね とよ田みのる六文銭大賞受賞!純粋に嬉しい! 最終選考まで残ったけど、 他のノミネート作品と比べると、絵柄も題材も地味だし(超失礼)、大賞はダメだろうなぁとか勝手に思っていただけに、大賞受賞の情報に興奮して、思わず ヘグッ! ってなりました!! 作家さんも好きな人だっただけに、めっちゃ嬉しい。 内容は、ざっくり言うと漫画家マンガ。 主人公は娯楽の少ない離島に住んでいる女子高生。 そんな彼女の楽しみは、とある作家の漫画。 その漫画のおかげで文字通り人生が代わり、彼女にとっていつしか憧れの存在になる。 しかも何度も読んでいるから、しまいにはイマジナリーフレンドとして、漫画のキャラと妄想的に会話をする始末。 そしてある日、長い間作品を発表してこなかった憧れの作家が、コミティアに参加することを知り、矢も盾もたまらず会いに行く。 すると会場にいたのは、まさかの・・・?という展開。 ここまで読んで、漫画に人生変えられた人は共感必至なのではないでしょうか? 私事ですけど、自分は主人公とすごく重なりました。 自分も田舎出身で漫画しか娯楽がなく、漫画のキャラをイマジナリーフレンドとして都度勇気をもらい、崇拝する作家にどうしても会いたくてサイン会に東京まで行く、そんな時代を思い出してしまい共感しかなかったです。 絵柄にクセがあるのですが、題材とマッチしているし、個々のキャラが感情表現豊かで読んでいてい温かみを感じます。 言葉選びの表現も秀逸で(添付のコマ)、思わず唸ってしまいました。 「漫画に人を感じたい」 ホントにその通りだし、それを体現している漫画だと思います。 漫画、創作、表現することの素晴らしさを随所に感じさせてくれる作品です。 本作が、マンガ大賞とる時代で良かったなーとつくづく思いました。「ピエロマン」感想ピエロマン 本田真吾 高橋伸輔ニーナ1巻読了。〝ピエロマン〟という自ら産み出したキャラクターに何故か襲われる漫画家が主人公。えげつない展開が次々起こるわりに、不思議とそこまで怖くはなくサクサク話が進むので、あっという間に読み終わった。…にしてもピエロマン、腹筋バキバキなの好きだわ(笑) 「創作」のはじまりこれ描いて死ね とよ田みのるstarstarstarstarstarNano裏表紙見て「コミティアってがっつり書いてある!?」と思って読んでみたけど、良いですね…。コミティアが協力されてるのね…。 島暮らしの女子高生相ちゃん。漫画好きといっても私とは年齢も環境も違うし、共感することはないかなぁなんて最初は思ってたんですが、大好きな作家さんの10年ぶりの新刊、しかも先生の手売り、行くしかない!!そして会場に入って「こんなにたくさんの人が自分の作った本やグッズを売っているのか…!!」と圧倒される。わかりみしかない…!! 憧れの対象だった漫画が自分でも描けるんだと分かる瞬間、たまらないです。こうやって人は創作を始めるんだなあ…。自分と重ね合わせて、懐かしい気持ちになりました。推し作家さんが神にしか見えなくて言うこと聞いちゃうのもめちゃくちゃ分かる。本当に神だもんね…! 相ちゃんの初めて描いた漫画。粗削りだしツッコミどころも多いし、いいところなんて…。けど読ませる力がある。一週間でノート一冊分描き切る力がある。純粋に好きだという気持ちで描きあげている。そういうのが私にも伝わってきて、先生と一緒に泣きそうになりました。 2話まで読んだだけだけど、良さしかなかった。とりあえず現在出てる単行本まで追いつこうと思います。創作っていいな~~。ストーリーもキャラクターも大好きです月刊少女野崎くん 椿いづみstarstarstarstarstarあいざっくキャラの濃い人達が沢山出てきますが、 みんな素直で、愛すべきバカとも言える人達で、 どのキャラも好きになれます。 私の推しキャラは御子柴くんで、 イケメンで学校ではキザなキャラなのに、本当はヘタレで残念な部分が多いところが好きです。 4コマ形式でストーリーが進むのですが、 登場人物それぞれのキャラがオチに活きていてすごく面白いです。 また、ボケが淡々としているところもくすっと笑えて好きなポイントです。 ギャグ要素満載の作品なのですが、 くっつきそうでくっつかないペアが何組かあり、 みんな鈍感なので恋愛っぽい雰囲気になっても気が付いていないところもまた可愛いです。 キャラ同士の絡みに尊さを感じたりもします。 (私は特に鹿島先輩ペアで好きです!!) キャラクターもストーリー (ネタ) も魅力的で、 とってもおすすめな4コマ作品です。最高に気分のあがる漫画!まんが道 藤子不二雄(A)おしょうそれがまんが道! あの漫画に似ている???RiN ハロルド作石名無し読むと必ず、思い出す漫画は「バクマン」です。 設定とかもかなり似ているのですが、本作は、漫画×超能力という意外な組み合わせの作品です。 スピリチュアルな要素は強いですが、ストーリーがとてもよく練られています。 ハロルドさんの作品は女の子がとても可愛いという点も忘れてはいけません。 完成度非常に高いです。すぐに読了できちゃう!これ描いて死ね とよ田みのるstarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶ大の漫画好きの女の子が主人公で、設定に惹かれて読み始めた! 学生の頃って立場やこれからの事考えずに好きだけで動けたな~儚いな~尊いな~なんて、 学生の好きが原動力で動く主人公の話に共感と応援をした1巻でした! そして、タイトルはどういう意味なんだ?と疑問も持つ。 漫画好きにはたまらない設定とストーリー展開なので、おすすめです!各漫画家の性格がその人が書いた漫画からも分かるのが個人的に面白くて好きですバクマン。 モノクロ版 小畑健 大場つぐみstarstarstarstarstar_borderあいざっく小幡先生の作品の中では1番現実的な設定だと思うのですが、 キャラが立っている人ばかりで、少年漫画っぽいノリで読むことができます。 各漫画家が書いた漫画も作中で登場するのですが、 漫画家達の性格や思考が現れていて、そういう部分を見るのも面白いです。 漫画家を扱った作品はちょいちょいあると思うのですが、 原作者と漫画を描く二人のペアがメインの作品は見たことがなくて新鮮な感じがしましたし、 尚更小畑先生の経験を元に描かれているのかなとも思いました。 小畑健先生の代表作の一つで、どれが1番の傑作かという論争 (私は起きていると思っています笑) にも挙げられる作品の一つだと思います。 良いです!!ルックバック 藤本タツキstarstarstarstarstar_border酒チャビン元は藤本先生の読切で、それが単行本になったモノです。 全然関係ない私ごとで恐縮なのですが、最近、アニメチェンソーマンのOP曲をやろうという話になり、その楽曲がチェンソーマンの世界観を完全に理解して云々みたいな話題になっていたので、チェンソーマンを途中までしか読んだことなかった私は、全巻読むことにしました。その際、じゃあ読んでみますと言ったら「えっ読んでないの??」「えっルックバックも?まじなん?」みたいなことになったので、チェンソーマンのOP楽曲とは無関係ですが、併せて読むことにしました! ジャンプ+に昔は載っていたのかもしれませんが、今は途中までしか載ってなかったため、こちらの単行本版をebookで購入しました!! けっこう面白かったです。チェンソーマンも多分面白いと思うのですが、そもそも特殊能力バトルアクションものがそこまで好きではないので、個人的にはそこまで刺さらなかったのですが、こちらはせつなめのヒューマンドラマでこちらの方が好みでした。 ストーリーも最近ありがちな全部言語化されてあるものではなく、ほどよく匂わせがあって、ある程度読み手に委ねる開いた作りになっていたのもよかったと思います。 個人的には作中に登場した藤野先生の4コマはどれもセンス良く感じられ、すごい才能を感じました。特に引きこもり世界大会の話が最高に面白かったのですが、まさかこの作品が後半のキーになるとはその時は思っておらず、ビックリしました。 あと絵が微妙に下手な藤野先生が、絵が激うまの京本先生と離れた後に超ヒット作を生み出した点もすごい好きです。異常なまでのおもしろ成分含有アオイホノオ 島本和彦starstarstarstarstar酒チャビンマンガ家マンガが好きなので手に取りました。島本先生のことは超絶失礼ながら存じ上げなかったのですが、今やサインがもらいたいマンガ家ベスト5位くらいには入ってきてしまっています。 マンガ家マンガということで読んだのですが、一応そのテイストも十分に感じられますし、ジャンル分けすればマンガ家マンガになるとは思うのですが、それを抜きにしてもめちゃくちゃ面白いです。マンガとしてエンタメとしてストーリーが圧倒的に面白いですね。あとギャグもまじで面白いです。 「面白い」と言っても、コントなどをみて爆笑する面白さだけでなく、歴史が面白いという時などの面白さや、ストーリーの先が気になるなどの面白さなど、たくさんあって、面白い気持ちというのはとてもハイブリッドで複雑なものだと思います。 それが本作品は、多種類の面白さがものすごく重層的にミルフィーユされていて本当にすごい作品だと思います。一応泣けるシーンもあったような記憶もなくはないです!! しかもマンガの歴史などもものすごく勉強になります!!!例えば、うる星やつらの連載が始まったときや、アニメが始まったときなどの社会的な情勢だったり、主人公の気持ちだったりが、とても丁寧に詳しく描かれていて、体験したかのような感じになります!!! この作品はまだ連載中ということですが、どこまで行けるのか、島本先生はいま事業会社の社長を兼務されているようで、掲載のペースは早くはなさそうですが、次巻の発売が待ち遠しすぎるマンガ(わたし調べ)1位です!!<<1234>>
漫画を愛するすべての者に捧げられた漫画。 あったけ〜世界観の下地にある作者の「死ね感」、そして漫画への重すぎる愛がひしひしと伝わってきて素晴らしい。 確固たる「死ね」を感じます。タイトルに偽りなし。 決して軽い気持ちでつけた題名じゃないです。 作者は本当に「死ね」と思っている。「殺す」とも。 漫画好きなら楽しめる作品だと思います。俺は泣いた。