奈良マンガの感想・レビュー13件美しい作品だなと思いました日出処の天子(完全版) 山岸凉子starstarstarstarstarあいざっく子供の頃に呼んだのですが、その時は 「厩戸皇子はきれいだなぁ」とか、BL漫画だ!くらいにしか思いませんでした。 しかし、歳を重ねて何度も読み返すうちに、 まず作者の歴史への明るさに関心しました。 史実に基づいている部分も多いので、結構勉強になります。 また、絵がとても綺麗で、 蘇我蝦夷の前でだけ子供っぽくふるまってしまう皇子の可愛らしさや、 身分や性別を超えて思い合う二人が美しく描かれていて、 美しい作品だなと思います。 BLが好きな人にも、そうでない人にもおすすめしたい作品です。「日出処の天子」読んでみた日出処の天子(完全版) 山岸凉子starstarstarstarstarかしこ某漫画家がこの作品に触発されて自分も聖徳太子の話を描いたと聞いたことがありますが、才能ある漫画家に嫉妬される程の作品ってすごいですよね!私のような凡人はただ圧倒されるばかりで「もっと日本史を勉強しとけばよかった…」と後悔しました(笑) しかも山岸凉子先生はこの作品をほとんど資料なしで描き始めたと語られているから驚きです。オリジナリティ溢れた大胆な解釈で描かれた作品ですが、栄華を極めた聖徳太子がすぐに衰退したのはそういう理由があったのかとスッと飲み込めました。もし毛人が厩戸王子の誘いを断らなければ歴史は変わっていたのかもしれないですね!超すごいめちゃおもしろかったけど、うまく説明できない日出処の天子(完全版) 山岸凉子アルマジロ※ネタバレを含むクチコミです。日本の歴史 日出処の天子(完全版) 山岸凉子starstarstar_borderstar_borderstar_borderママ子蘇我蝦夷と聖徳太子 二人をを取り巻く宗教と権力の大きな渦。 時代的に男性社会だから、どうしてもBL的な要素は入ってきますが、不快ではなくむしろいい。 山岸さん独自のストーリー展開いいですし、絵も芸術的で、発刊から何十年たっても素晴らしいです。 難点は日本の歴史物語だと苗字が一緒で読みづらくみんなの名前がみんな同じに見えてしまうこと。 大河ドラマ化してほしい!日出処の天子(完全版) 山岸凉子馬子飛鳥時代と聞くと、お勉強なイメージがありますが、それを覆してくれるのがこの作品です・作者が梅原猛の著作「隠された十字架」による聖徳太子の闇にまつわる諸説に影響を受けた本作は、歴史ロマン、人間ドラマそしてBLをこれでもかと楽しいを詰め込んだ大傑作!田舎最高14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 元町夏央名無しこれは田舎のご飯は実は高級メシなのでは!?と思ってしまう漫画ですね。 ご飯を食べる二人の顔も本当に美味しそうで良い… 奈良の田舎って本当こんな田舎なので農産物美味しいだろうな〜!優しい田舎に帰りましょう14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 元町夏央野愛綺麗な空気を吸って、美味しいご飯を食べて、優しい人たちに囲まれて暮らせたら大抵のことは許せる気がします。 全部捨てて長閑なところでゆったり暮らしたい、癒やされたい……現実は厳しいのでせめて漫画で体験しましょう。 仕事も恋も捨てて東吉野にやってきた青年・祐。 お腹を空かせた彼が出会ったのは、料理上手な女子中学生・海青子。 亡き母のレシピ帳をもとに作る海青子の料理が祐の心を癒していきます。 東吉野の大自然が育む食材たちで作った料理を食べたら、辛いことなんて忘れられそうです。 何もかも捨てていきなり田舎に飛び込んで、こんなに優しくしたもらえるわけないじゃん。なんて野暮なことは言わずに、とにかく優しくてあたたかい世界に浸りましょう。 東吉野の新鮮食材とまではいかなくても、漫画読んだらあったかくて美味しいもの食べて寝ちゃえば結構幸せになれそうです。 持統天皇の波乱に満ちた一生の物語天上の虹 持統天皇物語 里中満智子名無し奈良以前の歴史に興味があり読んだ。 母と姉がしっかりしているのに対し、気弱な息子と弟の取り合わせが絶妙で、面白く読めました。サラリーマンがハマる金魚の世界すくってごらん 大谷紀子Pom 金魚の話ってどんな話だろうと思ってましたが、金魚すくい大会があったり、サラリーマンがハマる設定も中々面白かったです。 ここまで金魚、金魚すくいについて深掘りできるのは、すごい。深い。 ただ正直な感想としては、面白かったので3巻で終わらず続き読んでみたかったな。 奈良吉野の里山ごはんに癒される……14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 元町夏央あうしぃ@カワイイマンガ【「ごはん日和」作品ピックアップ①】 ぶんか社から出ている、「食」がテーマの「ごはん日和」という雑誌をご存知ですか?漫画誌でありながら、表紙に作品名や作者名がほとんど無く、代わりに描かれている料理名がふんだんに散りばめられている、という徹底したテーマ性がすごいこの雑誌。 幾つか単行本化された連載があるので、面白いものをピックアップしてご紹介してみます。(ちなみに先週レビューした『釣りとごはんと、恋は凪』もこの雑誌連載) ※※※※※ 仕事も婚約者も捨てた30前の男は、東京から奈良県東吉野村の祖父の家に逃げて来る。疲れ果てた男は、隣人の中学生女子に「すき焼き」をご馳走になる。……なんだこれ、美味っ! ※※※※※ このすき焼きの肉、実は地元のブランド牛。「ここは自然いっぱい、美味しいものいっぱい!」という女子中学生・海青子に、その後も美味しいご飯をもらい、彼は元気を取り戻していきます。 三輪そうめんなど特産品あり、季節の野菜や竹の子もあり、クレソンやハーブもその辺で採れ、素材は豊富。更に人助けするとお礼に色々もらえる田舎の食生活は豊かで、羨ましい! 食材は海青子の手で見事な料理になり、二人で感動しながら食べているうち……辛いことってなんだっけ? 海青子の方にも重い過去がありながら、そんなことは全く感じさせない元気さ。 色々あっても、ごはんの間は棚上げして、そのうち時間が解決してくれる……そんな食による「精神の回復」の過程を見せ、穏やかな気持ちにさせてくれます。 気軽に読めて、奈良吉野の食知識とリラックス効果を得られる、疲れた人におすすめの作品。本当に恋愛要素も犯罪要素も、面倒なことは全くないので、安心して! ----- 【「ごはん日和」作品ピックアップ】として、以下の作品を取り上げています。 ①14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 ② 笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん ③ 午前4時の白パン 【描き下ろし漫画付】 持統天皇という女性の人生をていねいに!天上の虹 持統天皇物語 里中満智子名無し天智天皇・天武天皇の時代を皮切りに、女帝持統天皇の一生と日本の歴史をラブロマンスとして立派な物語にしたてている。ときに万葉集からの和歌をまじえ、シンプルながらも切実に人間を描写しきっている。なぜこの題材とタイトルにたどりついたのか作者に聞いてみたい。何十回読んだかな日出処の天子(完全版) 山岸凉子サンジュスト恋愛にしても家族にしても厩戸の孤独が切なすぎて泣ける。 登場人物が容姿も性格も個性があってわかりやすい。 何回読んでも面白い。 きんぎょすくってごらん 大谷紀子大トロ金魚の豆知識が身に付きます。キャラクターも魅力的です。 今年の春に読んだのですが、早く金魚すくいをやってみたくて夏が待ちきれません。
子供の頃に呼んだのですが、その時は 「厩戸皇子はきれいだなぁ」とか、BL漫画だ!くらいにしか思いませんでした。 しかし、歳を重ねて何度も読み返すうちに、 まず作者の歴史への明るさに関心しました。 史実に基づいている部分も多いので、結構勉強になります。 また、絵がとても綺麗で、 蘇我蝦夷の前でだけ子供っぽくふるまってしまう皇子の可愛らしさや、 身分や性別を超えて思い合う二人が美しく描かれていて、 美しい作品だなと思います。 BLが好きな人にも、そうでない人にもおすすめしたい作品です。