キャバクラマンガの感想・レビュー4件喰王~クウキング~スペシャルの感想 #推しを3行で推す喰王~クウキング~スペシャル 土山しげるstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 土山しげるの絶妙としかいえない面白さと剛腕さが味わえて最高だった。 ・特に好きなところは? ハニートラップの回の先が読めそうで読みにくい展開とイタリアン回や花見回の展開がよくわからんけど最終的に良い話になるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 全く派手さはないが何となく読み始めたら最後まで読んでしまうタイプのマンガだ。一年に一度寝る前に読み返すのが良いと思う パワーワードだらけキャバ嬢ナガレ 郷力也 かわさき健hysysk14歳で男が喜ぶ術を知り尽くしたキャバ嬢が、生き別れた兄を探すためキャバクラを渡り歩く。テクニックを駆使して人の心の隙間を埋め、手にしたお金は困っている人のために使う。 主人公や構成は『ブラックジャック』や『ザ・シェフ』を思い起こさせる1話完結型のダークヒーローもの。演出には『ミナミの帝王』ぽさも感じる(キャラも特別出演する)し、とにかく気持ちいいくらい無茶苦茶なので読んでいて楽しい。おでんキャバクラ行きたい喰王~クウキング~スペシャル 土山しげる野愛意外といい話です。なんて書くのは失礼かもしれないけど土山先生が書くB級グルメ好きなキャバクラ店長ってなんか曲者なのかなって思うじゃないですか。名前からして食えない奴なんだろうなあと。 むしろくわもんさんめちゃめちゃいい人でした。キャストの女性たちに気を配り、優しくあたたかい人柄とアイディアでお店を盛り立てていくのが素晴らしいです。 キャバクラって行ったことないからわかんないけど、おでんの話とかで盛り上がれるアットホームなお店最高じゃないですか。好きなおでんの具とか好きなうどんのトッピングとかそういう話なら誰も傷つかずに盛り上がれそう…優しい世界。 登場する料理ももちろん美味しそうだけど、くわもんさんの優しさに心温まる漫画でした!「こだわり」というのは難しいものそれはエノキダ! 須賀原洋行名無し「こだわり」というのは難しいものです。「こだわり」が多かった僕は、「こだわるのは男らしくないのではないか?」と「こだわらないことにこだわる」を実践したこともあります。意味はありませんでした。次に「カッコイイこだわりとカッコ悪いこだわり」があるのではと思い、「カッコイイこだわり」にこだわってみましたが、面倒臭いのでやめました。そうやって摩耗していくこだわりの中、今、残っているこだわりこそが、本物のこだわりであり、幸せの青い鳥なのですが、それは自分でもよくわからないのです。 『それはエノキダ!』の主人公、榎田はこだわりの権化です。彼のこだわりは、なにかを突き詰めたいという“興味”と、なにか起きたらどうしよう?という“恐怖”に起因しています。 強迫観念にも近い彼のこだわりは、我々の想像を軽く越え、とんでもない新しい世界の扉を開いていくのです。例えばこんなエピソードがあります。 榎田はある日突然、「恩を受けた人に足を向けて寝られない」と飛び起きます。恩人リスト(日頃恩を受けた人をリスト化しているのです)を確認すると、都内には恩人だらけ。とても足を向ける方向はありません。妥協案として、自宅と同じ階層にいない人は勘定にいれないことにして、一旦は収まりますが、恩人が常に自宅にいるわけではないことに気づき、いっそ恩人を一箇所に集めた恩人牧場を作れば…と、狂気をはらんできます。このように、死ぬっほどどうでもいいことをトコトン突 き詰め、その過程で常識とか理性が吹っ飛んでいくのがこの漫画の面白いところです。 また、榎田くんのこだわりは、遺伝的なもののようで、彼をはじめとする榎田一族は、ほぼ全員が同様の究極こだわり性質。彼らの考え方は極めて理性的で合理的。榎田一族は、時に自分たちのこだわりを推し進めるために政治を動かすこともするほどの力があるのです(ただ、盆暮れの行事は旧暦でやるべきと、至極どうでもいいことを真剣に主張する「裏榎田家」が存在し、対立しているらしい)。 自分自身に芽生えた小さな疑問を起点に、途中で妥協しないでどこまで遠くにいけるのか…。僕の摩耗してしまった「こだわり」なんて「こだわり」でもなんでもなかったと思い知らされました。 榎田は、同じ作者の4コマシリーズ『気分は形而上』に登場したキャラクターです。婚前の独身者ならではの榎田流こだわりが楽しめますので、ぜひそちらも読んでみてください。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 土山しげるの絶妙としかいえない面白さと剛腕さが味わえて最高だった。 ・特に好きなところは? ハニートラップの回の先が読めそうで読みにくい展開とイタリアン回や花見回の展開がよくわからんけど最終的に良い話になるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 全く派手さはないが何となく読み始めたら最後まで読んでしまうタイプのマンガだ。一年に一度寝る前に読み返すのが良いと思う