プレミア本・希少本の電子書籍マンガにコメントする

話題に出たマンガ一覧

6件
東京の青い空

東京の青い空

はじめてバレエを観たときから、バレリーナになる夢を抱いてきた折原さつきは、兄の知り合いが指導している「牧バレエ研究所」に入団する。バレエ団の厳しさはもとより、団員同士の人間関係にも思いを巡らせることになるのだが……。1958年8月号~1959年12月号「少女ブック」(集英社刊)と別冊付録で連載された長編作品。全編を収録し、初の電子書籍化!!
踊ろうユリ

踊ろうユリ

玉村バレエ団に所属している永宮ユリ子は、ある日、父と母が深刻な表情でこれからのことを話し合っているのを耳にする。父の会社が赤字で倒産するというのだ。「大好きなバレエを続けられないかもしれない」と思うユリ子だったが、その際、幼い頃から両親から死んだと聞かされていた兄が生きていることを知る。ユリ子は兄と再会するのだが……。「バレエ」をモチーフに、親子、兄妹の情を描いた『踊ろうユリ』(1967年「りぼん」本誌別冊付録、集英社刊)のほか、『死の館』(1966年3月号「りぼん」、集英社刊)を所収。『死の館』は著者自身が好んでいたエドガー・アランポー原作『アッシャー家の崩壊』をコミカライズしたもの。ストリーテラーとしての才能の萌芽を感じることができる。
金色のキューピット

金色のキューピット

大地震に見舞われ、命からがら逃げ出した一組の親子とある男。男は瓦礫の山から一人の少女を助け出す。記憶を失くした少女が持っていたペンダントから、名前が由理子と分かるのだが……。「少女ブック」(1963年1月号~9月号、集英社刊)に連載された本作。現存する2色カラーを再現して初の電子書籍化!! また同時収録した『おはよう!ミーコ』は1956年「少女ブック」夏の増刊号に発表した『ちこの牛乳屋』を著者自らがリメイクした作品。いずれも「少女まんが」のカテゴリに収まりきらない小気味よい物語展開が魅力的だ。
四まいの女王(クイン)

四まいの女王(クイン)

横山光輝が初期に手掛けた長編少女まんが『東京の青い空』に続いて、「少女ブック」(1960年1月号~7月号、集英社刊)に連載された本作。不思議な魔力を持つ背が真っ白な4枚のトランプ。4枚全てを揃えると幸せが訪れ、1枚だけ持っていると不幸が訪れるという。ある夜、真奈美は偶然そのトランプを1枚だけ拾うのだが……。「少女まんが」にミステリー要素を持ち込んだ画期的な作品。発表当時の2色カラーを再現して初電子書籍化!!
横山光輝 少女まんが初期作品集成

横山光輝 少女まんが初期作品集成

横山光輝が漫画家としてのキャリア初期に手掛けた4作品『あけみちゃん』(1957年「少女」春の大増刊号)『ちぐさちゃん』(1956年「少女」秋の大増刊号)『青空兄妹』(1957年「少女」夏の増刊号)『春風よがんばれ』(1956年「少女」新年増刊号、前記いずれも光文社刊)を収録。いずれの作品も雑誌に一度掲載されたのみで、単行本に収められることのなかった幻の少女まんが。「少女まんが」とはいえ『あけみちゃん』にはミステリーの要素を、『ちぐさちゃん』にはダム建設といった社会的なメッセージが込められ、掲載誌の主役が“まんが”ではなかった時代に物語としての面白さを読者に提示しようと試みた作品となっている。特に『春風よがんばれ』は、“競馬”をモチーフとしており、後年の著者の趣味の発露を感じることができる。
横山光輝初期作品集

横山光輝初期作品集

『三国志』『鉄人28号』『バビル2世』『魔法使いサリー』など数多くの代表作を持ち、幅広いジャンルで活躍した漫画界の巨人・横山光輝。その原点を垣間見る初期作品集、第1弾!少年剣士・高柳又四郎(たかやなぎ・またしろう)は、満願の日、剣の道への開眼を神に祈った直後、辻斬りに襲われる。しかし、本人も気づかぬうちに辻斬りを倒してしまっていた。相手の剣に一度も触れず一撃で相手を倒す必殺の剣“音無しの剣”をあみだした又四郎は、その剣法で次々と有名な剣士を倒していく。ある日、又四郎は武士・村雨次郎(むらさめ・じろう)から真剣による勝負を挑まれるが……。表題作ほか、剣の道を極めんとする少年の活躍を描いた「竜車の剣」「白竜剣士」を同時収録。