概要
手塚マンガを読んでいると、同じキャラクターが複数の作品に登場していることに気付きませんか?これは手塚治虫が「スター・システム」という手法を取り入れてマンガを描いていたからです。 元々「スター・システム」とは、映画や演劇などで、人気のある俳優・女優を多く起用して企画を組み立てることを指しますが、手塚はこれを自身のマンガ制作に取り入れました。自ら創り出した個性的なキャラクターたちを役者に見立て、役回りも変えて様々な作品に登場させ、手塚本人は、その役者たちを抱えた架空のプロダクション担当者として、キャスティングを楽しんでいました。 今回の企画展では、そんな手塚マンガの名脇役(バイプレイヤー)たちにスポットを当てます。手塚作品を彩った名優たち。さぁ、何人顔と名前をご存知ですか?