完結したマンガの感想・レビュー16087件<<280281282283284>>存在への憧憬(ほとんどラブレター)ルナティック雑技団 岡田あ~みん漫画を読む女S3巻に掲載のポセイドンアドベンチャーのパロディー長編で岡田あ~みんって天才なんだなって理解できた気がしたクチです。 一切!無駄のない映画的コマ割りと構図に、流れるような科白回し、何度読んでも震えます(おおげさですが本当に)。うまくないのに、人の動きとか空間の描写がめちゃくちゃ上手で、弱冠二十歳でこれが描けちゃうって凄まじいことだなっていつも思ってます。 どんな環境でどんな本や映画に触れて構成されたお人なのか、それからどんな人生を過ごされているのか、気になって仕方ない、私にとっての岡田あ~みんはそういう存在です。ギャグ漫画初心者を引きずり込む強烈な魅力 #完結応援ルナティック雑技団 岡田あ~みんたかルナティック雑技団を読んで、あらためて自分はギャグ漫画というものを全く読んだことがなかったんだな〜と気付かされました。 なので、1巻を読み始めた時は王道の少女漫画設定なうえに絵が上手いので(本気出したらメチャクチャ絵が上手い人がヘロヘロのギャグ絵で描いてるのが丸わかり)、「いったいこれは何なんだ……? どんな顔をすればいいんだ」という感じでした。 が、2巻に入るとだいぶこの世界に慣れてきて自然に吹き出すことが増え、3巻には「えっ、これで終わりなの……!?」と物足りなさを感じるまでになりました。 読みながら終始『ルナティック雑技団』というタイトルについて考えていましたが、本当に言い得て妙ですよね……。 どう考えても狂気漂ってるし雑技団顔負けのアクロバットな日常だし……これ以上ない最高のタイトル。 MVPはやっぱり森夜のお母さんですね。大好き……! 躁鬱気質とゴマすり体質と息子ラブが絡まり合って情緒がヤベ〜〜ことになってて、それがいい。ギャグ漫画の世界の人だから安心して笑える。 ほどほどまともなキャラ(夢実ちゃんとかルイ先輩とか)が開き直ってハイテンションでメチャクチャやりだすところもたまらないです。 なのでその2つが組み合わさった2巻の 「寝起きの天湖くんて意識ないのよねェ」と、開き直って背中に「スキ」と指で文字を書いている夢実ちゃんの背中に森夜ママが「淫婦」と書くとこで爆笑しました。JCに淫婦て……! ・事故チューしてしまったあとの色気前回の夢実ちゃん ・夢実ちゃんの背中を押すルイ先輩のいい演技 のシーンももちろん大好きです! 全体的にだいぶ刺激的な内容が多く、当時これほんとうにりぼんで女児読んでたの……?とにわかには信じられないロックな作品。 初めて読んだ岡田あ~みん作品だったのですが他のも俄然読んでみたくなりました。 ▼2巻(第21回)のルイ先輩のこのセリフがツボ嫁姑漫画かんかん橋をわたって 草野誼名無し嫁姑戦争の究極みたいな話なんですが、たまにふっと心温まる話があって面白い。 出自が良い悪いとか、「〜の人」とかいう地域性の偏見もちょいちょい入ってきますね。 どこの地域もありますね、駅挟んでこっちは富裕層、反対はそうでもない人などそういう偏見。 そういう同じコミュニティの人が助けてくれたり、蹴落そうとしたりする、その渦中にいるリアルな一人の女性を描いてて共感できるとこ多いです。物語以上の魅力がたくさん詰まってるこっこさん こうの史代名無し女の子がニワトリを飼うんですが、鳥ですからあまり人間と意思疎通もできませんし、割と淡々と物語は進むんですが、たまにハッとするくらいが魅力的なシーンがあります。特に河原がよく出てくるんですが、そういう時にそこに流れている風とか匂いとか夕日の色なんかが、白黒のコマからはっきりと伝わってくるんです。こうの史代先生は実際に子供の頃にニワトリを飼っていて、よく土手を散歩されていたそうなので、その思い出がそのまま漫画になっているのかもしれません。自分の懐かしい記憶もなんだかよみがえってきました。 久しぶりに読み返したうごかし屋 芳崎せいむstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男連載中に読んでいたが久しぶりに単行本で読み返した。改めて読み返すと同じ芳崎せいむ「テレキネシス 山手テレビキネマ室」に近く映画ではなく、本と物語が絡んで進む。連載時は怪力の女の子がもっと活躍していた気がするがそうでももなかった。一番心に残った話は、本を収集している男性が病気をして本の置き場などで揉めて最終的には寄贈するが男性は最後のページで本屋に向かうというちょっと俺の未来っぽいなと思わせる良い内容だった。部屋に本が大量にあるので売りに行ったが、売った本と同じ数ぐらい買って帰ることがある俺には他人事ではない 白虎隊っていうか幕末会津藩史白虎隊 小島剛夕 杉山義法starstarstarstarstar_borderたか白虎隊と聞いて思い出すのは小学校の修学旅行。日新館に行って「ならぬものはならぬものです」の教えを聞いたり、白虎隊が鶴ヶ城を望み自刃したという飯盛山に登ってお土産買ったりしたな〜ぐらいの知識で読んだ(八重の桜は観てない)。歴史を学んだ今読むと会津藩の最後ってこんな壮絶で悲劇的だったんだな…そら愛されるわと納得。 15、6歳の少年を投じ、女子供は辞世の句を詠み、何千もの砲弾を浴びながら鶴ヶ城に籠城し降伏……。 ずっと徳川家に忠実に仕えてきた会津藩が朝敵となり、それでも最後まで抗い続けた姿はなんとも言えない切なさ美しさがありますね。 ただ1人生き残った白虎隊隊士・飯沼貞吉が昭和6年まで生きていたと知りメチャクチャ驚きました。すげえな。 あとプロイセン人の武器商人を軍事顧問に雇ってたっていうのも19世紀の欧州と福島にそんな形で繋がりがあったなんて…と衝撃。 白虎隊ってタイトルだけど実際は幕末会津藩史だったので、もし本当に白虎隊にフォーカスしたマンガがあるなら読んでみたい。エロかわいすぎて合掌してしまう #1巻応援咲ちゃんは淫魔の子(合掌) ほとむらANAGUMAえっちだってだいじょうぶっ教!!(挨拶) 母親が淫魔の咲ちゃんは大好きな六原君(お寺の息子)の夢に破廉恥な姿で現れてしまい距離を置かれてしまっているのだ。その手のマンガだったら鉄板の設定ですが本作は全年齢向けなのでどうにか大丈夫です。だいじょうぶっ教です。 咲ちゃんも六原君もピュアゆえに毎回すれ違っちゃうのがかわいくて、エロ要素もカラッとした感じなので万人に刺さるんじゃないでしょうか(でもちゃんとエロいぞ) やたらエロいフランスからの帰国子女サキュバスライバルが出てきたり、話もサクサク進みますしギャグのテンポも小気味いい。特に咲ちゃんの友達の女の子コンビがいい味を出しています。「うおっ!エロだ!」と構えて手に取るよりもフフッと笑いたいときとなんかカワイイもん見てえな…っていうときに読むのがよいのではないでしょうか。2巻も合掌して待ってます。 女神さまの就活ああっ就活の女神さまっ 藤島康介 よしづきくみち 青木U平名無しベルダンディーが家計の為に就活をする。 面接もあの格好で行くんだ…。面白いウチは別れて暮らしてる カワハラ恋名無し全然なんの前情報もなしになんとなく読んだんだけど面白い。別れた妻に久しぶりに再開したら、自分との間にできた6歳の娘がいたという話。 どうやら主人公の武文はより戻したいまではいかないまでも、また関わりを持ちたいみたいな気でいるらしい。 個人的には血縁上の父という立場で子育てに関わるくらいで、元妻と再び男女の中にはなってほしくないな(その方が面白いので) https://twitter.com/kawahara_info/status/1384884642428252163片方が死んでても良ければ、おすすめどう考えても死んでいる 雁須磨子nyae※ネタバレを含むクチコミです。 魚が走る漫画ギョ 伊藤潤二nyae※ネタバレを含むクチコミです。またこっちの系統を書いて欲しいロックアップ 猿渡哲也マンガトリツカレ男最近ネタ漫画家扱いされるけど猿渡哲也の描くギャグと義理人情がメインの漫画は好きなんだよね。「傷だらけの仁清」とか。 貧乏インディ団体の社長、サムソン高木が主人公。長年のレスラー生活で満身創痍、ついでに末期ガンという状態で自分のことを置いてでも人を助けていくという話が続く。ラストも含めていいマンガだった謎が謎のままで終わったのかたそかれの夢 巻来功士マンガトリツカレ男それともオレの理解力がないので謎のままなのかがわからないまま最後まで読んだ。ゴッドサイダーと違い日本の妖怪をベースにした能力とキャラクターとちょっとメタルKを思い出させる描写があったり、後半になればなるほど巻来功士っぽさ出てきてた 犯人に恋してしまう刑事が犯人を追い詰める話アイテルシー 稲岡和佐名無し※ネタバレを含むクチコミです。タイトルで判断しないほうがいいヤンデレ彼女に眠らせてもらえない話 くすのき六文銭ヤンデレ属性って、嫌いじゃないんですよ。 病的なまでの恋愛感情が、一周回って魅力的にすら感じるんです。 んで、本作のタイトル 「ヤンデレ彼女に眠らせてもらえない話」 あーなるほど、ヤンデレ彼女から深夜でも連絡がとまらず、 眠れないって話ね。 なるほど、、、、、 いいじゃないの! と脳内シナリオを完成させて、読んでみました。 内容は、交通事故にあって亡くなった主人公が、彼女(ヤンデレ)の能力によって、クマのぬいぐるみに憑依させられたという話。 そう、彼女はヤンデレだけでなく「いたこ」でもあったのだ。 ・・・ちょっと何いっているかわからないかもしれませんが、自分も初見のときはびっくりしました。 あ、霊だから? 霊だから眠れないって、そういうこと? みたいな。 ただ、全体的にヤンデレ要素はちゃんとあって、 クマのぬいぐるみであっても、主人公への狂愛はかわらず、結界をはって動けなくしたり、または生前の付き合いまで根堀葉掘りとチェックしていくなど進んでいきます。 全体的に、コメディタッチで明るい部類のヤンデレだと思います。 物理的といよりは、霊的?な話ので驚きましたが、まぁ、これはこれでアリかなと読みすすめていましたが、 最後の最後で、また、 え? ってなりました。 1巻完結なようで、これで終わりってマジか・・・となってます。 色々、想像の斜め上をいってくれる作品でした。水原先生可愛すぎるが?凸凹のワルツ 森野きこりさいろくこんなに美人顔なのに普段気づかれないっていう設定には無理がありそうなもんだがそれだけ負のオーラと威圧感が半端ないのだという描写もいっぱいあるので納得しておくことにしよう。 読み進めていくとクラスメートたちの茶々が入りそうでハラハラ・イライラして、わかりやすく「邪魔すんな」という気持ちが芽生えまくる。それだけ水原先生と春海くんの邪魔をしてほしくない(かといってどこまで進んでほしいのかもわからないが…!)ので、大いに感情移入出来る作品だと思う。少なくとも私は感情移入していて、感情移入できる作品が好きな私はこの作品は好きである。 1990年代後半に読んでいたらより楽しめそうだった百年の祭り たかもちげんstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男宗教マンガの「祝福王」、代打マンガ「代打屋トーゴー」を描いたたかもちげんの政治マンガ。 児島が尊敬してやまないが政治家の倉塚が総裁まであと一歩と迫りながらも、政敵との争いに敗れ、志半ばで病に倒れこの世を去るあと責任を感じた児島が政界に殴り込みをかけていく話で、多分1990年代の政界をもとに新党ブームや自民党分裂を絡みながら話が進んでいく。最初の方は「百年の祭り」や「アジア主義」などフレーズが登場して新しい政治思想などが登場するが最後は、義理/人情/金/過去を駆使してどうやって権力を握るをやっていくのがメインになっていった。13巻の最後にたかもちげんの長文のコラムがあるがiPhoneで読んでいたので文字が細かすぎて途中で断念してしまった... ウーのショコラへの愛が紳士すぎるシュガシュガルーン 安野モヨコciotanショコラへの愛が紳士すぎませんか???こんな幼馴染が欲しいです。チョコクロもつくって欲しいです・・・きみは天下のお天気お姉さんお天気お姉さん 安達哲かしこお天気お姉さんこと仲代桂子はその美貌で世の男たちを虜にしているが、性格は凶暴である。下着姿でテレビ出演することなんて屁でもないし、ライバルの女子アナを性奴隷にするほど奔放だが、誰も彼女には逆らえない。むしろ崇拝してしまうのだった。 ほとんどが無茶苦茶な内容で完全に度が過ぎてるのだが、それでも私が桂子さんのことを不快に感じることはなかった。それがなんでかっていうと最初の方でのエピソードでこんなのがあるからだ。 ライバルの策略によって自分の人気がなくなったと思い込んでショックを受けた桂子さんは「お天気お姉さんを辞めてお茶汲みでもするワ」と言い出す、しかしそれを聞いた高校時代から桂子さんと因縁の関係にある山岸君が心の中でこう思うのだ「”女っておもしろいこと考えるな”男が女を尊敬するのはこういう時だけだ 男のマネなんかしなくていいんだ 男の予想範疇で動かないでくれ…!」そして叫ぶのだった「きみは天下のお天気お姉さんなんだぞーーーーーッ」と。 こういうのって現代の価値観でいうとアウトなんだろうか?でもなんか私も山岸君と同じ気持ちになるんだよな。でもラストで2人がああいう関係になるのはよく分からなかった…。 村田ひろゆき氏、入魂の一作ドクター早乙女 村田ひろゆきピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。かっこいい悪人の躾け方 ダヨオ名無し読みました、清掃員×社長というもっとも萌える設定! 作風が本当かっこいいです。 キメ顔がとても良い! おしゃれかっこいいのでBL好きにはぜひ読ませたい!今まで読んだことない新感覚ネコ?漫画ボードレールの猫 生藤由美nyaeすごく設定が尖ってて今まで読んだことない内容の漫画でした。猫マンガ?本屋マンガ?わかりません。 書店員の主人公は、不慮の事故によって亡くなり記憶が残ったまま猫に生まれ変わります。 生前「本を売る」とういうことに真摯に向き合ってこなかった未練からか、ある住宅街で見つけた小さな本屋が気になってしまい猫として店内に忍び込みます。しかし店主の男性は怪訝な顔。そこで主人公は自分の体だけが人間になってることに気づきます(まさに表紙の姿)。 主人公はその格好は趣味だと誤魔化してここで働きたいと頼むも余裕はないと一蹴されます。その店主がまたイケメンなんだけど基本態度が冷たいというか厳しいのがなんかツボなんですよね。笑 だけどいつ来ても客がいない店なので余裕がないのは当然。主人公は冷たくされてもその店のことが気になって結局来てしまう。そのうち、たまに訪れる客とのコミュニケーションのなかで、店に良い動きが出始めそう…?というところまでが1巻。 本屋のサクセスストーリーなのか。猫人間の恋愛漫画なのか。今の時点ではなんとも言えないですけど2巻どうなるかものすごく気になります。 #1巻応援 爽やかな青春漫画になりそうな予感アイの歌声を聴かせて 吉浦康裕 前田めぐむ名無し読みました。絵が上手い! いじめられっ子な主人公が研究員の母親が作ったAIロボットと出会ったところまで。 絵柄のせいか、すごく爽やかな方向にいく気がします。 aiロボットが最初に歌うってところが良いですね aiというモチーフと感情が必ず乗る歌という対極のモチーフが合わさってるのが良い。 今後に期待です1巻の感想【実況感想】もういっぽん! 村岡ユウ名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<280281282283284>>
3巻に掲載のポセイドンアドベンチャーのパロディー長編で岡田あ~みんって天才なんだなって理解できた気がしたクチです。 一切!無駄のない映画的コマ割りと構図に、流れるような科白回し、何度読んでも震えます(おおげさですが本当に)。うまくないのに、人の動きとか空間の描写がめちゃくちゃ上手で、弱冠二十歳でこれが描けちゃうって凄まじいことだなっていつも思ってます。 どんな環境でどんな本や映画に触れて構成されたお人なのか、それからどんな人生を過ごされているのか、気になって仕方ない、私にとっての岡田あ~みんはそういう存在です。