少女マンガの感想・レビュー3660件<<7891011>>コミカルラブコメ。勢い素晴らしい。ドントクライ、ガール ヤマシタトモコstarstarstarstar_borderstar_borderカイ短編2本で前半は表題のドントクライ、ガール いたって正常なJKが裸族であること以外完璧なイケメンの叔父の家に居候 常識ってなんだっけ?正しいんだけど何かがズレてる違和感とのギャップが面白い 後半の漫画はお堅いヒューマンドラマ。前半とガラッと印象変わります。 サクッと読めて良い漫画余韻に浸れた。。ホタルの嫁入り 橘オレコstarstarstarstarstar_borderPom 何となく新刊が出る度に気になっていましたが、読んだら面白かった〜 3巻にして、あ、面白いなって思ったのでこの後の物語が非常に楽しみ。 プロミスシンデレラも、強い心を持った女性が主人公だったけれど、ホタルの嫁入りの余命僅かな令嬢・紗都子も、芯の通った女性でかっこよかった。(いや、かっこよくなっていっているのが正しいのかも。現在進行形で、強く逞しく。) 殺し屋・進平は、話が進むにつれて、あれカッコ良くて可愛いのか。。?いや、しかし殺し屋で、まだ謎あるな〜 沙都子が、心から進平に引かれてるんだなって読みながら感じた時が一番胸熱でした。 1巻ずつ読むと、続きが気になりすぎるなと思ったので次巻読む時は、何巻か貯めこんで読んで楽しみたいなと思います。恋多き超進学校男子ラブコメのコメがすごい #1巻応援かしこい男は恋しかしない 凹沢みなみstarstarstarstarstar兎来栄寿『星子画報』の凹沢みなみさんによる新作です。目に見えて画力が上がり、とても読みやすく魅力的な絵になってきています。 「東工大の彼氏を尊敬していたが、東京工業大学だと思っていたら東京工芸大学(偏差値37)で100年の恋も醒めた」という笑い話も漏れ聞きますが、実際に『純猥談』などでも語られていた通り高学歴の男性に欲情する女性は存在するようです。ただ、それは生存戦略的には実に真っ当なことで、高学歴であるということは現代社会においてはイコール経済力の高さに非常に結び付きやすい要素。昔でいえば、大きなマンモスを狩る能力に匹敵するわけで、それは遺伝子レベルで惹かれることも不自然ではありません。 しかし、この日本の最高位とされる進学校にはひとつ問題があります。それは、中高一貫の男子校であるということ。何なら、開成だけではなく他の御三家である麻布と武蔵も、関西の雄である灘も、全部男子校です。世界には、男と女が半々でいるにも関わらず、思春期の6年間の長い時間を男性のみがいる場所で過ごす。そして見事に東大に進学し、突如普通に女性がたくさんいる環境に置かれたときに何が起こるかは火を見るよりも明らかです。 個人的には、割とこれは根深く重大な問題だと思っています。日本最高の頭脳である東大理Ⅲの男性が、異性とのコミュニケーション能力に乏しかったり免疫がなかったりする状態は大変によろしくないのではないか。 そういう意味では、この作品の主人公・大沢正直(おおさわまさなお)のように、少々痛々しく見えてもいろいろな経験を若いうちにしておくのは大事なことだと思います。 本作は、コメディ成分が多く見た目以上に男性でも楽しく読めるであろう進学校男子のラブコメ。 「使われてる…! 他人の青春のダシに使われてる…!」 というフレーズで開幕し、他校の男女から動物園の見世物的な扱いを受けつつも、偏差値や将来性などで心の中でマウントを取りながら何とか精神の安寧を保っている普通の賢い男子高生たち。そんな彼らが慣れない女の子たちとの関わりを通して味わい深さをもたらしてくれます。 この作品の特徴は、何といっても凹沢みなみさんの卓抜したセンス。 ・「青春陳列剤」 ・「トロミをつけてクラフトビール飲むサブカルジジイ」 ・青臭いことを語ったり距離が縮まりがちな「放課後ファミレス」の言い換え→「アオハル阿片窟」 ・「目クソ鼻クソ世界王者決定戦」 ・「公立…内申点という邪教を拝する異教徒!!」 などなど、語彙力が天才的でパワーフレーズが大連発されます。架空のマンション広告のキャッチコピー「都心、開闢」などさり気ないところにも好きポイントがたくさんあります。 性格の悪いシグマ、実家が太く聖人な樹太郎らいつも3人組でつるんでいる同級生や、昂ると薩摩武士のような表情になり誤解を招くヒロインのちほねなどサブキャラクターたちも漏れなく魅力的です。 ギャグは冴えに冴えわたっているのですが、恋愛の部分や人間ドラマ的な部分もギャップで見せてくれるところが多々あります。 巻末には、外山薫さんによる外伝小説付き。サブキャラの魅力を補強する1篇となっています。 普段、少女マンガを読まない男性にもお薦めします。進学校あるあるが楽しめる方はより楽しめることでしょう。尊いもどかしいの詰め合わせ恋せよメオト。 立葵starstarstarstarstar_border宮っしぃ幸せな恋あつめました、の作者の新作 こちらもオムニバス形式で進むが、今回は1つのテラスハウスに住む夫婦それぞれに焦点を当てた物語に 前作のキャラも登場しつつも、独立した作品としても読めるが、前作読んでるとさらに楽しめます ひたすら夫婦が尊く、もどかしい気持ちも味わえ、ひたすら夫婦の可愛らしさを愛でる作品で、頭空っぽにしてただただひたすら胸キュンが味わえる 前作同様にオススメできる良作ラブコメですので、未読の方オススメですよPR厳選!読んでほしいこのマンガ忍者と極道著者:近藤信輔13巻まで刊行今すぐ無料で読む!「風鈴荘、家賃1万幽霊(オバケ)憑き」感想風鈴荘、家賃1万幽霊(オバケ)憑き 猫宮なおニーナ程良く笑えて程良く怖い。ジャンルとしてはホラーコメディとでも言っておこう。全体的にはゆるめの空気感だが、油断してると時折ザワッとした怖さがやって来るから気をつけて(笑)家政婦女子高生と漫画家先生アオハルだなんて君のせい 花瀬はる名無し現役の女子高生が家事代行のアルバイトを、男性の一人暮らし宅(しかも在宅中に)で、たったひとりで行うという、超非常識で非現実的な点にだけ目をつぶれば(本当は椿町ロンリープラネットくらい過酷な背景がないとフィクションと割り切って読めない…)漫画家のネタだしを女子高生が助けるという設定は楽しくていいと思います。コワモテで体もデカいけどとても優しい大崎くん愛も大きい大崎くん 折原透子名無し不器用でみんなに勘違いされがちだけど好きな人にはまっすぐなところがキュンとしました。大崎くん推せます。読切かと思ったら連載で嬉しい(^^)穴に落とされたモフモフの獣は、穴から出してくれた穴の底のナルゲ 鈴木ゆう名無し※ネタバレを含むクチコミです。ヤングアニマルに載っていたうちの黒魔導士がかわいすぎる! たきどん名無し花とゆめの作品がまさかのヤングアニマルに出張掲載。単行本発売の告知とはいえあまり見ない現象で、興味深く読みました。当方、女性なのでこれかなり好きだな…と感じました。単行本買おうかな。「銀の匙」の原体験的な作品百姓貴族 荒川弘六文銭『銀の匙』の著者であり、『銀の匙』→本作という流れで読んだ身としては、漫画がリアルになった感じです。 『銀の匙』のエピソードって一部脚色ありのフィクションかな?程度で読んでいたのですが、どっこい、本作を読むとリアルのほうがもっとキツイ&生々しいのにたまげました。 あ、あの話マジなんだ と、謎の説得力が増す。 そんな副読本として読んでも面白い作品でした。 農業、畜産の過酷さ。 特に、家畜を動物ではなく食料としてとらえて処理していく姿は、そんな感情はエゴだとわかっていても、胸にクルものがある。 時に面白おかしく、あっさりと書いているけど、だからこそ、読んでいて行間に残るものがある。 ただ切々滔々と農業の過酷さやエグさを語られるよりも、よっぽど残る。 普段の食卓にのる食材はすべて、農家の方々のおかげなんだとあらためて感謝したくなる、そんな本でした。 読みやすいし、小さい子供の食育にもいいんじゃないか?と思いました。会社員の真の姿×2 #1巻応援会社と私生活-オンとオフ- 金沢真之介starstarstarstarstar_border兎来栄寿『クノイチノイチ!』の金沢真之介さんによる新作です。 オンの時には同じ会社で働く社会人でありながら、 オフだとコテコテのロリィタ男子になる甘田奏太郎(あまたそうたろう)と オフだとゴリゴリのパンク女子になる阪久明(はんくあきら)。 そのふたりがお互いに秘密にしているオフの姿で出逢い、互いの正体には気付かず知り合っていく物語です。 「変身」と「ギャップ」は古来から少女マンガの花であり、時代を問わず人類の大好物であるもの。みんな大好きでしょう、こんなの。見た目は激強なふたりが、お互いに遠慮がちに距離を縮めていく初々しさがたまりません。そんな中で、誰にも言えない自分の本当の在り方を優しく肯定してもらえる瞬間など、心の中の赤ちゃんが「てーてー!」と泣き叫びます。 普段は物腰柔らかで優しいイケメンの奏太郎がロリィタ武装時して美少女になったときのかわいさや、普段は地味な経理のメガネ女子で無愛想な明がバッチバチにキメたときのカッコよさ。それらが、金沢真之介さんの絵力で強く押し出されてきます。 読切の「いっぱい出して♥淫魔のピンチ」なども含めてこれまでは結構エロの方に振ることも多かった金沢さんですが、エロなしでもシンプルにキャラのかわいさだけで十分蔵が立ちそうです。 奏太郎と明、ふたりの関係性の展開やそれぞれの奥底にあるものが気になります。歌劇学校に通う少女たちの青春群像劇淡島百景 志村貴子リョーコ淡島歌劇学校合宿所、通称寄宿舎で生活する少女たち+αの青春群像劇 メインは少女たちなんだけど、歌劇学校で今は教鞭をとっている先生の若い頃の話とか、昔やめてしまった人の話とかもある。 レッスンの話そんなにない。どちらかというと熾烈なトップ争いのある歌劇学校で屈折してしまった姿とかそれでも真っ直ぐ生きようとしている生き様的なところがメイン。これからはレッスンの話も増えるかもしれないけど。 今のところ1巻が出ていて、この夏に2巻がでる予定らしい 試し読みは1話だけできる模様! http://webcomic.ohtabooks.com/awazima/「寿々木君のていねいな生活」感想寿々木君のていねいな生活 ふじもとゆうきニーナ心温まる素敵な話でホッコリした。と同時に考えさせられもした。いかつい見た目により誤解されがちな寿々木君は、周囲の言動により自信を失い、自分らしく振る舞うことも出来なくなっていた。それが春名と出会った事により、徐々に自信を取り戻し、周囲との関係も変わっていくのだ。人を傷つけるのも救うのも、きっかけはきっと些細な事…だがその些細な事が大切なのだと感じた。世界でただひとり空を飛べない少女の物語 #1巻応援片翼のドロップス sorastarstarstarstarstar_border兎来栄寿『墜落JKと廃人教師』のsoraさんが、並行して短期連載していた作品です。 舞台は西暦3015年。温暖化と海面上昇により海が地球の90%を占めるようになったころ、人類は建物をどんどん高層化しながら自然と空を飛べるように進化したという世界。そんな世の中で唯一空を飛べない人間、「旧世代(ドロップ)」として差別を受けながら生きるのが本作の主人公・深海ツバサです。 「飛べない人間って人間なの?」 とまで言われてしまう世界。階段が設けられている学校すら希少で、移動のために常にマイハシゴを持ち歩いているヒロイン。まず、この設定が独特で面白いです。独自の理がある世界で必死に生きるツバサは白泉社の良きSF感を覚えさせてくれます。 そんな彼女が出会うのは、何やら謎めいた事情を抱えているイケメン・鷹月レン。彼との関係性も見所です。 ファンタジックな設定ですが、ツバサの抱える疎外感や無力感は現実の私たちと地続きであり共感できるものです。そんな中でも、ツバサだから見ることのできる世界の美しさ・素晴らしさもある。設定を上手く利用しながら実に良いシーンを描いているところもあって、好きです。 soraさんの画力がそれらをより引き立てているのもありますし、1話と最終話の対比構造も綺麗で素敵な物語です。 巻末には短編の「アブダクション」も収録。命の危機にあるときのツッコミたくなるところへのツッコミが好きです。機械とファンタジーと百合と #1巻応援伽藍の姫 -がらんのひめ- こるせstarstarstarstarstar_border兎来栄寿『きみと世界の終りを訪ねて』や『わたしたちの終わりと』のこるせさん最新作。 今回はSFファンタジーアクションですが、その中でお得意のポストアポカリプスに近しい要素も感じさせてくれる内容です。 『セメルパルス』などもそうですが、『百合姫』の中にもこういう作品が存在する多様性があることがまず良いですね。 本作は、機械文明が滅びた後の世界という設定となっています。それ故に、遺跡や長い時間をかけて自然に侵食された建造物などがたくさん描かれており、そこはこるせさんの持ち味全開です。一話のカラー見開き扉絵なども、一枚絵で昂りを覚えさせてくれます。 かつて力を持った王が作り出したさまざまな生き物が神によって変えられた姿である不死の魔物「モノツキ」の脅威に晒されながら、天使によってもたらされた15の「聖石」(通称:「石様」が作り出す人類の僅かな生存圏。 そんな過酷な世界で出逢いを果たすのは、幼いころの記憶を失っており姉の影を追い求める少女・イサナと、どこか姉に似ている一切の記憶を持たない機械のヒメ。 表紙イラストからして独特さを感じられると思いますか、ヴィジュアル的にもキャラクターからモノツキまで含めてこるせさんのセンスが溢れています。 謎が謎を呼ぶ彼女たちの旅は、危険や未知に満ちておりサスペンスフルで目まぐるしく展開していき、面白く続きが気になります。 『百合姫』らしいキャラクター同士の関係性の変遷もあわせて今後とも楽しみです。かまってちゃんは もうかまいません婚約破棄を持ちかけられて十数年、そこまで言うなら破棄しましょう! まろ 由村starstarstarstarstar_borderママ子※ネタバレを含むクチコミです。カッコいい女性代表紅霞後宮物語~小玉伝~ 栗美あい 雪村花菜starstarstarstarstar_borderママ子小玉は元将軍で度量も胸もでかい! この時代としてはかなり偏った価値観の持ち主ではあるけど悩み傷つきながら文林を支える姿がまっすぐでいて健気です 文林は小玉の部下であったが、後続に血が流れており戦乱後皇帝に。 ちょっと歪んだ性格だけどイケメンだから許す(笑)だけど、言葉が足りな過ぎて優しさがかえって傷つけてしまうことも・・・ この二人の関係は一般的な夫婦の幸せの形とは似ても似つかないだろうけど、男女の愛を越えた人生の戦友としての強い絆が最後まで続いてほしいな。 お互いの利益のため共同戦線!結婚独身貴族 村田モト 朝比奈夕菜starstarstarstarstar_borderママ子主人公は結婚や恋愛をせずともオタクな生活で人生満喫している。 リアルはオタク活動に理解のある職場と大学のイケメン同級生と飲んだりしてこちらも環境的には申し分ない。 しかし30近くなってくると、どこからともなく出てくるのが「結婚」の話。 面倒なことを回避するべく、イケメン同級生と結婚戦線を張ることに。 最終的にはくっつくんだろうなと思いつつ、読んでます。 絵を描きたい、稼ぎたい。いつか死ぬなら絵を売ってから ぱらりstarstarstarstarstarPom 芸術って奥深い。 当たり前に生活するために、お金が必要。 いやー、背筋がゾクゾクしました。 2巻まで読みましたが、ここからもっと話が大きく展開していくのではないかなと予想。 美術的な豆知識もちょこちょこ書いてあるので、勉強になる。(芸術に触れるのが好きな自分には、へぇ〜!が多かったです。) 透くんも、何となく裏がありそうだし、凪森くんと何かあったのかな? ざっくりとすぎますが、学べることが多そうな作品。 伏線がはられすぎて気になることが多いし、読み返す度に面白さが増す気がします。アニメよりマンガ派ですちびまる子ちゃん さくらももこstarstarstarstarstar_borderあいざっくアニメ版よりも、更にまる子ちゃんが打算的で怠惰な所が寧ろ好きです笑 今の時代と違って娯楽が少ない時代ですので、 ちょっとしたことでも一大イベントになってたり、 時間の流れがゆったりしていて、昭和って良い時代だったんだなと感じます。 今のマンガにはない雰囲気やセリフの言い回しも多く、 逆にハイカラなマンガなのでは??と思います。 私と同世代以上の人は子供の頃に読んでいたという人も多いのではないかなと思うのですが、 最近久々に読み直して懐かしさも相まって温かい気持ちになりました。 大人だけではなく、現代の子どもにも読んでもらいたい作品だと思います。転生、悪役令嬢、男装。それに加えてBなLを楽しむ存在ちらり。悪役令嬢、セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした。 秋山シノ 秋桜ヒロロ DANGMILL 角川ビーンズ文庫編集部starstarstarstarstar_borderゆゆゆ主人公が男装した姿・セシルの言動がまるで昔のビジュアル系バンドのメンバーがやっていそうなことばかりで(本人曰く理想の男性像で男になりきっている)、女の子からキャアキャア言われても仕方ないよねと、ほのぼの。 ストーリー展開はシリアスありつつもコミカル。 際立つ、鈍感な主人公。 いや鈍感なのではなく、普通の人は男装してハーレム状態なんて思いもつかないのでは。 そう、男装して理想の男性的な言動をとって、女の子からキャーキャー黄色い声。 男の子からも「いや俺は男であいつも男だ」な展開。 死にたくないだけなのに、あちらにもこちらにもハーレムの芽が。 なんて罪な女の子。 セシルの鈍感さと、ドタバタなラブコメディがおもしろい。アニメ化もされた、意味深タイトル作品彼女が公爵邸に行った理由 Whale Milchastarstarstarstarstar_borderゆゆゆ転生モノとわかった冒頭、よくある小説家になろう転生モノテンプレと少し違うぞと気付いた。 推理もののような不可思議な展開(転生先の小説が推理ものだったんだろうか)を楽しみつつ読んで、一段落して調べてみて、なるほどと納得。 海外(韓国)の転生モノだったようで。 コテコテなノリや反応と少し違うストーリーは、目新しくておもしろかった。 さすがアニメ化作品。 あからさまな伏線かと思ったら全くそんなことはなかったり、予想外の伏兵がいたり。 死にたくない恋愛もの、楽しい。 レリアナは公爵邸に行ったのではなく、移り住んでいると思うんだけど、それは置いておこう。 イラストもきれいで、ちょっとした表情が男女問わず素敵。 縦読みは慣れていないけど、読めなくはないとわかった。 紙の本の厚みが恋しくなるように、全体をバッと見たい気持ちが生まれてくる。 スマホからだと読みやすいけど、悩ましい。誰かを想うことができる日々のありがたみ。この恋は世界でいちばん美しい雨 宇山佳佑 碧井ハルstarstarstarstarstarPom すごく感動的な話だった〜 中盤くらいから、涙腺が緩む緩む。 もう、誠と日菜が織りなす真っ直ぐな純愛に久しぶりに心打たれました。 死亡した誠と日菜が、ライフシェアリングして現世に戻った後、その時思った気持ちとは裏腹に出てくる自らの、生きることに対する欲望。 残酷だったし、人間ってものが現れていたなぁ。。 だけど最後には、やっぱりあの結末になるんだと。。 切ないし悲しいけど暖かい気持ちになる。誰かを想えることって当たり前じゃないんだな、雨が降るって良いな〜と思える素敵な作品でした。アオハルというリトマス試験紙 #1巻応援きらきら、あおい itostarstarstarstarstar_border兎来栄寿最早、兵器とも言える破壊力です。 人気イラストレーターであるitoさんが描く、淡いフルカラーで彩られる青春の1ページ。 ある人は、若い男女のもどかしくなるようなやり取りに緩む頬やときめく心を止められないことでしょう。 またある人は、異次元のようなできごとに虚無感を覚え魂の慟哭が起こるでしょう。 読む人の人生を照らし浮き彫りにしてしまうほどの、何なら粒子に返してしまうほどの眩さを放つ、純然たるボーイミーツガールです。 高校生になって最初の日に出会った、同じクラスの前の席の男の子。 初めて触れた手。 勉強会。 初めての通話。 初めて一緒にする校外でのお出かけ。 ふたりで乗る観覧車。 席替え。 そして…… ある種『別冊マーガレット』や『デザート』を超える甘さを呈しながら、しかしそれだけでは終わらずアオハルの渦中の繊細な感情を丁寧に掬い取ってつぶさに描いていきます。 高校生の男女が迎えていくひとつひとつのイベントが、itoさんの絵の魅力を伴って心を揺さぶってきます。 「あったなぁ、こんなとき」 と共感するか。 「自分の人生にはまったく存在しないものだ」 と断絶を感じるか。 あなたはどちらでしょうか。<<7891011>>