「復讐のために整形したんじゃない! 私は、よくいるただの整形信者」――美容クリニックで脂肪吸引のカウンセリングを受けている女性、淡島なつ(22)。小さい頃から容姿のことでイジメられ、人から醜いと言われた記憶が刻み込まれている。「本当の自分」を取り戻すためには、お金が必要。勤めているのは繁華街のキャバクラ。整形のために夜の世界に飛び込んだが、夜の世界で働き続けることに不安がないわけではなかった…でも600万かけて整形した顔にメイクを施していると気分が明るくなるなつ。美しさは世界で一番平和な武器だと思う。そんなある日、5番テーブルについて、と指示を受け向かうと、そこには高校時代になつをイジメていた同級生・木島が…!? 「大丈夫、何も言わなきゃバレるわけない」鏡に映った自分の顔を見て安心するなつ。平然を装ってテーブルにつくと、「でさー、このうち何人が整形なの?」とおもむろに切り出す。「鼻いじってるとブタ鼻できないって、ほんと?」木島はなつにお構いなしで鼻を触ろうと手を伸ばしてくる。我慢の限界に達したなつは…!? そんななつをみつめていた、木島と一緒に来ていた男・大川はかつて、なつと一緒にイジメられていた同級生であった! キレイな外見は手に入れたけど、本当の恋愛をしたことがないヒロインのヒューマンラブストーリー!

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