「先生は少し、真面目過ぎるんです。俺と、堕ちてみましょうか」 持田環は、“理想の教師”になることを目指している新米教師。生徒のために朝から晩まで働きづめな環を、養護教諭の早乙女は軽口をたたきながらもフォローしていた。そんなある日環は、担任するクラスのある生徒の発言をきっかけに、教師としての自信を失いスランプに陥ってしまう。うまくいかない現実に打ちのめされている環に早乙女は「慰めてあげようか」と近づいてきて……。放課後の教室に響くのは泣き声? それとも啼き声? 傷ついた心とカラダにしみわたる、“依存性”の高いミダラな大人の恋。