マスターズのリベンジを全米オープンで晴らそうとする坂本遼。序盤は落ち着いたプレーを心掛けることだったが、徐々に難コース・べスページの罠にはまり、スコアを伸ばすトップグループから引き離されてしまう。そして15番ホールでトラブルに見舞われた流れから、1メートルのパットを外してしまったことが、さらに遼の心を深く傷つけた。迎えた2日目、最初の1メートルパットを外したことで、その傷はさらに大きくなり、予選カットラインを気にしなければならない苦しい展開となる。その後も訪れたピンチの連続で、遼はイライラを募らせるのだった……。