あらすじ「バカ」の大量発生による社会不安の増大。世間からの風当たりは強まり、「バカと人間の共存」を目指していた須永の気持ちは揺れ動く。ついには人間に対し反転攻勢を試みるフールズの強硬派も現れて――!? 不世出の奇才・皿池篤志がつむぐ傑作SF第3巻!
作者の「レイチェル・ダイアル」が大好きだったので気になって1巻を読んでみた。正直あまり面白いとは今のところ感じない。 JKで異能でSFという属性だけでみれば大好物。作品の核とも言える異形存在「バカ」のネーミングが緊張感と没入感を削ぐ。もちろんそこに秘められた意図やメッセージ性を汲み取れなくもないけど、あまり面白さに寄与しているようには…… テーマとして扱われていると思われる人類の進化や欲求、社会学への解像度が低めで、これがGJで連載されてるといわれても、少年漫画と言われたほうがまだしっくりくるかな。 レイチェルで良かったのがキャラの良さ、ホロリとくる人情物語、回を追うごとに増す愛着って感じだったので、今作でも強みが発揮できるとといいなと思う