あらすじ

「なんで、俺じゃねぇんだよ…っ」私は_匠兄が好きなのに…、肌に触れた熱も、唇の感触も、耳に響く言葉も、私に残るのは全部、巽のもの。弟みたいな巽の気持ちに応えることはできないけど、そばにいてくれることは嬉しい私。絡んではほつれて、結びつくことのないこの気持ちの行き場はどこ?
下から、甘噛み。【マイクロ】 1巻

神様、運命の人がいるというのなら、意地悪せずに教えてください――。小さい頃からずっと一緒だった匠兄が地元を離れると聞き、ようやく自分の気持ちに気づいた朱莉。こんな気持ち気づかなければよかったの? ――でもこの時、匠兄を想う私がいるように、私を想ってくれる人がそばいることを、気づかずにいたのです…。禁断の恋物語、開幕!

下から、甘噛み。【マイクロ】 2巻

「なんで、俺じゃねぇんだよ…っ」私は_匠兄が好きなのに…、肌に触れた熱も、唇の感触も、耳に響く言葉も、私に残るのは全部、巽のもの。弟みたいな巽の気持ちに応えることはできないけど、そばにいてくれることは嬉しい私。絡んではほつれて、結びつくことのないこの気持ちの行き場はどこ?

下から、甘噛み。【マイクロ】(3)

大学生になり、地元を離れた幼なじみの匠兄が帰ってきた! 喜びもつかの間、夏祭りで朱莉が見たのは、匠と彼女のキス――。ショックを受ける朱莉に、匠の弟・巽からのキスの雨。まるでさっき見た光景を打ち消すように…。私、このまま巽としちゃうのかな? 激しくて、容赦のないキスに、このまま、流されてもいいと思った――。

下から、甘噛み。【マイクロ】(4)

匠兄の彼女が亡くなったのは、自分の言葉のせいかもしれない。落ち込む朱莉に対して、巽は以前にも増して大切に、大事に朱里と接するように。弟みたいな巽はもういない。気づいてはいけない気持ちに気づいてしまった朱莉は、ついに巽の気持ちに返事をするけど――!?

下から、甘噛み。【マイクロ】(5)

「もう一緒にいられない」。両想いのはずなのに、匠兄に対する罪悪感から巽のことを受け入れられない朱莉。離れることを決めさせたのは自分なのに、ほかの女の子といるのを見た時は胸が苦しくなる。巽が残した私の中の疼きが、消えることなく大きくなっていくけれど…?