あらすじ

人生懸けた恋をした。女と女の最後の選択! 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人の旅路で次第にあらわとなる、血縁への執着と、お互いへの無理解。未練と倦怠に挟まれ、自殺か服役か逃亡か心中かいずれも“どんづまり”の 選択肢を前に立ちつくす二人に、光は射すのか…。血にまみれた手で欲したものはなんだった? 女たちの魂の咆哮、あるいは彷徨―― これにて幕。主な登場人物/殺した女(学生時代から密かに「殺した女」を慕っていたレズビアン) 殺させた女(夫殺しを依頼した。レズビアンから向けられた好意には気づいている) 「殺した女」の兄(妹はそそのかされていると信じ込み、出頭させようと画策する) 【第21話~最終話を収録】
羣青(上)
殺した女、殺させた女。傷つけ合い求め合う魂の物語。日常的に夫から暴力を受けていた女と、その女を慕い、請われるままに彼女の夫を殺したレズビアンの友人。殺害現場に証拠を残したまま二人の女はともに逃亡を謀る。明日をも知れぬ逃走生活の先に二人は果たして何を見るのか、それぞれどう落とし前をつけるのか――? 極限状況下で震える魂の物語、開幕! ●主な登場人物/殺させた女 (自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、殺した女 (学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン。生家はかなり裕福な“お嬢様”)●本巻の特徴/連載開始時は 弱冠22歳だった著者が放つ、渾身の460ページ! 第1話~第10話に、番外編も収録。
羣青(中)
限状況下の二人、愛憎の限界を更新する!! 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人を中心に渦巻く悲しみと苛立ちの嵐に、周囲も否応なく巻き込まれ…。人間の真実の姿を暴き出し、ドラマはさらに深化する。480ページの大ボリュームで贈る、緊張の中巻! 殺人を犯し逃げる女と、共に行動する殺人教唆をした女。どこで間違えたのか、どうしてこうなってしまったのか―― 自問自答に疲れきり、行き場を見失う二人。愛憎の限界を更新し続けるたった二人のカタストロフ。行き着く先は、一体…? 主な登場人物は、殺させた女(自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、殺した女(学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン)、レズビアンの彼女(事件発生後、破局した、「殺した女」の10年来の恋人)。“犯罪者”であるニ人の周囲の人間も次々登場する本巻。人間の持つ「業」に迫った第11話~第20話を収録!
羣青(下)
人生懸けた恋をした。女と女の最後の選択! 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人の旅路で次第にあらわとなる、血縁への執着と、お互いへの無理解。未練と倦怠に挟まれ、自殺か服役か逃亡か心中かいずれも“どんづまり”の 選択肢を前に立ちつくす二人に、光は射すのか…。血にまみれた手で欲したものはなんだった? 女たちの魂の咆哮、あるいは彷徨―― これにて幕。主な登場人物/殺した女(学生時代から密かに「殺した女」を慕っていたレズビアン) 殺させた女(夫殺しを依頼した。レズビアンから向けられた好意には気づいている) 「殺した女」の兄(妹はそそのかされていると信じ込み、出頭させようと画策する) 【第21話~最終話を収録】
water cube

water cube

イケメンで優等生な主人公の水希大祐。ある日プールで盗撮していた現場を担任の先生にみつかってしまい、なんと!女装させられ、無理矢理に女子水球部のメンバーとなってしまう!?ココロが揺れる、甘く切ない青春ストーリー第1巻!!
お母さん二人いてもいいかな!?

お母さん二人いてもいいかな!?

「ねぇママ、俺も半分お父さんでできてる?半分は誰のコドモ??」妻と妻で、母とママ母。女手二つの婦妻(ふさい)に、息子は問いかける。昨今の大ブームに輝く≪LGBT≫ではない、流行らなくても輝かなくても東京の街に埋もれながらずっと存在していた二人のレズビアン女性と、息子たち、それを取り巻く人々の同性愛・異性愛・同性婚・異性婚・非婚・未婚・結婚・死別・仕事・家事・育児・不妊・妊娠、性教育・選択・カミングアウトと日常。「愛って、なんですか?」をみんなで探す、≪ふつうの人たち≫のエッセイ。
レズと七人の彼女たち

レズと七人の彼女たち

あの人が世界一素敵! あの人も世界一素敵! あの人も世界一素敵! あの人も世界一素敵! あの人も世界一素敵! あの人も世界一素敵! あの人も世界一素敵! ≪私の世界で一番素敵な人≫と付き合うはずが、同着1位の世界王者が7人現れてしまった。選ぶ? 別れる? どうにかする!? 「いないより居るほうがマシだから」「いい人が見つかるまでの寂しい時間を埋めてくれるなら」異性愛者・同性愛者入り乱れ、各々の理由を抱えながら、誰も騙さず、ときに彼女同士支え合いながら全員公認の恋愛7人前同時進行!! ひとりのダメ女をシェアする7人の彼女たちの苦節エッセイコミック。
ちんまん

ちんまん

2009年に刊行された短編集「ちんまん」(日本文芸社刊)収録作をシリアス漫画サイドとコメディ漫画サイド、両極端の2冊に分けて再編集! ぶっきらぼうな夫と見守る妻の出征前夜『恋しらに』 思いつきでウッカリ彫り師を目指してしまったオレの紆余曲折『刺青龍門』 神風特攻隊として散った照れ屋な青年の恋『君、凛々と』 リング以外で素直になれない俺とお前といい女『サニー』 新宿でバーを営む陽気なママは超武闘派の元暴走族副総長『LADY STANCH』 俺本当は建築家になりたかったのにお金がなかった『cheerio』 本作は初期のショートストーリー6篇を収録。
ママ母手帳

ママ母手帳

新宿二丁目で拾った酔っ払いは、ネグレクト気味のシングルマザー。泣きやまない息子、育児で気が狂いそうな母親、無理解な主人公。幸せになれる日なんて想像できない、赤ん坊の泣き声が轟くだけの時間に疲れ果てる日々。赤ちゃんは「たまに泣くけど大体いつも可愛くスヤスヤ眠るかおっぱい吸ってるだけの生き物」だと思ってたし、「母親は誰しも聖母で母性のパワーで育児が自然にこなせて穏やかに赤ちゃんを抱いているだけの神聖な存在」だと思ってた。レズビアンの母親二人の育児を追ったコミックエッセイ『お母さん二人いてもいいかな!?』の前日譚シリーズ・上巻。
ちんまん~中村珍マンガ集 コメディ短編だけ~

ちんまん~中村珍マンガ集 コメディ短編だけ~

2009年に刊行された短編集「ちんまん」(日本文芸社刊)収録作をシリアス漫画サイドとコメディ漫画サイド、両極端の2冊に分けて再編集! そのコメディサイドがついに登場。いつでもどこでも発情しちゃう病気「突発性発情症候群」。その患者である女子たちの泣き笑いの苦悩を描く暴走コメディ「超みだれ××」シリーズをはじめ、中村珍が描くコメディ短編をギュギュっと凝縮! 中村珍が萌えについて掘り下げまくる煩悩炸裂ショート『正直者と萌えの湖』(コミックヘヴン連載『珍萌』より改題)も収録。なんと半分以上が単行本未収録作、中村珍の知られざる一面が垣間見える、ファン必見の一冊!