あらすじ

国中が噂していた。アリシアが大貴族ラインフェルト家の当主と結婚するのは、「義母に売られた」からだと。アリシアの亡き母は王の姪。望まれたのはその血筋だけで、彼女は浪費家の義母により、大金とひきかえに盆にのせられさし出されたのだ。しかし思いがけず、夫ユリウスはやさしかった。アリシアはつかの間、義母に受けた仕打ちを忘れる思いだったが、彼女はまだ本当の苦しみを知らなかった。親子ほど年の違う夫の秘密。そして夫の甥である若き騎士エミリオに寄せられる狂おしいほどの恋慕を。
花嫁の真白き秘密 1巻

国中が噂していた。アリシアが大貴族ラインフェルト家の当主と結婚するのは、「義母に売られた」からだと。アリシアの亡き母は王の姪。望まれたのはその血筋だけで、彼女は浪費家の義母により、大金とひきかえに盆にのせられさし出されたのだ。しかし思いがけず、夫ユリウスはやさしかった。アリシアはつかの間、義母に受けた仕打ちを忘れる思いだったが、彼女はまだ本当の苦しみを知らなかった。親子ほど年の違う夫の秘密。そして夫の甥である若き騎士エミリオに寄せられる狂おしいほどの恋慕を。

花嫁の真白き秘密 2巻

国中が噂した。アリシアが大貴族ラインフェルトの当主と結婚するのは、義母に金で売られたからだと。アリシアの亡き母は王の姪。その血筋だけを望まれ、彼女は親子ほど年の違う男に嫁いだのだ。五年後。夫が亡くなってもアリシアは自由の身とはならなかった。すぐにつぎの夫があてがわれ、子作りを命じられたのだ。相手は亡き夫を慕い、アリシアとも親しかった若く有能な青年エミリオで、彼女には信じられなかった。まさか彼が美しい瞳に軽蔑をたたえ、アリシアの肌を蹂躙しようとするなんて…!

花嫁の真白き秘密 3巻

国中が噂していた。アリシアが大貴族ラインフェルト家の当主と結婚するのは、「義母に売られた」からだと。アリシアの亡き母は王の姪。望まれたのはその血筋だけで、彼女は浪費家の義母により、大金とひきかえに盆にのせられさし出されたのだ。しかし思いがけず、夫ユリウスはやさしかった。アリシアはつかの間、義母に受けた仕打ちを忘れる思いだったが、彼女はまだ本当の苦しみを知らなかった。親子ほど年の違う夫の秘密。そして夫の甥である若き騎士エミリオに寄せられる狂おしいほどの恋慕を。

花嫁の真白き秘密 4巻

大貴族ラインフェルト家の当主ユリウスが亡くなり、甥であるつぎの当主エミリオに驚くべき命がくだった。なんとユリウス伯父の妻アリシアを娶り、子作りせよというのだ。王家の血を血を引く子を得るためだという。亡き伯父を敬愛するエミリオは反発するが、そんな時、アリシアが伯父を裏切り男と密会していた事実を知る。怒りのあまりエミリオはその夜、強引にアリシアを抱いてしまうが、伯父の妻だったはずの彼女はヴァージンだった。なぜ伯父は、花嫁を抱かなかった? 無垢なまま5年も…?

花嫁の真白き秘密 5巻

【最終話!】なぜ伯父は花嫁を抱かなかった? 5年も無垢なまま…? 大貴族ラインフェルト家の当主ユリウスが亡くなり、次の当主エミリオはユリウスの妻アリシアを引き継ぐことに。二番目の夫として王家の血をひく彼女と子作りすることが目的だが、肌をあわせてみれば彼女はヴァージンだった。人妻だったはずなのになぜ? それにアリシアには、ユリウスを裏切り男と密会していたという疑惑もあったのだが…。謎が深まるなか、夜半に出かけるアリシアのあとをエミリオは追い?