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私立藤ケ嶺学院に転入した絢藤沙羅。極度の赤面症に悩む彼女は、この学院で友人を作り「普通の学生生活」を送ることを夢見ていた。しかし花厳アイリスに目をつけられたことで、その夢は崩れ去ることに!?
「蝶鬼（ちょうき）」と呼ばれる吸血鬼であるという秘密を持つ、花厳アイリス。そのアイリスの「花贄（はなよめ）」に選ばれた絢藤沙羅は、アイリスの傲慢さに腹を立てながらも、少しずつ惹かれていくが――。
アイリスに血を吸われ、主従関係を結ぶことになった絢藤沙羅。お互いに惹かれ合う気持ちが強まる中、アイリスの前世が明らかに――。新たな少女の登場に、蝶と花の気持ちが揺らぐ第３巻。
血を吸われた花贄は１年以内に死ぬ――。その事実を突きつけられたアイリスと沙羅は、悩みながらも確実に愛を深めていく。限られた時間の中で、ふたりはどのような時間を過ごし、どのような結末を選ぶのか。
物語は舞台となる学園に転入してきた主人公の沙羅が偶然にもとある見てはいけない現場を目撃し、それを知った生徒会長兼【蝶鬼】であるヒロインのアイリスがとある制約を結ばせ、沙羅を自分の【花嫁】としてしまう所から物語が始まります そこから蝶鬼や花嫁達へと課せられた制約や謎が明らかとなっていくシリアスな展開や制約に関わるある行為に加え、主従関係や学園ならではの尊い百合の数々が読者達の前に突きつけられますが、それらが破綻する事無く見事に調和しているのが大変素晴らしく第1巻から世界観に惹かれてしまった程であり、未読な百合好きな方々に今尚オススメしている作品でもありますので皆さんも【吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん】を読まれてはいかがでしょうか？