あらすじかつてユーゴスラビアの内戦で妻子と生き別れたニコロ。病魔に侵され、余命いくばくもない彼の心残りは、息子のミルコから、自分を捨てて逃げたと誤解されていること…。“息子の誤解を解いてやろう”というファウストの持ちかけに応じたニコロは、その直後、古代ローマに立っていた。暴君ネロが支配し、キリスト教が広まり始めた西暦64年のその地で、彼が記した日記が、のちの現代に大きな波紋を呼ぶことになる!