あらすじ

31歳の小説家、大谷かおるには忘れられない苦い過去があった。5年前、クラブの支配人である夫が週に1度くらいは朝帰りをし、その日も子供と一緒に夫を迎えに出たかおる。だが、夫の首すじには生々しいキスマークの跡があった。だがその夫に対し、少しでも疑いを口にしようものなら、子供の前でも凄まじいDVが…。境界性人格障害―― それが夫の病名。離婚を決意したかおるだが…。
もう抱き合えない人

31歳の小説家、大谷かおるには忘れられない苦い過去があった。5年前、クラブの支配人である夫が週に1度くらいは朝帰りをし、その日も子供と一緒に夫を迎えに出たかおる。だが、夫の首すじには生々しいキスマークの跡があった。だがその夫に対し、少しでも疑いを口にしようものなら、子供の前でも凄まじいDVが…。境界性人格障害―― それが夫の病名。離婚を決意したかおるだが…。