人狼のフィルは一族の仇敵・吸血鬼を暗殺するため、“最強の吸血鬼”と恐れられるエリック・ボーフォートと その弟レイの屋敷に人間の執事になりすまし潜入する。だがエリックは友好的で善良であるばかりか、吸血鬼らしい欠点の数々を謎の意識の高さで克服しており、フィルにはどうしても彼を暗殺することができず…!? 人狼執事の脇が甘々すぎるのか、はたまた吸血鬼の徳が高すぎるのか…!? 人狼執事フィルの暗殺が果たされる時は来るのか…!? “意識高い系”吸血鬼VS仕事はできるが脇が甘い人狼執事、人外主従が繰り広げる下剋上暗殺コメディ!!
主人公の人狼(オオカミ男みたいな生物)が何千年にも渡って奴隷身分として人狼の一族を扱ってきた吸血鬼に復讐をしようとするものの その主人がいい奴すぎて殺せない&ずっと吸血鬼に主従してきた長年のDNA蓄積によって主人に褒められると犬みたいに喜んでしまったりして結局主人を殺せないっていう感じのコメディー ノリとテンポが良くて読みやすい