あらすじ遊郭「ドロップス」――客はそこで、色とりどりの人工生命体・ドロップを買い、一緒に過ごす。この店でのドロップの消し方は一つ、最後まで抱いてやること。そうして客に消されるのがドロップたちの望みなのだ。ドロップたちの”賞味期限”は1週間。売れ残り、期限切れとなったドロップは処分される――。軍を離れ、一晩の寝床を探していたシナモンは、店の窓辺で泣いている白いドロップ・ハッカを買うが――。