あらすじ

首供養。それは戦場にて敵の首三十を取りし者が出来る誉れある行事。殿より褒美とし朱槍を賜り、今まで取りし首の供養をすることだ。そんな首供養にまつわる物語「首」と、ほか八編からなる永島慎二の短編集。
首
首供養。それは戦場にて敵の首三十を取りし者が出来る誉れある行事。殿より褒美とし朱槍を賜り、今まで取りし首の供養をすることだ。そんな首供養にまつわる物語「首」と、ほか八編からなる永島慎二の短編集。
フーテン

フーテン

昭和30年代の新宿。仕事もなく金もない自らを「フーテン」と称して、その日その日を凌ぐ人たちが日本中から集っていた。漫画が描けない漫画家「ダンさん」こと長暇貧治はそんな連中の顔役で……様々な人間模様を織りまとめて描く、永島慎二の私小説風傑作シリーズ!
首

「ある瞬間の、ある人間を、自然の心でとらまえて描きつづっていく…(略)…そこから生まれる作品群は、一篇の詠嘆詩であるだろう」(あとがきより) 永島慎二の中期傑作劇画短篇集。珍しいセルフカバー作品の「殺人者たち」を収録。