あらすじドクロくんに今までやられている歯医者さん。今度は反撃だ!診察椅子に手足を拘束して電気ドリルで近づくと、さすがのドクロくんも悲鳴をあげる。ところがやられてもただでは起きないのが天下のイタズラ小僧・・。
昭和ふうというかドリフふうというか、ばかばかしさ全開のいたずらを満載した作品。主人公は小学生の死神ドクロ。学校では先生や同級生に、家では家族に。温泉、デパート、万博などなど、日常すべてのシチュエーションでいたずらを仕掛けまくり。先生の頭に黒板消しを落とすなどの直球もあれば、本当は違うのにロボットだ芸能人だと言い続けて大衆を混乱させる心理作戦なんてのも。たまに飛び降り自殺で的当てゲーム、といったシャレにならないいたずらもあったりして…。まあ深刻なことにならないので、漫画だからいいやと子供のころは大爆笑して読んでいたものです。実際試してみたこともありましたね。箱の中からあやしい声が聞こえる、というのを。しかし大人になるといたずらを考えるのもしんどいもので、けっこう著者も大変だったのではとも思ったり。しかしギャグ漫画を読んでそういうことを考えるのは野暮ですね。大人になったら笑い飛ばして読むのが正解でしょう。