あらすじ

竜門卓は失踪した猟犬探しを生業とするアウトロー探偵。そんな竜門の元に、西日本海ファームのオーナー・菅井より、調教所から忽然と姿を消した老厩務員・田畑が連れ出した犬・ファング、そしてかつての名馬・ヴェガシールドの捜索依頼が。捜索に行き詰まっていた頃、恩義のある白川からは、また一つ犬探しの依頼が舞い込み……。自らの信念を貫く男の生き様の落ち着く先は何処に!? 2011年、フランス文化省より芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章した、世界の谷口が贈る至高のハードボイルド叙情詩、完結編。
猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン

竜門卓は失踪した猟犬探しを生業とするアウトロー探偵。5年程前に、祖父の死によって膨大な山地を相続し、人里離れた山奥で相棒のジョーとともにつつましやかな生活を送っている。猟犬探しの謝礼は、自分が決めた額しか受け取らず探す犬の種類も限定するような、自分のポリシーを頑なに貫く、ひと筋縄ではいかない男。そんな竜門のもとに、その腕の良さを聞きつけ、また新たな仕事が舞い込んで来た……。

猟犬探偵 2 サイド・キック

竜門卓は失踪した猟犬探しを生業とするアウトロー探偵。そんな竜門の元に、西日本海ファームのオーナー・菅井より、調教所から忽然と姿を消した老厩務員・田畑が連れ出した犬・ファング、そしてかつての名馬・ヴェガシールドの捜索依頼が。捜索に行き詰まっていた頃、恩義のある白川からは、また一つ犬探しの依頼が舞い込み……。自らの信念を貫く男の生き様の落ち着く先は何処に!? 2011年、フランス文化省より芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章した、世界の谷口が贈る至高のハードボイルド叙情詩、完結編。